2001年8月6日月曜日

SOMETHIN' ELSE / Cannonball Adderley


 患者さんにいただいたジャガイモでカレーを作った。カレーといっても某有名食品会社の何の変哲もないカレーなのですが・・・。さて、取り出しましたる、「BLAIR'S AFTER DEATH SAUCE(Gardner Resources. Inc.)」。まあ、タバスコの一種なんですが、なんか凶悪なパッケージです。とても食品とは思えません。骸骨がとうがらし持って笑ってるし。こいつを3滴ほど・・・ぼとっ、ぼとっ、ぼとっ。かちゃかちゃ(←混ぜている)。
 一口目。そんなに辛くないな。タバスコのようなちょっとつんとした匂いが・・・。二口目。うん?舌がしびれる?・・・。三口目・・・どば!(汗の吹き出る描写)。ごめんなさい。ごめんなさい。辛いです。は~ひ~です。
 僕は辛い物大好きですから大抵の辛系の物はいけますが、これは辛いです。まじで。こいつ数滴で何でも激辛フーズに変身です。とてもいかしてます。パッケージを見るとXXX HOTの文字があるし、注意書きを見るとフライドチキン、ミートローフ、チーズバーガー、寿司(!)等々、何にでもぶっかけて食べて下さい。なんて書いてありますが、こんなのがチーズバーガーとかにかかってたら、きっと死人が出ます。罰ゲームにしてもたちが悪いです。
 気に入りました。いろんな物にかけて食べよーっと。これ、どういうところに販売されているのかよく知りませんが、日本での輸入元はこちらです。
 曲はCannonball Adderley(実質上はマイルス・デイビスのコンボといわれますが・・・)。1958年の代表作、SOMETHIN' ELSEより。このアルバム、Autumn Leavesが超有名ですね。この曲はマイルス作の曲。かっこいいです。はい。

2001年8月3日金曜日

無題

 今日は飲みに行った。あまり量は飲んでいないのだが、なんか悪い酔い方をしたようで、頭が痛い(この文章は酔いが醒めてから書いてます、当然)。
 どういう飲み方が酔い方に影響するのだろうか?体調?その場の雰囲気?飲むものの種類?飲むスピード?・・・?。ちゃんぽんで飲むと悪酔いするとかよくいわれるが、いつもちゃんぽんなので僕には関係ないようだ。基本的にはアルコールの血中濃度によるのだと思うのだが、それにいろいろな関連因子が絡んでいると思われる。血中濃度の急激な上昇というものが良くないのか?。とすれば飲むスピードが関わってくる、しかし、腸管からのアルコールの吸収の度合いにも関与するだろう。空腹だったのか、あるいはどういった物を同時に食べたのか、とか。
 経験上、僕個人としてはビールとワインを飲んでると悪酔いをするようだ。理屈はよくわからないが。
 ともあれ、うまく酔いたいので、いつもは飲むものの種類とかタイミングとかスピードとか(体調と相談しながら)自然と調節できるのだが、今日は失敗だった・・・。その店にビールとワインと日本酒しか置いていなかったのが敗因か!?

2001年8月2日木曜日

Pinocchio / PONTA BOX


 ある程度の語弊を気にせず言ってしまおう。音楽はやはりある程度の音質で聴きたい。ジャズやクラッシックは特に。音楽が聴ければ音質はラジカセなんかでも良かった僕が、ピュア・オーディオに手を染めたのは19才のころ。全財産(少ないけどね)のほとんどをつぎこんでオーディオをすこしづつ買いそろえた。目からうろこであった。持っていたCDを片っ端から聞き直した。それぞれの曲の新しい魅力を再発見した。ジャズやクラッシックを聞き込んでいったのもこの頃だ。原音に忠実な再生。ああ、ビル・エバンスがマイルスが、コルトレーンが目の前で演奏しているよう。その場の空気や息づかいさえも聞こえてきそうだ。やはり感動が違うのです。
 因みにスピーカーはRogersのLS3/5A、アンプはMusical FidelityのB1をその当時のまま使用している。もう11年になるのだな。CDプレーヤーは2代目でMarantzのCD-17D。どうかしら。お気に入りの組み合わせなのだが。
 最近の目下の悩みはアンプの老朽化。いい音なんだが以前と比べるとレンジがやや狭く、音に艶がないような気が・・・なんとなくする。直接聞き比べられないのではっきりとはしないのだが。ざっといってアンプの寿命は10年ほどらしい。例えば2代目にするとしたら、ラックスマンのプリメインはどうだろうか?Rogersのスピーカーも能率がどちらかというと良くないので、少しはハイパワーのアンプでドライブする方がいいのかもしれない。とか考えつつ、今の音も愛着あるのでとりあえずそのままにしている。
 ベースが水野正敏だった頃(今はバカボン鈴木)のポンタ・ボックス。1995年のLIVE AT THE MONTREUX JAZZ FESTIVALはやはり臨場感溢れる素晴らしい録音だ。ウエイン・ショーターやマイルス・デイビスのカバーを、自作曲を、実に堂々と演奏する。村上秀一のドラム、佐山雅弘のピアノ、水野正敏のベース。うまい。日本を代表するコンボだといっていいと思う。最近の物もいいけど、これはおすすめのライブアルバム。

2001年8月1日水曜日

GOING ZERO / THE FLIPPER'S GUITAR

 岡山県民は意外とラーメン好きだ。いろんな所に住んだが(広島、徳島、松山、鳥取・・・まあ、ラーメンどころはないのだが)、岡山にいるときが一番何かというとラーメンを食べに行く。食事に、酒の後に。もっとも、岡山ラーメンなんてのは聞いたことなく、普通のしょうゆ味から、豚骨、塩、味噌、ゴマ・・・とラーメン自体には岡山特有の特徴はない。その時の気分によってラーメン屋を選ぶ。ひとついえば、カツ丼を同時に出すところが多いのは岡山の特徴かもしれない。岡山のカツ丼はご飯の上にデミグラス・ソースのかかった豚カツとグリーンピースが乗っているやつで、じつーーにうまい。
 「やまと」はそんなカツ丼とラーメンの店で、ここのラーメンはかつお節といりこだしの和風でさっぱりした味。うまい。他の所では食べれない味だと思う。「○天ラーメン」は至極まじめな直球のしょうゆラーメン。メニューはラーメンしかなく、店にはいると「何杯?」と聞かれる。ずっと昔から未来のいつまでもあるであろう不変なしょうゆ味、地味なのだが、じつにうまい。「金八ラーメン」は腹減ってこってりしたのが欲しいときに行く。太肉ラーメンは、これでもかというほどの太い煮込んだ豚肉が乗っている。必ず外まで人が並んでいる。「餐休」はごま味が好きだ。下が見えないくらいゴマが浮いている。以下、いろいろなラーメン屋へと時に触れ食べに行く。岡山にいると必ず行くのだ。ふぅ。
 THE FLIPPER'S GUITAR。いまさら説明することはないのでしないが、大学生のある時期を思い出す。彼らは一枚ごとに作風が進化するが、このヘッド博士の世界塔(1991年)は3枚目にして最終型、一番フリッパーズ・ギターらしくない最高傑作。サイケデリックでポップで遊び心溢れる唯一無二な世界、シュールでセンシュアルでイマジネイティブな詩。彼らは結局10年近く先を行っていたのだろう。

2001年7月31日火曜日

無題


 この辺ももしかしたら、後から書き足すかもかも。過去に向かって増える日記!そんなのもありかも。小学生の宿題みたい・・・。

2001年7月19日木曜日

・・・・・・・・・・


 当直→引き続き、外来(しかも明日が休みなので、患者さんの多いこと多いこと・・)→帰ったと思ったらまた重症の急患で呼ばれ・・・。やっと帰れた・・・。
 今日は眠れる時に眠る事にする・・・それはある意味、生命維持の為というに近い・・・・

2001年7月16日月曜日

No Surprises / Radiohead


 NTTよりのメール、全文紹介。「前略 ADSLの申し込みを頂きましたが、提供地域であっても弊社設備状況により提供できないエリアがあります。不可エリアは、市内に数ヶ所有り、○○○丁目も提供不可地域となります。今後の開通予定はありません。誠に申し訳ありませんが、本サービスは提供できませんのでご了解願います。」・・・以上!太文字以外は留守電といっしょやん!!
 もう・・・・いいです、どうでも。するなって事でしょ、結局。所詮、地方の人間にブロードバンドなんか夢だったのよ。ふぅ。
 最近なんか愚痴っぽいな。なにか少しは良いこともないものだろうか・・・・(といいつつ早、幾年月?)。
 Radioheadは今よりこのアルバムOK COMPUTER(1997年)の方が良いと思う。

2001年7月15日日曜日

?(タイトルはビルマ語なので読めない) / ?(アーティスト名もビルマ語なので読めない)

 昨日の晩は久々に飲みに出たのだが、そうすると案の定、急患で呼ばれる。午前2時半・・・。帰ったのは今朝7時前。朝からまばゆいばかりの目にしみる天気だったのだが、それっきり太陽を見ることはなかった。ぐったりと倒れてしまってて、目が醒めて再び病院に回診に出た頃には日が暮れて雨が降ってた。朝から何も食べていなかったのでその後夜食にラーメンを食べに行ったのだが、アパートに帰ってくると、どこかの家の窓からもっともっとうまそうなきんぴらごぼうのにおいが・・・。
 また週末つぶれちゃったな。明日からまた一週間が始まると思うと・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。   はぁ。
 ビルマで買ってきたテープなんかを聴いてみる。ビルマの音階は一般的なドレミとは少し違った、不思議な音階である。サインワインにしても、サウン(いわゆるビルマの竪琴)にしてもその不思議で懐かしい響きはことごとく僕の琴線に触れる。ビルマのポップスは色の褪せた、印刷もずれたようなジャケットの路上で売っているカセット(一本50円とか100円)がいい。サインワインやサウンをバックに女性ボーカルが不思議な音程で気持ちよく歌う。世界中、他のどこにも存在しない音楽。異国情緒あふれながら懐かしい、不思議な心地よさ。

2001年7月14日土曜日

Merciful(Herbert's We Mix) / Nils Petter Molvaer


早朝午前3時とか4時に目が醒めると、何となく少しだけ幸福な気分になることがある。まだ時間はある。何をしてもいい自由な時間。もう一回眠ることもできる。・・・今日は暑さで目が醒めてしまった。クーラーをつけて、麦茶を飲んで、まったりと音楽なんかを聴きながら・・・。弛緩した感性の中、しばらくしてまたトロッコのようにコトコトと眠りに落ちて行きました。最も自由を感じるひととき(わからない人には全然共感ないだろうな、今日の文章)。
 Nils Petter Molvaerはノルウエーのトランペッター。ブレイクビーツやドラムンベイスにゆったりと暗いトランペットが漂うその曲は、寒々としてシリアスでスカンジナビアン(?)なただずまい。あのECMから異色のリリースでした。これはアルバムSolid Ether(2000年)の曲のリミックス集Recoloured(2001年)より。HerbertやCinematic Orchestra、Phono、Bill Laswellらによってリミックスされたこれらの曲はさらにクラブよりでありながら、スカンジナビアンなダークさを保ちつつ、統一感もなかなかのもの。最近のお気に入り。冒頭のこの曲はSidsel Endresen(最近話題のジャズランドでおなじみ)のつぶやくように歌う曲がHerbertのリミックスでさらに美しいクラブ・ジャズ仕様。

2001年7月13日金曜日

Carolyn's Fingers / Cocteau Twins


 7月11日に喜び勇んでADSLの申し込みをしたのだが、それからいっこうにNTTから連絡がない・・・。と思ってたら、今日NTTから留守電が。「ADSLの申し込みを頂きましたが、○○○丁目は提供不可地域となっていますので、誠に申し訳ありませんが、本サービスの提供はできませんのでご了解下さい。」との素っ気ない声(何か文章を読んでいるかのような・・・)。これだけでは何の事やら。NTTのHPで電話番号の確認までしたのに、何故出来ないのか?いつから出来るようになるのか?出来るようになったかどうかの確認はどうすればよいのか?僕個人が何かをすればあるいは出来るようになるのか?等々、聞きたいことはいろいろとある。そこで、時間は少し過ぎていたが、NTTに問い合わせをした。すると、担当は既に帰宅しており返事は出来ないとのこと。土日は出社しないので月曜日以降平日の午前9時から午後5時までに電話してくれと。・・・出来ないって。そんな時間帯は仕事中だし、そんな電話するヒマなんかないって。それならばと、月曜日に担当からメールを送ってくれる事になった。その後、対応してくれた方にいろいろと質問をぶつけてみるも、いかに答えられないかを説明してくれるだけで何もわからないので、月曜のメールを待つことにした。・・・なんかささくれ立つ今日この頃。
 曲はCocteau Twins1988年のBlue Bell Knollより。4ADレーベル。響きわたるギター、Elizabeth Fraserのふんわりたゆたう声。あっちの世界に行けちゃいます。素晴らしー。

2001年7月12日木曜日

If I Should Fall From The Grace With God / Pogues


 ゲーム評。あんまりゲームをする方ではないのですが、プレイステーション2(Sony Computer Entertainment Inc.)が出たときにはインターネットで注文して発表後すぐさま手に入れたほどのハイテク好きでもあり。
 最近あんまり心騒ぐゲームがないのだが、プレイステーション2本体と同時発売だった「A列車で行こう6」(ARTDINK)はそういった素敵なゲームのひとつだ。ジャンルはシュミレーション。あなたは鉄道会社を運営し、また誘致を行う。そうすることによって街を発展させるゲームだ。実際、線路を引いて列車を運行させてみると、次第に駅周辺ににょきにょきと道路が延び、道路沿いに工場や家やコンビニが建つようになる。しかしただそれだけではある程度の発展しか遂げない。従って誘致を行い、ある駅周辺を工業地域としたり、ある駅周辺を商業地区や住宅地としたり。工業地域のすぐ近くには商業地区や住宅地は発展せず、また、住宅地から工業地区や商業地区にへ線路がつながっていないと通勤や買い物に不便である。鉄道の利用時間もそれぞれ当然異なり、通勤は朝夕だし、買い物は日中が多い。便利だと人口が増え、不便だと発展は途絶える。その点ある程度テクニックが必要だ。そのうち街が発展を遂げ、大工場、集合住宅、学校、高層ビル、総合展示場等々が建ち並び大都市へと変貌していく。自分の街が発展する様を眺めるのは大変おもしろい。知らないうちにビルが建っていたり、公園が出来たりと、街は自ら成長していく。そして、自分が走らせた列車に乗って街を走り抜けることも、できる。雨の降る日もあれば、雪が降り街が銀世界になることもある。晴れた夜には星が降る。オレンジに染まる朝焼けのさわやかなこと、夕焼けの美しいこと。灯りの消えたビル街は心細いが、深夜でもコンビニは営業していて・・・。さながら知らない街を旅しているかのよう。グラフィックは細かく綺麗で、音や音楽も良くできており音質も良い。売れ筋ではないかもしれないが、旅好きには一押しのゲームです。2001年3月に最新版の「A列車で行こう2001」が出ましたので、もしよろしければ今からならこちらをどうぞ。試してみなきゃ、この感動は伝えられないんですけどね・・・。
 僕が酔いどれ詩人と呼ぶのは2人。Tom WaitsとこのPoguesのShane MacGowan。1988年の名作If I Should Fall From The Grace With GodはこのPoguesのピークだったんだろう。パンキッシュなアイリッシュ・トラッド。8人の大所帯のバンドの音ははちゃめちゃ(死語)でありながら、繊細で無垢。そしてシェーンの書く曲は底辺の人間のロマンティシズムに溢れる。結局は酒に溺れて、1991年シェーンはポーグスを脱退。その後、シェーンはソロとなってアルバムをだし、またシェーンなきポーグスもアルバムを出しているが、やっぱりシェーンのいたころのポーグスが一番輝いてるなぁ・・・。このアルバムのKirsty MacCollとの共演、Fairytale Of New Yorkはクリスマスの時期には必ず聞くべき永遠の名曲!!

2001年7月11日水曜日

PERFECT / FAIRGROUND ATTRACTION


 ある友達からひさびさにメール。子供が産まれたのだそうな。彼とはイスタンブールの安宿で知り合い、カッパドキア、パムッカレと旅をともにした。もうあれから5年になるのだな。あの頃のことが次々と思い出された。ほのぼのした写真を見ていると、なんとなく涙がでそうになった今日この頃。おめでとうございます(勝手に日記に書いてすまん)。早く僕も相手を見つけないとな・・・。
 全てを通してのフェイバリットの一枚。一体何回繰り返して聴いたか・・・。1988年のThe First Of A Million Kisses。ほら、タイトルからして素敵でしょ?4人組のアコースティックなセットでの音楽ですが、Mark E. Nevinの書く優しさに溢れた曲、イマジネーション溢れる歌詞、Eddi Readerの表情豊かな歌唱力、さらさらの声・・・、全てが好きな一枚です。ジャケット(Elliot Erwittの写真の)もいいです。アルバム一枚(後はアウト・テイク集か編集版)で、バンドは解散。以後エディはソロとして活動を続けていていい仕事をしていますが、やはり僕はこの頃がベストかと・・・。

2001年7月10日火曜日

SWEAT / SHIZUO

 暑いですね。暑いときに暑いって書いてもしょうがないのですが。クーラーで思い出すこと、ひとつ。
 大学生の頃、車もテレビも、当然クーラーも持っていませんで。5年生のちょうどこの時期、窓を開け放して扇風機をかけて何とか過ごしていたのですが、うちの向かいに新しいマンションの建築が始まってしまって、うるさいのなんの。窓を開けているとうるさくて気が狂うほど。窓を閉めるとまたこれ暑くて気が狂うほど。勉強できんっ!ってことでしぶしぶクーラーを買いに行きました。しかもクーラーの取り付けがちょうど試験の前日で・・・。それが唯一の赤点でした・・・・・・。腹立つ!
 話変わりますが建てかけのビルにしのびこむのって、何となくわくわくしません?懐中電灯持って夕方にしのびこみました。コンクリート丸出しのビルから望む、夕暮れの自分のアパート。何となく不思議な感傷がありました。
 曲はどうでもいいのです。久々に引っぱり出してみました。アレック・エンパイアのDHR(Digital Hardcore Recordings)よりでてる1997年SHIZUO vs. SHIZOR。ハードコア・テクノ。パンキッシュです。速い、うるさい、凶暴。あんまり好きではないのですが、たまには自分を失いたくなります。暑いときにどうぞ。

2001年7月9日月曜日

It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine) / R.E.M

 長っ!一般的にヒット曲のタイトルは(邦楽でもそうだけど)そこそこ短いものですが、時には長いものもあって、その一例でしょう。ヒット曲の中で最長のものが何かは知りませんが・・・。因みに短いものは「? / NENA」っていうのがあります(最も、今頭に浮かんだものの中では、ってことですが)。タイトル、アーティスト名合わせても5文字(うち一つは記号!)。短っ!!。かのプリンスが自身の名前が記号化していた時、もしこの曲をカバーしていたら・・・合わせて2文字(記号だけで発音できないが)!!最短!!。
 そんなことはどうでもいいですが、すでに最重要バンドの一つとなったR.E.M.。インディーズレーベルI.R.S.での最後の作、1987年の5作目Documentより。当時カレッジ・ラジオ・チャートっていうアメリカの大学生が運営するラジオのチャートがあって、R.E.M.はその常連でした。この後R.E.M.はワーナーと契約しGreenを発表、その後の活動は知っての通りですが。インディーズからメジャーに移ってもシビアな大学生(大学生以外もですが)の支持を得続けた数少ないバンドでしょう。最近新しいアルバムが出ましたね。聞いていませんが。

2001年7月8日日曜日

TOMACH / Wagon Christ

 当直するならいつがいいのだろう。たいていの病院では平日の当直は夕方から翌日の朝までで、休日は日直(朝から夕方)と当直(夕方から翌朝)に分かれている。病院によっては24時間当直だったりもするが。
 平日(月~木)の当直の場合夕方から翌朝なのだが、ここで重要なのはその当日も翌日も平常通りの仕事があるということだ。つまり当日から翌日の仕事が終わるまで約36時間は働きっぱなしということになる。これはなかなかしんどい。金曜の場合翌朝が土曜で休日になり24時間程度の連続労働になるかと思いきや、もし重症患者が入院した場合、土日はすべてその患者にかかりっきりになることもある。土日もしかりなのだが、仕事が連続にならない分いくらか楽だ。休日は確実に消えるけどね。そう考えると日曜日の日勤が一番いい選択なのか・・・(とはいえ自分で当直の日を選べるわけではないので、考えるだけ無駄だが・・・)。
 先週は月曜が当直で結構体の疲れは後を引いたが、今日の日曜日の日直はやはり幾分楽か。でも、家に帰るともう他のことは出来ない。しんどすぎて。無茶苦茶忙しかったし・・・。そして明日からまた一週間が始まるかと思うと・・・・。あああ・・・・。
 Luke VibertのWagon Christ名義での最近作(2001年)MusipalNinja Tuneから出ています。変なサンプリング炸裂のエレクトリック・ミュージック。モンドでラウンジな雰囲気もあり。よく一貫性がないとかいわれるけど、そうなのかな。僕は通し。ワゴンのキリスト。

2001年7月7日土曜日

Slave To Love / Bryan Ferry


 NTT西日本のフレッツ・ADSL。7月11日から僕の住んでいる地域も圏内になるらしい。といっても11日の午前9時から(仕事中やん!)受け付け開始っていうことで、11日からすぐにブロードバンドに移行できるわけではないのだけど・・・。so-netの変更も8月1日からしか出来ないので、結局僕がブロードバンドに移行できるのは早くても来月からって事になりそう。でも、やるじゃん!NTT。見直したよ。仕事が早い。
 ADSLは下り1.5Mbps、上り512kbps。現在の電話線(56kbps)と比較すると、実効速度で約20倍速い。ストリーミングなんかもある程度ストレスなく再生出来るに違いない。楽しみですな。
 とはいえ、東京では既に光・IP通信網(10Mbps/10Mbps)が始まっており、実行速度はADSLの更に5~6倍・・・。ストリーミングでVHS並の動画がストレスなく再生できるという・・・。やっぱりちょっとうらやましい・・・・。
 これが普及すると、テレビ電話など(今でもあるが)はネット上でストレスなく実用段階となるだろうし、ネットラジオ、ネットテレビも可。また、在宅の老人の監視や在宅医療などにも利用できようか・・・。常時接続だし。時代は進歩していくのだな。
 14.4kbpsでインターネットにやっと繋げてた時代が懐かしい(画像一枚に数分!)・・・。
 ところで曲はもとRoxy MusicのBryan Ferry1985年のソロBOYS AND GIRLSからのカット。おおーおーーおぅ・・・っという陶酔したようなヴォーカル。もっと語られていい名曲。音質も実は意外と優秀録音で、音像は結構広くて深い。
 今週は待機のため今日も昼前から夜まで呼ばれっぱなしだった。明日の日直に備えたかったのだが・・・。

2001年7月6日金曜日

Tom's Diner / DNA Featuring Suzanne Vega


 左の足のうちくるぶしの上のあたりにかさぶたが出来ていた。こんなぶつけにくい所どうしたんだろうと思っていたら、どうも左右の足の仲が悪いらしく、右足の革靴が左足を蹴飛ばしていたらしい。つまり、まっすぐに歩けていない時があるようなのだ。たまった疲れが足にこういう形で現れたんだなあ・・・と思った次第。
 スザンヌ・ヴェガのこの曲はもともとジョー・ジャクソンにピアノを依頼する予定だったが、「君なら僕なしでも出来るよ」といわれ、結局アカペラでアルバムに収録されたとか。そのアカペラにDNAがグラウンド・ビートと地をはうようなベースを重ねてできたハウス・バージョン。1991年。スザンヌ・ヴェガの清楚な声とのミスマッチさ加減が意外とかっこいい(当時嫌いでしたが)。Tom's Dinerのいろいろなバージョンを集めたTom's Albumは結構くだらないが、ドイツ語のおっさんのヴォーカル・バージョンとか、ラップ・バージョン、レゲー・バージョン(ヴォーカルはそれぞれスザンヌ・ヴェガではない)・・・等々バリエーション広くて、こんなにあったのか!?とびっくりする。一番やる気のないBingo Hand Jobってバンドが実はR.E.M.だというのは内緒だ(知られてるか・・・?)。
 しかし、最近の疲れのたまり方はひどいものがある。なぜだ。

2001年7月5日木曜日

KIKI / 梅津和時KIKI BAND


 とうとう出ましたね。梅津和時KIKI BAND。梅津和時は僕の一番好きなアーティストの一人なので簡単には言い尽くせません・・・でした。色々書こうとしたけど。また今度改めて書くことにしましょう。ジャズ、アバンギャルド、クレツマー、沖縄音楽、歌謡曲、シャーマンに至るまで全てを包み込んだようなような大風呂敷から出てくる芳醇な音楽。ひょいひょいとあちらからこちら気ままに暴れまくる音は至極自由で、その自由さがジャズそのものだとおもっているのですが。僕は。
 KIKI BANDは新井田耕造(ドラム)、早川岳晴(ベース)、梅津和時(サックス)、鬼怒無月(ギター)の4人のバンド。結成は1998年だそうな。それぞれのプロフィールなどは僕の駄文よりホームページをご覧ください。それぞれが大物で、いろんなバンドの参加経験があります。アルバムは鬼怒無月のディストーションのきいたギターがごりごりっとしたロックな曲からクレツマー風、バラードまでバリエーションにとみますが、・・・ジャズです。異端でありながら自由な、誰が何と言おうとジャズだ。素晴らしい。

2001年7月4日水曜日

What I Am / Edie Brickell & New Bohemians


 Shooting Rubberbands At The Stars(1988)からのヒット曲。懐かしいので聴いてみた。Edie(発音はイーディーが正しいと思われる) Brickellはなかなか骨太なヴォーカルを聴かせますが、実は引っ込み思案なタイプらしい。そうだったような記憶が。どうでもいいことですが。アルバム2枚だして、バンドは解散。現在はポール・サイモンの奥さんで、ソロとしてアルバムも出ています。このアルバムのちっとも可愛くない猫のジャケットもちょっと好きかもー。ちょっと音程のはずれかかる、舌っ足らずなヴォーカルがツボなフォーク系ロック。今から聴いても遅くありません。

2001年7月3日火曜日

Free Radicals / Ultra Living


 よく言われることですが・・・、世界は狭いとか。
 高校の時はそれほど仲良かった訳じゃないんだけど、高校の時のクラスメートが某医療用品のメーカーに就職して、僕が岡山の病院にいたときに、その病院の担当だった。はじめて病院で会ったときは相当びっくりした。彼は在宅酸素の機器の担当で、よく僕の患者さんもお世話になったものだ。それはもう数年前の話。それから僕も3回ほど病院を転勤し・・・、今、鳥取の病院に勤務してるんだけど。なんと今日、鳥取の病院で彼に再会した。すれ違うとき、ふたりとも大声をあげてしまった。僕の勤務している病院の担当になったそうだ・・・。そんなにつきあいのある友達じゃなかったけど、高校卒業してからもう何年?二人とも年をとってしまったが、同じ畑で仕事できるってなんて嬉しいことか。なんかそんな日でした。世界はやっぱり狭いのね。
 Ultra Livingの2000年のアルバムTransgressionはどう?ディラン・グループとのコラボレートも収録されています。茶目っ気あるアバンギャルドな、しかもポップなエレクトロ・ミュージック。世界デビューもしたらしい。

2001年7月2日月曜日

Save Me / Aimee Mann

 人間窮地に追い込まれないと気付かないこともあるもので。あるいは数100m逆走しておけば、こんなことにはならなかったっていうか。
 この週末岡山の実家に帰っていまして、今朝こちらに戻ってきたのですが、岡山を出たとき既にガソリンのメーターは「E」のところにあってオレンジのランプが点灯していたのですな。時間は0時過ぎ。とある事情でいつもと違った道を通って岡山を出たわけですが(いつもの道にはガソリンスタンドがある)、探しつつ走るもそちらの道にはしばらくガソリンスタンドはなく、とうとう56号線を鳥取へ向け右折しました。いつか24時間営業のガソリンスタンドがあるだろう・・・鳥取に向かう真っ暗な山道がこんなに心細く思ったことはありませんでした。手に汗握る(クーラーを切っていたということもありますが)スリルとサスペンス!遠くに見えた光が実は「ローソン」だったときの恨めしい気持ちを僕は忘れません。頼りにしていた津山を越え、「E」を下まわって70kmトルネオもよく頑張りました。しかし同じ強さで踏み込んでも速くなったり遅くなったり・・・、限界を認識しました。泣。結局その後最寄りの「サンクス」(奈義町)に寄り、初めてJAFに助けを求めたわけですが。
 聞いたところによるとトラックの運ちゃんなども同じようにガス欠で立ち寄ったりすることが時々あるそうです・・・。鳥取にお車で来られる方、岡山市内を出てから鳥取まで24時間のガソリンスタンドは一軒も!ありません。ぜひ150km程走れるだけのガソリンを入れてお越し下さい。因みにそこを越すと、コンビニさえありませんでした・・・。もしここを通り過ぎていたら、車もほとんど通らず、携帯も電波が届きにくい真っ暗な山の中で・・・・こわーー!
 もと'Til Tuesdayといってどれだけ知っている人がいるんだろう・・・。Aimee Mannの1999年のアルバムBachelor No.2 or, the last remains of the dodoとほぼ同時期のこの曲。Paul Thomas AndersonがAimee Mannの曲にインスパイアされてMagnoliaという映画が出来たのは有名な話ですが、当初この曲はMagnoliaには入っていて、Bachelor No.2 or, the last remains of the dodoには収録されていませんでした。このアルバム自体もプロダクションの関係で最近やっと出回るようになったわけですが、最近のものには収録されているようです。この曲の為に両方買った僕は・・・うわーーん。
 Aimee Mannのヴォーカルがますます艶っぽく、たんたんと語りかけるような静かな名曲と・・・。

2001年7月1日日曜日

Gypsy / Suzanne Vega


 父が還暦を迎えた。そういった事柄については明るくないので恥ずかしいのですが、十干十二支の暦が60年で一巡して最初に戻るので数えの61歳を「還暦」と言うようです。61年目には生まれた年の干支に戻るため「赤子」に戻るという意味があり、還暦のお祝いには赤いちゃんちゃんこ、赤い帽子、赤い座布団など赤にちなんだものを贈るのだそうです。また、赤は魔除けにもつながり、長寿の祈願にもなるようです。
 61歳だからといって昨今ではそんなに高齢なわけでもないのですが、やはり職業柄この年頃より様々な疾患が増加するのは熟知のことです。さすがに赤いちゃんちゃんこや赤い帽子はなあ・・・ちょっとなあ・・・。というわけで、母の意見もありデジタルカメラなんかを贈ってみました。ちっとも赤くないですが。定年で退職してからめっきり出不精となってしまった父が、少しでも母を連れてどこかへ出かけるようになってくれれば・・・と思うのですが。どうでしょう・・・。
 この曲がSuzanne Vegaの1987年の出世作Solitude Standingのファーストシングルだったって知ってる人は少ないでしょうか(あのときこの曲の12インチ買っときゃよかった・・・)。LukaもTom's Dinerもこのアルバムに入ってます。ジプシーっていうよりはアメリカの西部の情景を思わせますが、Suzanne Vegaの清楚な声が素敵なさわやかな風のような一曲。Suzanne Vegaの声がなにか心にしみる今日この頃。

2001年6月27日水曜日

無題

 ちょっと日記休憩・・・。すぐ戻ってきますんで、またよろしければチェックして下さいませ。

2001年6月26日火曜日

無題

 ・・・当直開けで半死半生。だって約36時間連続労働だし・・・!!

2001年6月24日日曜日

The Cradle Of The Light / Child's View

 うちの周りは街灯もなく、夜ともなれば真っ暗です。夜、晩御飯を買いに歩いていると、スーッと小さな緑の光が。あ、蛍!久々に間近で蛍を見ることができました。きれいな緑の光で光っている姿はやはり感動的でもあり、飽きずにじっとその様子を見ていました(近くを通っていた車にとっても怪しまれたに違いありません。病院の前ですし)。昔は実家のすぐ近くでも蛍が飛んでいたものだったなあ。つかまえてきて、家で放したこともあったっけ・・・。でも長生きはしないのなあ、蛍って。
 蛍はオスが求愛のため、メスにアピールするため光るのだそうだ。光を出しながら飛ぶのは相当な体力がいるそうで、蛍の世界も大変なのね。力強いオスが後生に子孫を残すことができるのだな。光のメカニズムについては子供の頃から不思議だったのですが、ホタルの後腹部の発行器の中にルシフェリンという物質があって、空気中から酸素をとり入れルシフェラーゼという酵素と一緒になり、酸化反応をおこした時に発光するのだそうです。そして、光を放つのは午後8時頃から20~30分。9時頃には光が見えなくなり、こっそりと午前1時頃もう一回頑張って光を出すのだそうな。やはり蛍の生息には綺麗な環境が必要で、中性洗剤の普及による汚物の沈殿と農薬や化学肥料の使用等で、蛍のエサになる貝類が減少した事が主な原因で減少しているそうですね。 そして、真っ暗な闇!これが必要らしいです。明るいとアピールできないもんね。
 以前カエルの話の時、蛍もみれるかな?なんて書いたのですが、ホントに見れるとは!すっごい田舎なのね!ここって!・・・いやいやいい環境なのね。久々に良い物を見た日でした。参考は→インパク6月の特集「日本のホタル前線」
 フェイバリットの一人、竹村延和=Child's Viewから一曲。好きなアーティストの曲は選びきれず、また、書ききれないものがありますが、夜の遊園地(1998年)Childiscから。光の粒子が飛び回る、極めて美しい電子音響。光の揺りかご。音とたわむれる事の出来る音楽家。そろそろ新作が出るそうです・・・。
 因みに明日は当直。ああ・・・

2001年6月23日土曜日

Megamix / Tranquility Bass

 最近ホームページも凝った物が多いし、ファイルとか、アップグレードとか、MP3とかダウンロードしたいっていう都合上、56kでは遅くて結構ストレスたまるのね。だから僕もブロードバンドにしよう!ってことで。常時接続はどちらでもいいんだけどね。
 この公舎には予め豪華にケーブルテレビが引いてあって(っていうか、これないとテレビ入らないらしい)、ケーブルテレビで接続のサービスがあるのでお願いしたんだけど・・・。アパートに配線がないからうんぬん、個人的に分配器を使って配線するとかんぬん、壁に穴を開けなきゃいけなくなって、公共の建物だから権利とか、承諾とかの問題もいろいろとあって・・・結局、出来ないらしい・・・・こら。
日本海ケーブルネットワーク
 で、NTTのADSL。電話番号入力してみたら、「ご選び頂いたエリアについては、現在提供予定エリアとなっておりません。」って・・・予定にもなっていないのね。以前住んでいた住所とかは大丈夫なのに・・・・おい。
NTT
 最近話題のYahooBBはどうかっていうと鳥取県は・・・11月以降?以降って?ま、いつになるかわかりませんな、ってことなのね。・・・・こらーー
Yahoo!BB
 ってことで、ブロードバンドって宣伝が妙にけんか心をくすぐる今日この頃。インターネット時代になってもまだ地域格差は大きいのね、結局・・・・。
 1999年のスティーブ・ライヒのテクノなリミックス集、
Reich Remixedからこの曲。ミニマルとテクノは実は良く合うようで、というか実はテクノはミニマルなものですし、当然といえば当然のリミックス集。これはライヒの曲9曲のミックスにブレイクビーツが響きわたるTranquility Bassのリミックス。他にもColdcut、HowieB、Ken Ishii、Nobukazu Takemura等々そうそうたるアーティストがライヒの音楽を遊んでいます。必聴なり。
 今日は医局の先生達とよく飲みました。ういっ。

2001年6月22日金曜日

Leave It / Yes


 急患で呼ばれた。朝3時過ぎ・・・。
 特別イエスが好きなわけじゃあないのでこの選曲なのですが。イエスの中でも異色なこの曲、1983年の90125からの2曲目のシングルカットナンバーです。大ヒットしたOwner Of A Lonely Heartもこのアルバムに入っています。このアルバムタイトル、ただ単にレコードのカタログナンバーで、やる気が感じられませんし・・・。プロデュースはあのZTTのTrevor Hornです。一時期イエスのメンバーだったわけですけどね。この曲、アカペラのコーラスにArt Of Noiseのような作ったようなドラムの音が響いて、一風変わった曲です。ゴドレイ・アンド・クレームのぺらぺらのイエスのメンバーが折れ曲がったり、あっち行ったり、こっち来たり、顔が回ったりする変なビデオクリップも当時中学生の僕は好きでしたな。

2001年6月21日木曜日

Pump Up The Volume / M/A/R/R/S

 Napster・・・とてつもなく魅力的なソフトウエアだった。その存在自体はかなり前から知っていたのだが、実際ふと思い出してダウンロードしたのは今年の3月に入ってから。職場のイーサネットで常時高速接続だったという好条件もあり、使い始めたのだが・・・。Napsterは自分の聴きたい曲、アーティスト名、あるいはそのかけらを入力すると(しかも綴りを間違っていても)そのMP3ファイルを検索してダウンロードができる(ついでにいうと日本人のユーザーも多かったから、日本の新曲も検索できる、当然)。つまりはMP3ファイル交換システムで、検索をかけると自分の聴きたい曲のMP3を持っている人のPCに接続して、そこからサーバーを介して自分のPCにダウンロードが出来るのだ。聴きたかった曲がいつでも世界中150万人の28億ものファイルから探してきてMP3で聞ける!そういう夢のようなソフトだ。しかも自分の好きなアーティストの曲を持っているユーザーにメッセージを送って、コミュニケーションをとることもできる。つまり、チャットやメッセンジャーの機能ももっているのだ。
 僕はこれを使い始めたとき相当興奮したのを覚えている。いままで何年も聴きたくて探して探して、それでもなかった曲があっという間に探せて、数分のうちに自分のものになる・・・。頭に浮かぶ曲名を片っ端から入力して検索しまくった。そしてダウンロードした。どんなマイナーな曲も、世界は広いのね。誰かが持ってる。しかも、聴いたことないバージョンが山ほどでてくる・・・。遠い昔、FMラジオを聴きながら、好きな曲がかかってエアチェックするときの喜びというか興奮に似ている。ちゃんと録音しようとして指ふるえてたもんね。ほんと。レコードなんか買うお金もなく、しかもちょっと珍しいものになるとレコード自体もなかなか店に置いておらず、手に入らなかった。ラジオが頼りの曲も多かったのだ。特に地方に住んでいた僕は。その頃に聴きそびれた曲を中心に片っ端からハードディスクに落とした。あっという間にハードディスクに数百曲、3Gほどをしめちゃった。えへ。
 ご存じのとおり、Napsterはアーティスト側から訴えられ、敗訴し、4月からは検索に著作権のフィルターがかけられることになった。フィルターがかかるようになると、検索出来るアーティスト、曲が激減して・・・そして次第にユーザーも減って。結局僕が使ったのはたった1ヶ月間。されど、その1ヶ月間楽しかったね。Napsterは有料サービスになるらしい。似たような共有システムのGnutellaなんてのもあるが、もういいや、しばらく。
 当然音楽には著作権があって、それを侵害するものであるという可能性は容易に理解できるのだが、芸術、カルチャーの共有というものはどこまでが自由なんだろう。友達が買ったレコードをテープにダビングさせてもらった日が懐かしく思い出されるね(その時だけの友達なんてことも・・・)。この辺のコラムも読んでみて。よかったら。Napster用語解説はここ
 M/A/R/R/S・・・くだらないなんて、いわないでえ。これだけ歴史に残っていない大ヒット曲も珍しいよね。4AD所属のColourbox(Martin Young、Steve Young)とAR Kane(Alex、Rudi、Russell)の一曲限りのユニット。名前のイニシャルをとってM/A/R/R/S。1987年の大ヒット。クールな(ある意味間抜けな)いつまでも繰り返されるベースラインとスクラッチ、サンプリングが特徴的なクラブのクラッシック?このベースラインがかっこいいのかよくないのか、とにかく頭に回るのよ。ぐるぐる。当時イギリスでこの曲が何週間も1位を記録し、何種類ものリミックスができ、似たようなゾロ品もいくつ出たことか・・・。M/A/R/R/S→マーズ(火星)→宇宙→NASAで連想されたと思われるビデオクリップも良かったです。当時嫌いでしたが、今聴くと意外とかっこいいかもー。

2001年6月20日水曜日

ADVANCE / SHUR-I-KAN


 この間、広島に行った日、早朝5時半から急患で呼ばれて、こちらを出たのは10時過ぎで・・・。小腹も減ったし、ちょうど駅にマックがあったので、久しぶりに朝からマックで食べることにした。店に入ったのは10時25分ころ。注文をすると、レギュラーのメニューは10時30分からだったらしく・・・「あと、5分くらい待っていただかないと、こちらのメニューは・・・」。いいやん、5分くらいと思ったが、それならと、朝のメニューも注文した。土日であろうが朝からマックに来ることはまずなく、また他の時間帯に朝のメニューを注文する事もできないので、ある意味、マックの「朝のメニュー」なんてのは僕にとってまぼろしの品なのね。ソーセージエッグマフィン・・・意外とうまいやーん。ジャンクな僕には、なんかいつもと違った感じでちょっと得した気分!安いし。・・・そんな自分がちょっとだけイヤ。
 ところで、欧米にはメガ・マックというのがあるらしい。ビッグ・マックのパテが2枚ずつ入っている代物で。そのへんをふまえてこちらなんかを見てくださいな。→
the seduction of MEGA MAC 。ヨッタ・マック・・・。Power Todayっていうサイトの1コーナーなんですが、その他の「謎の超古代生物を喰らう」とか、「ビリケンゆでたまご」とかも可笑しいのでフォローしてみて下さいな。この人の文章って面白いです。好きですこういうの。
 最近のすごくおすすめの一枚。ブリストルの
SHUR-I-KANのこの間出たばかりのアルバムADVANCE(2001年)。基本的には僕の好きなジャズ系のクラブです。ブリリアントでアトモスフェリックな、これも旅に出れちゃう一枚。心地よい音の詰まった素敵な音楽です。Freerange Recordsより。

2001年6月19日火曜日

Hydantol / Ken Ikeda


 既視感(deja vu)って体験したことありますか?僕はこの間、久々に体験しました。あ・・・これって一緒だ、って感じで。ものの位置から言うこと、何から何まで知ってるのね。そんなことはあり得ないのに。何となく不思議で、ある意味興味深い体験。ところで既視感の反対語に未視感(jamais vu)ってのもあります。いつものごく普通の情景が初めて見たように新奇に感じられることなのですが、そちらの方は僕は覚えがないのですけれども・・・。どちらも医学的には(病的な意味では)再認障害に分類され、側頭葉へのある刺激で起こるようです。側頭葉(~大脳辺縁系)が記憶、情動に重要な役割を果たすことを考えるとなんかおもしろいでしょ?側頭葉はまた音楽を認識する部分もあって、そこだけは障害されたくないなあ、なんて思ってみたり・・・。
 さて、この間またCDを仕入れてきましたが、その中の一枚。
Ken Ikedatzuki [Moon]Touch Music)より。よく知らないのですが、以前より横尾忠則とかDavid Lynchなどの展覧会に音楽を提供している方のようです。CDとしてはおそらくこれが初めての作品と思います。音数の少ないノン・ビートの音響系の作品ですが・・・これが、もぉ痛々しいほど繊細で美しい音。優しい音階。穏やかな水面にこぼれ落ちる月の光のような情景。感動的ですらあります。Childisc系がいける人にはぜひお勧めしておきます。一気に気に入っちゃいました。あいにく今日は月は出ていないのですが・・・。
 雨は降ったり止んだり・・・。

2001年6月18日月曜日

OK (Heavy Rotation Radio Rifixx) / Talvin Singh


 はい、ただいま。今日の早朝にこちら(鳥取)に戻ってきました。だいぶ疲れがたまっちゃって・・・。また明日から毎日更新しますんでよろしく。
 おがわさんのリクエスト(なんてね)。タルビン・シンに関してはいろんなメディアに出ているのでこれ以上語ることもないのですが。インド系二世のイギリス人タブラ奏者。ロンドンでANOKHAというパーティを主宰、このコンピCD、ANOKHA~Future Soundz of Indiaがでたのが1997年。これ結構濃いCDでして、このころからアジアン・アンダーグラウンドが台頭して来ましたよね。あと、ビョーク、コールドカットとの共演とかも有名な話です。今年ソロとしては二作目HA!がリリースされたところですが、これは1998年のOKからタイトルソングのリミックス。アルバム自体は完成度も高く、やっぱりインディアンな雰囲気が中心ですが、この曲はインディア・ミーツ・オキナワなタブラ・ン・ベイス(ちょっと勘違いもしていそうな・・・)。コーラスはネーネーズで、なぜか坂本龍一がModular Fluteで参加しているのも有名な話。これはその曲のCDシングルのGuy Sigsworth(アルバムにもキーボードで参加)によるリミックスで、よりにぎにぎしくていい感じ。Talvin Singh自身のタブラ、ドラムの追加されたTurbanator Remixもなかなかの出来ですが。リミックスも面白いのは、やはりいいアーティストの証拠か?・・・ミサワ・セラミック・ホーム・沖縄。(←ヤフーで引っかかるって知ってた?)

2001年6月17日日曜日

2001年6月16日土曜日

無題

 ・・・広島で研究会。実は早朝5時半から急患で呼ばれて、ぎりぎりにこちらを出ました。なんとか研究会に間に合った。

2001年6月15日金曜日

HSBS0903 / 宝達 奈巳

 本日1000ヒット達成!みなさんありがとうございました。これからもよろしくお願いしますね。昨日書いたコンピCDRこんな感じになっちゃいました。どんなもんでしょうか?もし欲しい方がおられましたら・・・。なんていったら著作権に問題があるので、こっそりと・・・
 明日、広島で研究会のようなものがあって出席するのですが、広島といえば1年間浪人生活を送った懐かしの地。勉強(なんかしてなかったけど)の傍ら、駅前とか八丁堀とか紙谷町なんかに出かけたものでした。もう10年も前なんだな。駅前も大きなビルになったみたいで、大分変わったよう。昔行った書店とかレコード店とか小汚いゲームセンターとか、寮の前の弁当屋は今もあるのかなあ。・・・。なつかしいなあ。当然明日はそんなことしに行く訳じゃないので、あまりうろつくこともないと思いますが、かの地にまた行けると思うと何となく楽しみがあります。まだ10代の頃、学生でもなく、社会人でもなく中途半端でつらい時期を過ごしたかの地ですが、あの頃がなかったら今の僕は当然ありえませんし。広島はだいぶ変わったのかもしれませんが、僕はあまり変わっていないのかもしれません・・・。
 さて、宝達 奈巳の1993年のデビューアルバムたからたちはGreen Energyから出ていますが、そのなかの曲。沖縄とアイルランドとの影響をもろに受けたアンビエントなテクノ。音数の少ない曲も多いのですが、1音1音が心地よい音で、本人の声がふわふわとたゆたいます。彼女のアルバムの中では僕はこのアルバムが一番の傑作と思っています。いいです。この曲はテクノに沖縄民謡の「ひしぶし」がたゆたっています。

2001年6月14日木曜日

Peace And Tranquility To Earth / Rou Dou Dou

 もうすぐ、っていうか今日か明日だと思うけど、1000ヒットいきそうです。ありがとう。おめでとう。思えば去年の7月にホームページ立ち上げて、そのままほったらかして置いたのですが。こちらに転勤になってから、忙しいながらもある程度自分の時間が持てるようになって、我ながらよく続けてるなあと思います(おすすめの曲自体はこの先100年分くらいはあるのですけどね・・・)。毎日何か書いてると誰かが読んでくれているのね。普段掲示板とかは何の反応もなくて寂しいのですが、ときーに何かの返事あったときはうれしいです。やっぱり。今後ともよろしくね。
 ところで、1000ヒット記念にコンピレーションを選曲して編集してみちゃったりしています(あくまで僕個人用として)。テーマは「旅に出る音楽」。どちらかといえばジャズ系のクラブ中心の選曲になっちゃいました。えへっ(注1;民族音楽特集ではありません。注2;山口百恵とかイルカとかチューリップは選曲されていません。注3;・・・)。選曲って楽しいね。
 この曲はフランスのRou Dou Douの曲。1998年のアルバム、
TOUT L'UNIVERS LISTENER'S DIGESTから。モンドでラウンジなクラブ・サウンドです。地球に平和を・・・。

2001年6月13日水曜日

マルイ月トゥスヰート / Dip In The Pool


 雨って、傘のないときに限って降る。朝晴れてて、仕事から帰ろうと思ったら降ってる・・・。同じ敷地内とはいえ、雨だとちょっと遠い。昨日少し走ったあとのふくらはぎが今頃になって筋肉痛で痛い。結局、ちょうど通りかかった患者さんのご家族の車に乗せてもらっちゃった。ありがとうございました。
 で、傘を持っていった時に限って、帰りしは雨があがってて、忘れて帰るのよねー。傘。
 甲田益也子・・・なんか不思議な女性である。
Dip In The Poolは木村達司と甲田益也子によるユニット。この曲は1989年の3枚目Retinaeからです。独特の世界観と流麗な音。透き通った綺麗な声です。実は今聴いてもなかなか完成度高くて、遊び心もあったりでいいです。今更ながらにリチェックしてみられてもいいかも、と。1991年の4枚目Auroraeも好きです。実は。

2001年6月12日火曜日

BEE VAMP / ERIC DOLPHY


 調子悪い。どうも気分が晴れない。今日は夜が更けてから本屋に出かけてみた。夜とはいってもまだ9時前で本屋もまだまだ人は多い。しばらく雑誌など立ち読みしてから、行くあてもなく車を走らせた。どうも家に帰る気がしない。何となく寄ったその店には酒もおいてて、切れてた「カンパリ」と前から気になっていたのっぽのお酒「ガリアーノ」を買った。お。おもしろいものもあるな。タイや韓国、イタリア、中国などなどいろんな国の食材なども並べられていた。誰かがいれば作ってみたりもするんだけどな・・・。結局、いくつかパンを買って、そのまま車の中で食べた。出入りする人を眺めつつ、暗い車の中でひとりベーコンの入ったパンなどをかじっていると、なぜか無性に夜の海が見たくなった。幸いここには海は売るほどある。しばらく9号線を西へ走り、海岸へと向かった。
 近くに明かりもなく、月もでていなくて、夜の海はただひたすら黒く、ごうごうと地響きするほどうなってて・・・。ただただ、恐ろしかった。
 何となくエリック・ドルフィーな気分。
Eric Dolphy at the Five Spotより。

2001年6月10日日曜日

Counter-Invention / Dumb Type


 Dumb Typeって知っていますか?僕もパフォーマンス集団っていうくらいの認識しかないのですが、この曲はDumb Typeのパフォーマンスのサウンドトラックを新録音で再構築した1995年のS/Nというアルバムから。SpiralのNewsicからCDが出ています。作曲・演奏は山中透と古橋悌二で、池田亮二もかかわっており、音響的なサウンド・コラージュ、何かを訴える人の声、打ち込みやシンセサイザー主体のアーティスティックな作品で完成度も高しです。僕も学生の頃からこういったアート・パフォーマンスであるとか、美術展や、小規模の映画館でしか紹介されない映画、そしてコンサートなんかに、ただならぬ興味を持っていたのですが・・・。雑誌等でチェックしたりするものの、悲しいかな地方都市では何も来ない、上演されない、見れない。そういったアートに触れる機会はほとんど皆無なのね。知識のみの知識。大学時代を大都市で生活したらまた違った人生だったのかな、とか思ったり・・・。そうしたら、逆にそういう物にばかり興味を持ってしまい、医者になんかなれなかったのかもなとかも思ってみたり。S/Nについてはこちらとかこちらを参照されてみたり。

2001年6月9日土曜日

Kneedeep In The Greenegrass / The Greene String Quartet


 ちょっと部屋の片づけをしてみた。部屋のゴミをかたしてみただけだが。たったそれだけで、おお!、部屋が広々とした。
       ・・・・。
 この木、金となんか非常に疲れて、気が滅入っていたので、今日はまた海へと走った。天気もいいし。この間は西へと走ったので、今日は東へと向かった。西へいけば鳴り砂の海岸が続くのだが、東にはどうやらないようだ。どちらかといえばごつごつとした岩が多いような気がした。もう夕景であったが、やはり海岸沿いを走るのは気持ちがいいもんだ。
こちらをどうぞ。 The Greene String QuartetはRichard Greene(ヴァイオリン)を中心としたストリングス・カルテット。1988年のアルバムMolly On The Shoreより。クラシカルというよりはジャズよりのアレンジで心地よい室内楽を聴かせてくれる。なんと、ドアーズのメドレーもあったりして・・・。当時、質の高い民族音楽を発表していたことで有名なHannibal Recordsからでています。当時高校生の僕はこんなの聴いてのほほんとしたりもしていましたな。

2001年6月8日金曜日

Kindness / Broadway Project


 現代の社会において、これだけ情報と物が溢れてしまえば、既に「作る」事と「選ぶ」事はシノニムなのだろうか。「選ぶ」事はすでに「個性」であり、コピー・アンド・ペイストで無数の人生ができあがってしまう。「自分の意見」なんてのも、実は自分の過去の人生の中で、他人からコピー・アンド・ペイストしてエディットしただけのものなのかもしれない。だとしたら、自分の人生って誰かの人生のリミックス・バージョンを再生しているだけなのか?・・・なんてね(いいっぱなし)。あ、あんまり深く考えないで適当に流して下さい。
  Calmの素晴らしすぎるコンピレーションアルバム
Calm Presents Conception For The Street Noise(2001年)から一曲選ぶのは反則か。それはおそらくアジア。プノンペンか、ハノイ、あるいはヤンゴン。夕暮れの街角、ちょっと蒸し暑さの残るすずしさの中。店先での音の割れたメロディー、原色のにおいの混合物、まだたくさんの人の往来する道・・・。ふと、旅した気分にさせてくれるコンセプト・アルバムです。Calm選曲のコンピレーションアルバムなのですが、どこを斬ってもすでにCalmの作品としてなりたっている、素敵なサウンドスケープ。おすすめ。いやー、気持ちいいです。

2001年6月7日木曜日

Infinity Street Car / Tipographica


 疲れる。やっぱり外来60人は疲れる。結局、朝から昼過ぎまで30分おきの枠に5人から6人の予定が入ってて、ひとりあたり5分を越えると次の人がどんどん遅くなっていってしまう。その限られた枠の中で、患者さんの話を聞いて、必要な情報を得て、診察して、検査結果をチェックして、次の検査を予定し、検査をオーダーして、処方をチェックして、処方出して、次の外来受診日を決めて、外来受診日を予約して・・・。見落としのないように、それでいてつっけんどんにならないように、話も聞いて。話の長い患者さんをうまくながして。それが全部で5分越えたらだめなのね。体力的だけじゃなく、精神的にも結構きつくなってくる。何か見落としていないだろうか、無愛想になっていないだろうか。途中、病棟の患者さんのことで呼び出しがあったり、僕自身治療方針に悩んでしまう事もあるし・・・。
 そういった追い込まれた状態でどういった態度に出るか、というところでその人が評価されることがあるのね。気をつけねばいけません。自分自身結構しんどいし、僕もいらいらもしてくる。そういう時にとんでもないミスをして犯しまうこともある。常に冷静を保つようにしているけど、なかなかつらくなってくることもあるのね。医者も人間なんだからね。ああ、あしたも外来・・・。
 ティポグラフィカは今堀恒雄(ギター)、菊池成孔(サックス)等々を中心とした複雑系?ジャズ?ロック?バンド。ホッピー神山のレーベルGod Mountainからのファースト
Tipographica(1993年)から。変拍子で、曲調がころころと変わる複雑なスコアが多いのですが、複雑でアバンギャルドでありながら、しかも聴きやすくポップ。それが可能なのは演奏者がみんなうまいから。いろいろ振り回されて、狐につままれた気分。しかもほっこりとした楽観的な気分になります。このバンドは、この後なんと!メジャー・レーベルから2枚ほどアルバムを出したはずですが、その後解散しています。残念なことです。

2001年6月6日水曜日

The Great Koch Curve / Suzukiski


 今日、医学論文のアブストラクトなんかをななめに読んでいたら、一般の人にもおもしろそうなものがあったのでいくつかご紹介。
 日本における緑茶と胃癌のリスク;今まで実験室レベル、あるいは症例対照研究では緑茶の胃癌予防効果が示唆されていましたが、今回は前向きコホート研究で、1984年から宮城県の26,311人(40歳以上の男性11,902人と女性14,409人が対象になっています。その後9年間の追跡で胃癌は419例(男性296例、女性123例)に確認されていますが、緑茶の摂取量ごとの胃癌の相対危険度について検討がなされています。結果、緑茶摂取は胃癌リスクと関連を認めなかった。とのことでした。一日1杯未満、1~2杯、3~4杯、5杯以上で分類され、ほとんどその胃癌発生頻度に関係しなかったとのことですが、もし実際緑茶に胃癌抑制効果があったとしても、人間が飲める範囲ではないのかもしれません。
(Y. Tsubono and Others. Green Tea and the Risk of Gastric Cancer in Japan. N Engl J Med 344: 632-636)
 携帯電話の使用と脳腫瘍;携帯電話の使用によって脳腫瘍が発生するのではないかという懸念があり、これについて1994年~98年に782人の神経系の頭蓋内腫瘍患者と799人の各種非悪性疾患の患者(対照患者)での症例対照研究が実施された。結果、携帯電話の累積使用時間100時間を越える場合を、使用したことがない、あるいはごくまれにしか使用したことがない場合と比較して、頭蓋内腫瘍のリスクが高い事を示す証拠は得られなかった。また、携帯電話を常に使用している側に多く発生するというようなこともなかった、とのことである。長期間に渡って長時間使用している利用者での十分なデータではない。とのことであるが、現在のところ携帯電話と脳腫瘍の関連はないということらしい。です。
(P. D. Inskip and Others. Cellular-Telephone Use and Brain Tumors. N Engl J Med 2001; 344: 79-86)
 アルコール摂取とコレステロール;欧米人ではよほどの大酒家でない限り、かなりの量のアルコールを摂取しても、その飲酒量に比例して心疾患のリスクが下がり、生命予後が改善する。ということは以前から言われており、最近ではほぼ常識であるが、(日本人での研究でもほぼ同様の結果が得られている。)その機序については特異的なものは見つかっておらず、多因子的な効果によるといわれています。今回14人の健常成人を対象に4週間の標準食とウオッカの摂取による検討がなされたが、アルコール摂取によりHDLアポ蛋白A-I、A-IIの転送率がアルコール摂取量依存性に上昇し、HDL-C(いわゆる善玉コレステロール)値が上昇することが示された。つまり、アルコール摂取にて脂質改善効果があり、これによって心疾患のリスクが下がり、生命予後が改善するということが示唆されたということです。(De Oliveira e Silva, E. R.,et al. Alcohol consumption raises HDL cholesterol levels by increasing the transport rate of apolipoproteins A-I and A-II. Circulation 2000; 102: 2347-2352)
 他の論文での結果になりますが、日本人対象でもアルコール摂取により心疾患のリスクが減少することが言われており、ほぼJカーブを描きます。つまり、全然飲まない人と比較すると、アルコール摂取によって生命予後が改善しますが、あんまりたくさん飲むとまた危険度は上昇していきます。ただここで、喫煙が心疾患や生命予後によくないことは当然いわれていることですが、喫煙をしている場合アルコール摂取による効果は消失しアルコール摂取量とともに死亡率も上昇するということです。たばこは止めましょう。お酒飲みましょう!
 夫婦間のストレスが心血管系イベントのリスクを増やす;・・・そうです。冠動脈疾患をもつ女性患者を対象(30~65歳、292人)で、夫婦間のストレスが心血管系イベントのリスクが2.9倍高かったそうです。仕事上のストレスは予後に影響しないそうです。・・・気をつけてくださいね(何を?)。(Orth-Gomer, K., et al. Marital stress worsens prognosis in women with coronary heart diseases: the Stockholm Female Coronary Risk Study. Journal of the American Medical Association 2000; 284: 3008-3014)
 僕はたばこ吸わないしぃ、お酒(適量!)飲むしぃ、あとは、仲のいい奥さんだな・・・・・・・・(涙)。ういーー。
 曲はスズキスキー、この間出た
UTOPIASoup-disk)から。いいです。レイハラカミなんかが好きな人にも、どうぞ。

2001年6月5日火曜日

South Side Reefer / Chari Chari


 部屋の真ん中近く、非常に微妙な位置になぜかハチの死骸があって、どうやってこんなところに侵入したのかわからないんだけど、ある時床の本を整理すると下に落ちてた。ちゃんと僕の眼が醒めているときはいいんだけど、ちょっと寝ぼけていたり、気を抜いていると、ふっと踏んづけてしまいそうになる。ああ、いけない。これ踏んづけたらいやだなあ・・・体中にさむさむが起ちそう。軽い緊張感が部屋のスパイスになってて・・・。早く捨てろ?・・・うん。
 何となく今日はガムラン・テイストのクラブ・ミュージックが聞きたかったので、EMIGRATIONの1998年のコンピレーション
BLUE BLACKから、井上薫のプロジェクトChari Chariの曲なんぞを。Chari Chariも1999年のアルバムSpring to Summerから、いろんなコンピレーションに参加したりと各所で有名になっちゃいましたが。この曲はガムランの音にスティール・パンの音がかぶさって、心地よいブレイクビーツになっています。ガムランとスティール・パンって国が違うやんって思いますが、結構合うんですね(どちらも暑い国ですし・・・)。このコンピは他にLEGO、SPACER、ARROW TOUR等々が参加していまして、南国系のエキゾチックなブレイクビーツ満載となっています。心地よいです。因みに、今、久々にChari ChariのSpring to Summerを聞き直しているんですが・・・。当時はあんまり聞いていなかったのですが、・・・いいですね、これ。ホント。もしかして、今更ながらはまるか?インドネシアや中南米、ジャングルなんかのちょっと南国系のサウンドスケープ。熱帯雨林なブレイクビーツ。今からでも聞いてみて下さいな。これからの季節にいいかも。

2001年6月4日月曜日

Miss Nancy / Arthur Blythe


 病院のトイレには、気分が悪くなったりした時のための看護婦さん呼び出しボタンがある。今日、水を流そうと思って間違えて押しちゃいそうになったよ(水洗のボタンのとなりにあったので)。あぶないあぶない。ナース呼んじゃうとこだった。そういえば、エレベーターでも、「扉を閉めるボタン」と「係員呼び出しボタン」を間違えそうになるときがある。というのも、場所によってボタンの配置が違い、いつもの場所を押そうとすると、電話マークのボタンだったりするのだ。あれって規格とかないのかなあ?間違う人いるよね、絶対。押し続けなきゃ大丈夫だと思うけど・・・。
 話は変わるが、電卓と電話機の10キーの数字の配列はちょっと違う。電卓は下から1・2・3・・・なのに、電話機は上から1・2・3・・・なのだ。これは規格があるみたいで、人間工学に基づいて使用時の誤りの少ない配列になっているらしいんだけど。じゃあ、なんで電卓と電話機では違うのだ?何が違うのだ?うんと納得できる答えのわかった人は教えてちょうだい(とんちでも可)。気になっています。ちょびっとだけ・・・。
 今日はあのJames Blood Ulmer(ギター)も参加の1980年Illusionsからのナンバー(この曲はJames Blood Ulmerは参加していないけどね・・・)。Arthur Blythe(サックス)・・・フリー・ファンクというのでしょうか?黒っぽいグルーブにインプロビゼーションがスリリングなファンキーなジャズ。ついつい引きずり込まれてしまいます。かっこいいですよ。最近のジャム・バンド系ジャズとかが好きな人にはいける音じゃないでしょうか?どうかな?

2001年6月3日日曜日

History Of Shoes / Yasuaki Shimizu & The Saxophonettes

 電話の音が嫌いだ。こちらに越してきた4月、ファックス付き電話を買いなおした。それは以前の電話がちょっと遠いようで、聞き取りにくく、また、向こうも聞き難そうだったからなのだが。その時、心臓に悪い呼び出し音を他の音に変えてみた。ぴろぴろ・・・という電子音で、何か心地よいなあと思っていたが、最近やはりその音も心臓に悪くなってきた。結局、家にかかってくる電話は9割以上が病院からで、患者さんの急変であるとか、様態が悪いとか、急患であるといった用件が多いからなのだが。深夜もあれば明け方でも患者さんの病気は24時間なので、こちらも24時間拘束のようなもので、それは以前から承知はしてはいるのであるが、やはりいつになっても電話の呼び出し音は恐怖を感じる。同様にポケベルの音も恐怖である。街中でも似たような電子音にやたらと敏感で、似たような音を聞いただけで心臓に悪い。だから僕は友人には家の電話番号は教えないし、逆に病院には携帯電話の番号は教えないようにしている。携帯電話の呼び出し音さえ恐怖になったら、大変である。時に耳の錯覚で電話の音を聞いたり、夢の中で電話の音を聞いたり・・・、重症の職業病である。
 今日の曲は
清水靖晃率いるサクソフォネッツのTime and Again(1993年)より。「北京の秋」の続編である。ストリングス・オーケストラをバックに清水靖晃の馥郁たるサックスがなまめかしくとけ込み、1音1音がイマジネーションをかき立てる。タイトルや、英語のセリフのやりとりも謎めいていて意味深で、映画的のワンシーンが目の前に浮かぶようである。まさに映画のようなCD。傑作です、ホント。
 因みに清水靖晃といえば、昔から結構先鋭的な曲が多く、コマーシャルとかにもよく使われてたっけ・・・。ビデオのCMに使われた「チコチャン」とかウーロン茶のCMに使われた「ママハソトデ」ってやつとか(
Subliminal/1987年)、耳を引く印象深い曲が多い。知ってる人いるかなあ・・・。いたら連絡してね。あと、テイ・トーワのアルバムでもサックス吹いてたっけ。興味深いアーティストの一人である。

2001年6月1日金曜日

SO FLUTE / St Germain

 今後3日間の間に、岡山が震源地でマグニチュード6以上の地震がくるんだそうな(ちょっと情報の出どころは不確かですが・・・)。地震の予測などは現在ではどの程度あてになるのだろうか。それと神戸の地震の後とか地震ブームさながらに防災グッズがはやった時期もあったが、今起こったとしてあの時の教訓は生かされるのであろうか、それとも歴史は繰り返すのかしら・・・。携帯は使えるのかな?広島の地震の時には、結局ドコモの携帯はつながらず連絡に困ったのだが(でもiModeのメールは使えました。ご参考までに。)、なんとかしてくれDoCoMo・・・。とりあえず岡山の実家が心配なのであるが、地震が来たらとりあえず僕は病院に駆けつけなきゃな・・・。まあ今週末地震が来る可能性が強いのなら、引っ越しの片づけ(4月に引っ越してから、まだしていない・・・)はまた今度にしよおっと。

 もうだいぶ前に話題になっていたLudovic Navarre率いるSt Germain(サン・ジェルマン)のTouristBlue Note)から、力強いフルートの曲(声が漏れるほど強く吹いててかっこいい)。アルバムは全体としてはクラブ・ジャズなのですが、あのBlue Noteからでてるだけあって(?)もっともっとジャズ寄り。生音のトランペット、サックス、フルート、ピアノ、・・・等々のアドリブもなかなかです。フランス人のジャズっぽく涼しげなホットさ加減で、ブラックというよりノワールといった趣。ダブなんかもあり。一曲目ではサンプリング・ゲストとしてMarlena Shawの声も・・・クールクール。
 明日は日直だから朝から救急外来しなきゃいけないし・・・あああ。

HYPERSPEED (G-FORCE PART 2) / PRODIGY

 なんか今日も外来で疲れたなあ・・・。そういえばよく考えたら、仕事の割に僕のホームページはどうも医療ネタが少ない。別に避けているわけではないのだが・・・。ちょっと(ネタを)考えてみたが、やはり思い浮かばない。朝から晩まで仕事して、土日休日も仕事あるし・・・。そんな仕事中心の日々生活のなかでいろんなドラマもありゃ、失敗談とか、うれしかったこととか、悩んだこと、面白かったこととかもちろんたくさんある。でもやっぱりそれをなかなかネタにはできないのね。医療ってやはりデリケートな話題で、もともと誤解を受けやすい。患者さんのことをネタにするわけにもいかなければ、する気もない。自分の仕事を誤解を受けないように説明するのも難しいし。内輪のネタになってもいけないし。ってことで、仕事の話は気が向かない限りなしってことで。(今日言いたかったのはこういうこと→・・・仕事していない訳じゃないのよ。仕事は相当忙しいんだけど、ネタにはしないだけなのよ。)
 ところで、「心臓マヒ」って何だ?昨日のヤフー・ニュースで「盗難車運転の男、警察に追われ、心臓まひで急死」ってあったけど、心筋梗塞か?それとも致死性不整脈でも生じたか?あるいは肺塞栓?その時なにが起こったかわからないが・・・これほどよく使われる単語で、意味不明のものもないなあ、と思う今日この頃。
 ここでProdigyってのもなんだかかっこわるいが、あえて一曲。デビュー・アルバムの
EXPERIENCE(1992)から。当時からチープな馬鹿っぽさはあまり変わらないが、曲は今より数段かっこよかった。超高速ブレイクビーツと早送りのMC、やすっぽいシンセの音・・・、ほとんどの音源はLiam Howlettひとりで作ったと思われる。当時イギリスのラジオのチャート番組でEverybody In The Placeを聴いたときはびっくりしたものです。John Zornのハードコアな高速剃刀サックス(しかも二枚刃)といい、僕はハイパースピードな物に惹かれるんだろうか・・・。

2001年5月31日木曜日

Here Comes The Rain Again / Eurythmics

 今日も雨・・・降りしきる雨を見ていると、この曲思い出した。
 ユーリズミックスの3枚目のアルバムTOUCH(1983)からのファースト・カット。ご存じの通りユーリズミックスはAnnie Lennox(イギリスを代表するヴォーカリストのひとりだ!)とDavid Stewartのユニットで、1981年に結成。2枚目のアルバムSweet DreamsからのLove Is A StrangerとかSweet Dreams (Are Made Of This)に始まりヒット曲、佳曲も多いのですが・・・。
 僕が洋楽を聴き始めたのがちょうど1984年、中学校1年の頃。この曲はちょうどその頃ヒットした曲で、この頃の僕は聴く曲聴く曲が新鮮で、洋楽をあさるように聴きまくった。ボンビートっていうラジカセで、FMラジオをエアチェックして、気に入った曲を何度も何度も繰り返し、聴いた。その頃はビデオクリップがはやり始めた頃で、小林克也の「ベストヒットUSA」などの深夜の洋楽番組を遅くまで起きて見たものだ。そして、お小遣いを貯めて、1~2ヶ月に1枚のペースで、厳選に厳選をかさねてレコードを買っては大切に聴いた。その頃の衝撃や感動は今でもほぼ鮮明に思い出すことができ、現在の僕への方向性はその頃出来たに違いない。この曲を聴くとあの頃の事をフラッシュバックする。カセットテープ、読みあさったFM情報誌、窓の外に見えた風景、・・・その当時の体温やにおいまでも正確に思い出すことが出来る。今の半分以下の歳だったころのこと・・・。
 降りしきる雨を見ていると、そんな事を思い出した。

2001年5月30日水曜日

RADIO MUSIC / YANN TOMITA


 雨の日、外歩くと・・・靴の底に穴が開いているのがよくわかるのね。がぱがぱして、靴下濡れてきて。気分悪ー。
 医者は不定期に転勤があって、ほぼ毎月、どこかの先生が転勤で入れ替わっていく。その度、送別会やら歓迎会やらあったりするのだが、部署も多くて全てに参加するととんでもないことになります。もちろん関係の薄い部署の飲み会は誘われませんし、当然病院によりますけどね。浅い経験からいうと・・・南の方に行くほど、飲み会が多い、っていうか飲む人多いような気が・・・(失礼)。今日送別会があったのですが、あっさりしていて不完全燃焼かも。うーむ。飲み足りん・・・。
 ヤン富田の、1992年の2枚組CD
MUSIC FOR ASTRO AGEについて今更語るのも恥ずかしいっていうか、ヤン富田も有名だし・・・。スティール・パン奏者、ミュージック・マニピュレーター(っていうのか?)、ヤン富田。様々なアーティストに影響を与え続けていますが、Audio Science Lab.と銘打ったコンソールからの、実験的かつ音響的な名作。スティール・パン(ほら、トリニダード・トバゴの、ドラム缶へこませて中をたたく楽器)の涼しげな音楽やテープ、ラジオの音、システムコントロールによって編集された実験的な音響、比較的ポップで決してわかりにくくはないです。たぶん・・・。言ってみれば1966年のタイムマシーンに乗って2050年に旅したUFOって感じ・・・(よけいわからないか)。この曲はドラムパターンと短波ラジオのキューーーとかピロロローーとかいう音のみで編集された曲。意外と今聞いても新鮮。このアルバムを象徴しているわけではありませんけどね。

2001年5月29日火曜日

見上げてごらん、夜の星を / Ground-Zero


 放射線を使う検査とか治療(特に心臓カテーテル)とかに従事することが多い僕なんかは、どうも放射線をたくさん浴びた日は言い表せないくらいしんどいようだ。それが、放射線のせいなのか、心臓の検査、治療という事で緊張感を強いられるからなのか、あるいは鉛の重い防御服をはおっているからなのか、はたまたそれらの合わせ技なのか・・・息をするのさえ、だるい。こういった放射線作業に従事していると、白血球が減少してみたり、甲状腺機能に影響したり、角膜に影響したりと、将来いろんな悪影響が予想されるのだが・・・仕事なので仕方がない。「心臓カテーテルをする医者には女の子が産まれる可能性が高い」というまことしやかな噂を、それこそどこの病院にいっても聞く。精子に何らかの影響があるからなのか?その(真?)偽は調べればすぐ判明するはずであろうが、話として面白いので追求しないままにしている。
 曲は大友良英(ターンテーブル、ギター、・・・)ひきいるGround-Zeroの
"Plays Standards"(1997年)から。アルタードステイツの内橋和久、芳垣安洋、ナスノミツル、サンプラー(サインウエーブとか・・・)の松原幸子、菊池成孔(サックス)、等々それぞれ手練れのすごいメンバーからなるバンドだったが、バンド自体は1998年解散。作品により様々な様相を呈する「音楽」を提示してきたが、このアルバムは比較的ひとつひとつが曲になってて・・・といったら失礼だが。いわゆるスタンダードというより、大友良英個人の人生におけるスタンダード。ビクトル・ハラから篠田昌巳、阿部薫、フレッド・フリス、ディレク・ベイリー、スティーブ・ベレスフォード、ローランド・カーク、・・・そしてウルトラQのテーマソングから、この坂本九のカバーまで。ジャンルは様々。統一感がないようでいて、大友良英というフィルターを通した一貫性のあるカバー集。それぞれの曲は分解され、手練れたちの演奏で再構築され、非常におもしろい。この坂本九(永六輔-いずみたく)のカバーは大友本人の弁によれば「サビのメロディーをなくして、長い長いワンコードのシーンを付けた。曲はどこにも解決せずに長い長い旅に向かう。」とのことだ。まさにそう言った感じの、通り一遍ではない秀逸なカバー。

2001年5月28日月曜日

We Are Rolling / Medeski Martin and Wood


 いわゆる「ギザ10(ギザギザのついた10円玉)」はよく知られていると思いますが、ギザ10も奥が深い・・・。ギザ10は昭和26年から昭和33年まで(昭和31年だけは製造されていません)製造されています。昭和33年発行の物が一番少なく、レアものです。とはいっても、売っても100円程のようですが・・・。ギザは132個。そして、よくみると昭和26年製のギザ10の表の屋根にのっかってる一対の鳳凰はしっぽが立っていて、昭和27年以降はしっぽは下を向いているようです(昭和27年ものは半数ほどが上を向いているようですが)。
 因みに昭和24年から33年まで(29,30,31年は未発行ですが)発行されていた5円玉はデザインが現在の物と一緒で、書体が違っていまして(明朝体)時にいまのものに混じって見かけます。ほら、あなたの財布にも・・・。探してみてね。昭和32年のものは超レア!1000万枚しか出回っていないようです。ところで少年時代、僕は買い物のお釣りに穴のあいていない5円玉を渡されてびっくりした経験があるのですが、そんなことない?穴の開いていない5円玉の存在を知らない訳じゃなかったのですが、そんなレアなものが平気な顔で流通している。というより、穴が開いていなくても平然と返すそのおばちゃんにびっくりしたっていうか・・・。そのお店では時にそういうことがあるそうだ。因みに無孔の5円玉は昭和23年、24年の2年間の発行で、ざっと2億5千万枚発行。その5円玉は今でも実家に大事に保管しています(どこに置いたか覚えてませんが・・・)。
 そういえば、幼少の時100円玉も50円玉も今の物とデザインの異なるものを使っていた記憶はないですか?ある時(といっても、もう数年前・・・)ふっと、記憶がフラッシュバックして調べたら、ともに昭和34年から昭和41年は現在とは違う50円ニッケル貨幣100円銀貨幣が発行され、流通していたのですね・・・。そうそう、これを握りしめて橋のたもとの駄菓子屋(その名も「橋根」っていう駄菓子屋)に行ったなあ、ちっちゃい頃・・・(涙)。今では、「ギザ10」や「フデ5」なんかメじゃないほど、お目にかかれません・・・。よく使っていたのに、今は一枚も持っていないし。いつか・・・、いつかはこれがお釣りとして返ってくる日を夢見て・・・。今回、参考はこれ・・・→財務省造幣局ホームページ!!(ああ・・・とうとうこんなとこにリンクして・・・)。それと日本銀行のここも見ていただければ、今日の話題にしたコインの写真は全部見れます。
 曲はこれ。Medeski Martin and Wood(←このホームページ、いろんな音が鳴っておもしろい)の2000年のThe Dropperから。ジャムバンドとかってよく並べて評されますが、関係ありません。そんなのもう、ずっと前のブームですし。今ではニューヨークのジャズシーン(しかもアンダーグラウンド)の最重要人物の一人でしょう。John Medeski(Organ、Keyboards)、Billy Martin(Drums&Percussion)、Chris Wood(Basses)のトリオ。暴れん坊将軍なオルガンに、複雑骨折なドラミング、それでいてどの曲もGroovyです。ホントにGroovyなんです。アバンギャルドで暴力的なジャズ。かっこいいです。可能な限り大音量で。あの変態ハードボイルド・ギタリストのMarc Ribotも参加。

2001年5月27日日曜日

浮躁 / 王菲

 10月25日にウインドウズの新しいOS、Windows XPがでるなー。ウィンドウズ2000とウインドウズMeの違いも理解されていなかったりするのに大丈夫かいな?と思ったが、以前からの噂どおり二つのOSが統合されたものとなるらしい(それぞれWindows XPプロフェッショナル、Windows XPホーム エディションという)。XPはエクスペリエンスを意味するらしいが・・・。インターフェイスやネーミングをみるにつけ、やっぱり似てるなあ・・・MacOS Xに。Wiredに2月15日に掲載された「『ウィンドウズXP』で唯一オリジナルなのは『P』の文字だけだ」というのもなかなか笑わせるコラムで、特に「マイクロソフトは、『マックOS 9』の『マルチ・ユーザー・コントロールパネル』から、アヒルまで盗んだ!」という意見に対し、ウィンドウズの製品責任者、アート・ペティグルー氏の「いかなる類似も偶然の一致だ。われわれはアップル社からアヒルなどを盗んでいない」というくだりが、なかなかおかしい。一緒やん、左右が逆なだけで・・・。それはさておき、僕はまだMacOS9.1を使っている。MacOS Xに移行しない理由はいろいろとあるが、まず、今まで使っていたソフトがMacOS Xに対応していないものが多い、いままで作成したファイルが使えない(この二つはMacOS X上でMacOS 9.1を走らせて使えはするが・・・)、なんといっても使い方が違うため慣れづらい等の点が挙げられる。しかし、いずれアップルもMacOS Xをメインに開発を進めるであろう都合上、いつかはMacOS Xに移行せざるを得ないのかなあ。と、思いつつ今は様子を伺っている。Windows XPもやはり大幅なバージョンアップであり、安定性、セキュリティ、使いやすさ等の改善がなされており評判は上々の様であるが、その辺の上位互換性とか使用感の一致とかの問題がはっきりしないと、やっぱり素直に移行は難しいのでは・・・と思うんだけど、いらん世話だな。
 因みに好きなんですよ、王菲。昔っから。これはCINEPOLY時代最後のアルバム浮躁から。EMI移行後の最近のアルバムも悪くはないのですが、この1996年の浮躁と1994年の討好自己は彼女のベストの一つと僕は思っています。ほとんどの曲を自分で手がけており、浮躁にはCocteau Twinsとのコラボレートも入っています。討好自己はちょっと大陸臭のするブリット・ロック寄り、浮躁はもう少し浮遊感のある・・・と言いましょうか。欧米の洋楽と並べて聞ける、数少ない大陸産ロック。というより、大陸ならではのロック。

2001年5月26日土曜日

SATELLITES / RICKIE LEE JONES

 ちょっと時間が出来たので、鳥取にも「鳴き砂」があると突きとめた僕は、海へと向かった。よく晴れている訳でもない中途半端な天気だった。「鳴き砂」についてはまたいつか別項で書くとして・・・、久々に海沿いをドライブした。考えてみれば(日本のほとんどはそうなのだが)どこへ引っ越ししてもいつも近くに海があって、気持ちが落ち込んだりしたら(そのときに時間があればだが)海へとでかける。海沿いを走るのは本当に気持ちのよいもので、好きな曲をかけながら可能な限りどこまでも走る。ちょっと窓を開けておくのもいい。いろんなことが頭に回っては消え、時に歌なんか歌ったりなんかしながらね・・・。いい気分転換になります。
 入れ込んじゃってるアーティストについて書くのは非常に難しいものがあるけど、
Rickie Lee Jonesの特にFlying CowboysTraffic From Paradiseの2枚は必ず海に連れていくアイテムです。当然どんなシチュエーションで聴いても大好きなのですが、海へのドライブでこれほど気持ちが癒され、気持ちいいのはないなあ。このアルバム(Flying Cowboys)は1989年、出産後のリッキーの復帰作。Walter Beckerのプロデュースで、よくできた(完成された)アルバムです。優しくて、奔放で、かっこいいです。ちなみにTraffic From Paradiseは1993年、仲間内で作ったような、よりリラックスしたような雰囲気のアルバムです。最近も非常にいいスタンスで活動していて、嬉しい限りです・・・。

2001年5月25日金曜日

無題

 昨日まで・・・こんなに聞こえてたっけ?カエルの大合唱。仕事の帰り、牧歌的な田んぼ沿いを歩いていると、すごいのね。カエルの鳴き声が。雨が結構降ったからかな。なんかそういえば、しばらく聴いていなかったな、こういうの。実家のへんももとは田んぼが近くにあってよくカエルが鳴いていたものだけど、家の周りもスーパーが建って住宅地が出来て、聞こえなくなったんだった。全国のカエル総数も結構減っているんじゃないだろうか(以前もそういったニュースを聞いたことがあるが、だいぶ前だけど)。カエルの事情とかにはあまり詳しくないので知らないが・・・。改めて聴いていると、結構心地よいものなのね。カエルの大合唱は。懐かしいような、どこか他の不思議な世界にいるような。
 ってことで、今日は曲なしで、カエルの声を聴いています。
 きっと蛍も時期になればこの辺にも出るのだろう。きっと。ちょっと楽しみだ。

2001年5月24日木曜日

BIRTHDAY / THE SUGARCUBES

 正直言って昨日はそんなに帰るのは遅くはなかった。昨日は仕事もそんなにいうほど忙しくはなかった筈だ。携帯電話のペースメーカへの影響などに付き調べ事をしつつ、目の前にあった「韓国風のり味ポテトチップス」をつまんでたところまでは覚えている。しかしその後の記憶がない・・・というか気付いたら激睡していた。マックさえ付けっぱなしで・・・。一旦深夜に意識が戻って、その後は普通に寝たけど。なんでだ?「韓国風のり味ポテトチップス」に睡眠効果があるのか?っていうより、そんなに疲れたまっていたのか?僕?「韓国風のり味ポテトチップス」でもあっち行けちゃうんだもんな、もし睡眠薬とか飲まされたらひとたまりもないな。物、取り放題だな。というか、それはいいけど朝起きれなくて仕事に遅れちゃうな。
 ・・・関係ないけどセデスは製造中止になったそうな。全国数億人いると予想される頭痛患者はどうなる?
 今日は雨だ。牧歌的な田園風景の向こうの方が見えないほど、霧がかかったように白くて、ぼやけてて。なんか、この曲を思い出したよ。1988年のThe Sugarcubesのデビューシングル。ご存じ
Life's Too Goodに入ってる。当時、アイスランド出身のポップバンドは新鮮で、すごくはやったな。この曲のアイスランド語バージョンもあるよ。バンドのカラーとしては男女ツインヴォーカルのアバンギャルドなロックで、とらえどころのないポップ。この曲は静かな中にも暴力的というか、押し殺した感情というか、不思議な不安感のつのる曲。ビョークのこぶしのきいたヴォーカルはこのころからすごい迫力で・・・、名曲の一つでしょう。バンドは1992年に解散。その後のビョークの成功はみなさんの知るとうりです。

2001年5月22日火曜日

GREAT FIVE LAKES / BUFFALO DAUGHTER

 正直言おう。医者始めて、はや6年目。されど6年目。でも、たかが6年目。医者で6年目なんか正直「ぴよぴよ」でして。ある意味「ぱよぱよ」でして。今日初めて、某治療っていうか手術を行った。正直緊張した、こわかった、そして楽しかった。まだまだ日々が修行で、毎日が勉強でして、患者さんに対して申し訳ないな、と思う反面、いろいろと勉強させて頂いて。そうやって勉強させてもらいながら、すこしづつ医者として成長するのかな、と。わずかな力でありながら喜んでもらえるのであれば、それは僕にも嬉しい事で。しんどくても、やっていけるかな、と。・・・思った今日この頃でした。
 それとは関係ないが、
Buffalo DaughterはsuGar yoshinaga、yumiko ohno、moOog yamamotoの日本人3人組。Beastie BoysのGrand Royalからアルバムが出ています。これは1998年のNew Rockのなかの一番キャッチーなナンバー。キャッチーすぎ。マイクDもオーケーを出したとか。とぼけてて実験的でポップ。ノイジーで音響的でポップ。モンドでファンクでグランジでポップ。ニューウエーブでテクノでポップ。この曲、ビデオクリップもとぼけてて、回転してて、うまーい出来。

2001年5月21日月曜日

WHAT I WANT / MUKKA MAKKA

 今日は給料日だった。やふー!ってことで酒でも飲もー・・・。最近は「カンパリ」が好きでよく飲んでいます。オレンジジュースでわったり、そのままで飲んだり・・・。赤くって、苦くって、甘いそのイタリアンリキュールはそもそも何でできているんだ!?ってことで今日はカンパリについて・・・。
 カンパリは1860年、イタリアのミラノでガスパーレ・カンパリによって創られ、2代目のダヴィデ・カンパリの時代に「カンパリ」という名前になったそうな。ビターオレンジの果皮、キャラウェイ、コリアンダー、シナモン、カルダモン、ナツメグなど30種類以上のハーブ・スパイスをアルコールに浸出させて作ったビター系のリキュールだそうで(今でもカンパリの原材料は極秘で、精製方法は門外不出だそうな・・・)。そうか、そういわれたらミカンの皮やハーブの味がするな・・・。僕も初めて飲んだときにはやはり、苦みと甘さがあり、いわゆる「くすり」みたいなくせのあるにおいと味が、苦手だ!と思ったもんでしたが、何回か飲んでいるうち、その奇妙な苦みと甘みが絶妙で・・・いやいや、病みつきになっちゃうのね。やっぱり、くせのあるものほど、くせになるっていうか・・・。いったんそのうまさが分かっちゃうと、止められませんのな。ホント。きっとこの味、苦手な人は多いと思いますけどね。
 飲み方としては、オレンジジュース適量(←むちゃ適当だな・・・)で割ってステアして「カンパリオレンジ」とか、ソーダで割って「カンパリソーダ」、45mlづつのカンパリとグレープフルーツジュースにトニックウオーターを少量加えて「スプモーニ」など・・・。当然そのままロックで飲んでも(というか最近僕はこればっかり)いけます。今回参考にしたのはこちらバー・ストラスです。うい→。
 イタリアの女性1名男性2名のトリオ、MUKKA MAKKAの曲なんかを、1998年のMUKKA MAKKAから。打ち込みを中心としたクラブ系(トリップホップ?アブストラクト?ドラムンベイス?ジャズ?)の音に、女性の涼し、うつくし、かっこいいヴォーカル。サウンドエフェクトなんかも多用した凝った作りで、イギリスでもアメリカでもない(まさかドイツでもない)しゃれたイタリア特有(?)の作品です。結構今聴いてもおすすめかもー。なぜか日本のRIP CURL RECORDINGSからでています。ういー。

2001年5月20日日曜日

HI-LIFE / WALLY BADAROU


 ああ。疲れた。疲れた。疲れた。・・・。当直はやっぱりしんどいです、30越すと。24時間以上連続勤務になるし。重症患者が入院したから次の日(今日)もかかりっきりになったし・・・。もう、数分後は月曜日なのね。休みたい・・・。
 L' Etranger(エトランゼ)はアルベール・カミュの有名小説(邦題「異邦人」)から摂りました。英語で言えばThe Stranger。アルジェの白い壁と砂浜、青い海、ぎらぎらとした太陽・・・。主人公ムルソーは友人の件で、ぎらぎらとした太陽の下、アラブ人に引き金をひいてしまう。緊迫感あふれる第1部、裁判の経過を追う第2部。実存主義を説いた(カミュ本人は違うと言ってるらしいが)傑作小説です。ご一読を・・・。アルジェも旅したい場所の一つです(なかなか行けないけどね。)
 あと、L' Etrangerには旅人のイメージや、知らない音楽、未知の物を探索するイメージを重ねています。(徳島大学常三島キャンパスの近くの喫茶店も思い出します・・・余談ですけれども。)どうかしら?小川さん。
 曲はWally Badarouの1984年のアルバム
ECHOESからです。よく知らないんですが、ジャマイカのキーボーディストらしいです。スライ&ロビーとかグレイス・ジョーンズ、Level 42なんかにもキーボードや作曲とかで参加したりしていましたが、そんな知識は必要ありません。音的にはほとんど共通しませんし、レゲエでもありません。いかにも80年代のキーボーディストのインストゥルメンタル・アルバムといった感じで、音的にはやや古くもありますが、これ・・・傑作です。時には民族色あったり、叙情的であったり、素敵です。そもそもHi-Lifeという単語はアフリカの激しいリズムの音楽を表すのですが、この曲もはしゃぐ子供の声ではじまり、アフリカを彷彿させる弾む曲調のサウンドスケープ。ビデオクリップも秀逸だったのを覚えています。

2001年5月19日土曜日

DREAMS / GABRIELLE


 はっ!気付いたらまた床で寝てた。音楽聴きながら、電気付けっぱなしで・・・。昨日もカレーだったし、何か人生つまんないな。ああ、なんかぼーっとした中途半端な天気で。洗濯もしなけりゃ着る物もないし・・・。部屋も引っ越しの後片付けていないし・・・。毎日忙しくてあれやこれやしたくても、しんどくて・・・。今日は午後から当直だし。どっか、行きたいな。遠くへ。
 この曲は片目アイパッチの女性ソウルシンガーGabrielleの、多分デビューシングル。1993年のFind Your Wayに入っています。その他の曲は知らないのですが(きっと当時聴いたと思いますが、多分ピンと来なかったのだろう)、この曲は本国イギリスで大ヒットしたのを覚えています。なつかしいな、大学生のあのころを思い出すよ。うう。最近(っていっても1999年)何故か
MAGNOLIAのサウンドトラックにこの曲が入って久々に聴きました。いい曲です。さわやかでポップなソウルナンバー。映画は見てないけどね。どう使われたんだろ?いいのかな?この映画。

2001年5月18日金曜日

AFTER THE RAIN / JOHN COLTRANE

 疲れた・・・。よく外来やってても「疲れやすい」とか「しんどい」っていう人が多い。もちろんそれは病的なものと、そうでないものがあって、それなりに慎重にならなければいけないのだけど。僕も日々の生活で疲れのたまるっていうか、疲れやすい人間としては(自分は病的ではないと思ってるけど)、結局みんな日々の生活って当然ストレスたまるし、多かれ少なかれしんどいんだろうね。ただ、疲れっていうのはある数値で表せるものではなくて、他の人と比べたり、自分の方がより疲れてるとか言えないからやっかいだな。僕はこんなに疲れているんだ、とか見せてあげたいときもある。結局普通の生活してたらみんな疲れるよ。やっぱり。あえて言わなくても。・・・せめてゆっくり休めたらいいんだけど、明日は当直だ・・・。
 John Coltrane・・・あえて、ことさら説明するまでもありません。
IMPRESSIONSに入っています。ぶりばりテナーを吹きまくるフリーなタイトル曲の次に入っている美しい小曲で(もちろん録音時期はことなりますが)、McCoy Tynerの小雨(After The Rainなのにね)のような優しいピアノに、John Coltraneの優美なテナーが素敵な一曲です。今日は雨は降っていませんが・・・。

2001年5月17日木曜日

SHARING / BUGGE WESSELTOFT

 やっぱり外来患者さん60人はきつい。午前中に60人消化って事になると、一人あたり5分かけたらもう時間オーバーなのね。なかなかその人の病状について考える時間も限られているし、患者さんと話したり、ゆっくりと話し聴いたりする時間がないのがくやしい。昼からはペースメーカーの植え込み手術あったし、疲れた。ぐったり。
 ところで、最近スープカレーをよく食べるのだが(もちろんレトルト!)、
札幌でスープカレーってはやっているのか?テレビとか見ないからわからないけど。札幌で35年ほど前に誕生し、今ではスープカレー専門店まであって、50件を数えるそうな。基本的にはさらさらのカレーのスープ(コンソメスープのようなただずまい)で、チキンの足とか、ジャガイモとかがごろっ!って入っているらしい。ご飯とは別の皿で、べつべつに食べるのが普通だと。ヤフーで検索したら、目が回るほど出てきた。スープカレー掲示板まである・・・。ういー。
 僕が食べたのは
S&Bのそれだけど、へえ、そうか。ってかんじ。なるほど。水様下痢状の・・・いやいや・・・消化しきれなかった人参とかじゃがいもとか・・・・いやいや・・・といった見かけだが。面倒なのでむっちゃご飯にかけて食べた。なかなかうまいな。と思ったが、ホントのスープカレーはこんなんじゃないらしい。食べたいな。札幌でスープカレー!!
 ちなみに、S&Bのスパイシーチキンカレー(レトルトだ!)、っていうのもスープのカレーなんだけど、これはうまい。実はこちらの方がうまいと思う。試してみてくれ。辛口だ。
 今日は紹介しようしようと思ってるうちに1ヶ月以上がたち、既に話題になりまくってしまっててちょっと恥ずかしい、って感じですが、ノルウエーのクラブジャズ系のレーベル
JAZZLANDから。このレーベルについてはいろいろ、後日書きたいです・・・。どのアーティストも個性強くて刺激的です。なにより、ジャズです、しかも今の。どれも今聴いておくべきジャズです。レーベルオーナーBugge Wesseltoftの1998年のセカンドSharingから。(もう3年前に出てたの・・・知らなかったが。恥ずかし。)

2001年5月16日水曜日

愛誰是誰 / 某某人

 あはははは!んば、見たよ。先行者!知らなかった。知らない人のために・・・以下のホームページを順に見て下さいな。先行者とは中国が開発した2足歩行のロボットです。
 1.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/tamasiitop/robotyuugoku/robotyuugoku.htm 2.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/kikaku/kahou/kahou5.htm 3.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/kikaku/kahou/kahou7.htm 4.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/kikaku/kahou/kahou8.htm
「侍魂」っていうホームページに勝手にリンクしました。そして、こちら。人民日報のホームページから、
 5.http://www.people.ne.jp/j/2000/11/29/jp20001129_44763.htmlそうかあ、去年の話題なのね。最新情報を入手したひとは教えてな。
 って、ことで、ほっこりしたとこで、思い出したのは・・・某某人。1993年発表のその名も中国Rapってアルバム。おそらくこれ一枚しか出ていないと思うんだけど・・・。圓圓(tutu、漢字が少し違うけど)をはじめとする、もちっと太ってて、いかにもなチャイニーズライクな3人組。Rapといえども、HipHop的なそれではなくて、牧歌的な和やかな歌謡曲に中国語のラップ。いかにも大陸的なおおらかさが漂ってて、どうでもいいやって気分です。その中からどれでもいいけど、2曲目なんかを(他のはフォントが表示できないし)。僕は中国で売ってたカセットを買ったんですが、たしか、Pヴァインとかから、当時調子に乗った日本版CDが出てたはずです。非常に貴重な音源で、僕はおもしろくて好きですが(実はいい曲多し)、だまされてもいいやって人以外は見つけても買わない方が・・・いやいや。名盤ですぜ。

2001年5月15日火曜日

SUDDENLY / HERBERT

 いわゆるバーゼル・フェアは本名World Watch and Jewellery Showといって、スイスのバーゼルで開催される時計と宝飾品の展示会で、世界中の時計メーカーが新作を発表する、おそらく世界一の時計フェアである。今年は3月22日から3月29日にかけて開催されたようだ。そろそろいろんな情報誌、時計専門誌なんかにレポートが載る頃であるが・・・。あああ、見るんじゃなかった。物欲があああ。
 話題は新世代スポーツウオッチとか、Ulysse Nardinの新ムーブメント「フリーク」(何とムーブメント自体が回転して時間を表す!)。Eberhard(エベラール)の横目4つ並びクロノグラフ、クロノ4も新鮮、かつ美しい。A. LANGE & SOHNE(ランゲ・アンド・ゾーネ)のランゲマティック・パーペチュアルは完璧な美しさで、ため息が出る。BLANCPAIN(ブランパン)のトゥールビヨン・クアトロも複雑、かつ美しい。PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)のRef.5134もシンプルで美しい・・・。しかしこの辺の時計は数百万からBLANCPAINに至っては2800万円(!)とどうでもいいような値段で、見て楽しむものなんだな。
 一番心が動いたのは、これ。われらがCITIZENのカンパノラ・コスモサインCTV57-0741SS。って、どこのホームページ探しても、写真さえまだ出ていないのね。何と、文字盤に星座板がついてて、現在時刻の星座の位置を文字板上に表示する機能が付いているのだ!!しかも、とてもデザインも凝っていて美しく、クール!黒の文字盤に濃紺の星座板。ああ。しかもクオーツだから値段もそこそこ、何とか手が届きそうな・・・。あああ・・・。捜査中ですので、情報ありましたら。
 曲はHerbertの最新作Bodily Functionsなんかから。自己のPCCOM(Personal Contract for the Composition Of Music)
なるストリクトな作曲方針っていうか、ルールに従った、自分を厳しく制限するような作曲を行って出来上がった素敵な作品。基本的にはクラブ系の音なんだけども、ジャズにも通じるようなただづまい。Dani Sicilianoの乾燥した低体温、低血圧なヴォーカルも素敵。ああ。

2001年5月14日月曜日

DREAM ON / DEPECHE MODE

 今日はDepeche ModeのニューアルバムEXCITERの発売日なのね。この曲はニューアルバムからの先行シングル。Martin Goreはもう少し認められて良いソングライターだと思う。深くて重いいい曲を書く。David Gahanの声もますますしぶくて。当然、地方のかたは、もう少し待てってことで。早くアルバム聴きたいものだ。因みにこれはCDシングルなんだけど、最近は一曲に何種類ものシングルがでて困るよ。最もオーソドックスなミックスのCDシングル買ったんだけど、ジャケットにタイトル書いてないから、タイトルさえわかんないし・・・。ふにゃー。

2001年5月13日日曜日

JUNE / REI HARAKAMI


 昨日の学会もとどこうりなく終わって。何かほっと一息っていうか。倉敷で学会だったので、自分の発表が終わったら他の先生なんかと美観地区をふらりと・・・。天気もよかったし。夜は久しぶりによく飲みました。そして、気付いたら医局のソファで寝ていました・・・。ちょっとした二日酔いを抱えて、鳥取に帰ってきました。ああ。また、CD買ってしまった。
 その中の一枚、REI HARAKAMIの新作
RED CURBSublime Records)。明らかに普通と違うどこにもない旋律に、シークエンス、先の読めない展開・・・。優しくて、美しくて、流れるような音響エレクトロニカ。どんどん曲はわからない方向へ方向転換していくが、決して難解ではなく引きずり込まれていく。いわゆるテクノのミニマルな感じではなくて、そうか、ジャズのアドリブなんかと同等に聴けばいいのか。しばらく聞き込んでみたい一枚。このトラックは不思議なロマンチシズムあふれる一曲。よい。

2001年5月12日土曜日

無題

←岡山で学会・・・夜は医局の先生とかと飲み会。へべれけ。

2001年5月11日金曜日

ROCKET MAN (I THINK IT'S GOING TO BE A LONG, LONG TIME) / KATE BUSH

 やー、昨日はくちゃくちゃにいそがしくって、ご飯も食べれないほど。結局、病院で半徹夜だった。スライドは何とかでっちあげました。今日は今から岡山に帰ります。学会は明日の朝。準備なんかまだまだ・・・・。粉砕されてきます。ああ、明日の今頃は・・・?
 ところで革靴はあんまりこだわった事はないんですが、
あの時履いていたの(きちゃないなー、この写真の靴・・・)はモンクストラップ(なんか、ベルトのようなものがついている物)のストレイト・トゥのやつです。むかしっからモンクストラップ好きなんですよね、なんか。メーカーはこだわりません。こだわると無茶苦茶高いから。でも、この間のやつは3年履きましたね、なかなか、保ちますよ。毎日ほとんど履きっぱなしなのですが・・・。
 
曲はElton John & Bernie Taupinのカバー。1990年のこの二人のトリビュートアルバム、TWO ROOMSなんかに入っていますが、持ってません。そんなに興味なかったので。これはKate Bushの12インチ・シングルROCKET MAN (I THINK IT'S GOING TO BE A LONG, LONG TIME)からなんですねー(因みにB面はCandle In The Windのカバーです)。Kateのあの独特の声に、なぜかケルティックな雰囲気でポップなロケット・マンです。素敵なカバーソングです。
 って、ことで明日は更新されない予定です。じゃ・・・

2001年5月9日水曜日

TSUKUSHI / RINGO

 ねむいです。しんどいです。もう勘弁して下さい。ごめんなさい・・・。学会って完全にエクストラな仕事で、日々の仕事をこなしつつしなければいけないわけで・・・。普段から忙しいのに、もう寝る間もありません・・・。ぐー。もっと早くからせえ、って?そりゃそうなんですが、その時その時で、いつもそれなりに仕事ありますからねー。ゆっくりと寝たいものです。
 リンゴは、あの某有名バンドのドラムの人とは関係なく、ススム・ヨコタの別名ユニット。1995年のPLANTATIONから。シンプルでLove&Sweetな心地よいハッピー・テクノ。無邪気に楽しめて、ほっこりと幸せな気分。こんな曲作れたらなあ、っていつも思う。この間、Grinning Catっていう新譜をだしたばかりですが、僕はやっぱりここに帰ってきてしまいますね。他の人がどうあれ、僕はこれがススム・ヨコタのなかで一番楽しめるアルバムです。ぐー。

2001年5月8日火曜日

BUG / ALTERED STATES

 やばいです。いや、まじで。何が、って?、そら、あなた。学会の準備が・・・。せっぱつまっています。いや、まじで。
 アルタード・ステイツかっこいいです。ホッピー神山のレーベル、God Mountain(そのまんまですな・・・)のコンピレーション・アルバム
Neu Konservatiwの一曲目。1993年発売。1990年結成のアルタード・ステイツは内橋和久;electric guitar、effects、ナスノミツル;electric bass、芳垣安洋;drumsの三人組ですが、それぞれが非常に達者なアーティストで、それぞれ単体でもいろんな作品にちらほらと参加していたりして引っ張りだこのようです。アルバムも何枚か出しており(最近では、朝日のようにさわやかに(1999)かなあ、それ以降は出ていないなあ・・・。)、それぞれにいいのですが、この曲はかっこいいのに他のアルバムには入ってないようなんですけど。ギター、ベース、ドラムのシンプルなセットでの爆走するインプロビゼーション。曲のイメージを作り上げてはまたそれをたたき壊して、どんどんと展開していく様は、全身が複雑骨折したアバンギャルド・ロック・ジャズ。うまいです。かっこいいです。因みにこのコンピ、他にもp.o.nとか、Optical8、Ground Zero、高円寺百景、Tipographica、Demisemi Quaver等々日本のアンダーグラウンドを代表するアーティストが集結した、内容の濃いアルバム。今からでも遅くありません、手に入れて下さい。解散しちゃったバンドも多いですが・・・。

2001年5月7日月曜日

WATER SEQUENCE / DUBARCHANOID TRIM


 人間の耳には実は指向性はあんまりなく、実にいい加減な物で・・・。さすがに左右の判断はできるのですが、上下とか前後とかは結構判断つきにくいと思うのですがどうでしょう?。耳は左右2つしかないし、耳介も退化してしまっていて実はあまり集音機能はないものですし。実際、例えば家の中でなにか物音が聞こえたとき、それがどこから発せられている音なのかは以外と判断つきにくいことが多いでしょ?この間、螺旋階段で誰かのポケベルの音が鳴ったとき、それが上の階から聞こえてきたものか、下の階からのものなのかわかりませんでしたし。人間の耳って結構いい加減と思うんだけど、どうかしら?
 新しいアルバムも紹介したいのがたまってるんだけど・・・旅の写真も整理中なんだけど・・・、時間がないー。学会済んだら徐々にアップしますんで、また見てね。ってことで、新しいアルバムから一曲。Dubarchanoid Trimの4月末に発売されたばかりのファーストアルバム、DUBARCHANOIDから。岩城ケンタロウのソロ・プロジェクトで、それ以上はよく知りません。ラテンやアフリカンなドラムパターンをベースにしたアブストラクトでアンビエントな、テクノ、ジャズ、ダブ。とはいっても、あんまりラテン、ラテンはしていなくて、もう少し体温の低い東京発の音。暑苦しくなく、耳にも嫌みがなく、良質なサウンドスケープ。興味深い音とシークエンス、いいですよ。この曲はちゃぷちゃぷ水音につつまれたダブの曲。その他Julia FordhamのHappy Ever Afterの土着的かつ涼しげなカバーなんかもあったりして(もともとアフリカンなテイストのある曲だけどね)。Lovin' Circle/File Recordsから。
 今日も朝は4時から仕事してて、なかなか忙しくて・・・。スライドも出来ていないし、仕事も終わっていないし。この日記だけつけに帰ってきたって感じ?また、今から仕事に戻るぞ→(今10時45分PM)。ヘデイクもコンティニューっちゃ。うわーん。

2001年5月6日日曜日

CAVALRY OF CLOUD / SHELLEYAN ORPHAN

 「鳴き砂」・・・昨日の砂丘つながりで、そんな話題が出ました。踏みつけると「きゅっ、きゅっ」となる砂の事ですが、いったいどこにあったっけな?鳥取砂丘は鳴き砂ではないはずですが?yahooで検索してみると鳴き砂の権威とおぼしき元同志社大学工学部教授、現日本ナショナルトラストの全国鳴き砂ネットワーク顧問という三輪茂雄氏のホームページMusical sandが引っかかってきました。氏は専門分野は粉体工学で、ふるい分け研究から始まったそうですが、その後、とくに石臼研究と鳴き砂研究に専心されているそうで、現在は全国および世界の鳴き砂の現状調査中で、成果をこのホームページで公開中との事です(氏のホームページより抜粋)。このホームページを訪れてみると、「私は誰?」といってほほえむ氏の表紙に全身の脱力感と軽いめまいを覚えるのですが、サイトの内容は非常に奥深く、興味深いです。鳴き砂の成因、原理から、日本・世界の鳴き砂分布等々科学的にかつロマンチックに、詳しく、時にユーモアを交えて公開されています。水中鳴き砂とか、日本を斜めに横切るある一つの線上に鳴き砂が分布するという「謎の一直線」、鳴かなくなった砂を元に戻す方法、なぜ鳴き砂の音は魅力的か?(鳴き砂の音はほぼ400ヘルツの周波数をもっているかららしい、と氏は考察する。)等々、興味深い話題はつきません。なんと、昔、鳥取砂丘も鳴き砂だった可能性があるとのことではないですか。ほうほう。非常に興味深いサイトなので訪れてみて下さい。ロマンチックですな。
 曲は鳴き砂とは何の関係もなくShelleyan Orphan。Caroline CrawleyとJemaur Tayleの男女デュオ。これは1987年のデビューアルバム
HELLEBORINEから(レーベルはROUGH TRADE!!!)。管弦楽器を多用した、クラシカルな面もちのネオ・アコと申しましょうか。流れるような爽やかな音楽で、非常に気持ちがよく、二人ともがヴォーカルをとるのですが、特にCarolineの声はなかなか清らかで素敵です。歌詞の内容も文学作品(出典はわかりませんが・・・)からの影響を受けたと思われる文学的なもののようです。彼らには3枚のアルバムがありますが(2作目は89年、Century Flower、3作目は92年、Humroot。あと、Sealed with a kissのカバーをやったシングル?)、3作目はネオ・アコ調が少し濃くなり、ハーディガーディやフィドルなどの民族楽器を自分の物としてうまく取り込んだ曲調がおもしろいです。再発もされていますので手にも入りやすいか、と。3作目以降は音沙汰なく・・・ひょっとして解散!?
 さあ、次に休みが取れたら鳴き砂を踏みにいきたいなあ・・・と、おもう今日この頃。現実逃避。今日も緊急カテでした。

2001年5月5日土曜日

MIDNIGHT AT THE OASIS / MARIA MULDAUR

 今日は仕事の合間を見つけて、鳥取砂丘など行って来ました。その事についてはこちらなど・・・。
 ってことで、砂丘っつうか、砂漠にちなんでこの曲。ちょっとベタ?Maria Muldaurの1973年の大ヒット曲。ファーストアルバムの
MARIA MULDAURから。このアルバム、Ry CooderやらDr. Johnやら・・・大物が名を連ねていまして、非常に豪華な出来となっています。後ろジャケに各々の顔写真がでておりますが、とりあえずみんなびげぼうぼうで(頭は薄くても)・・・。むっちゃ暑苦しいです。見ただけで体温1度上がります。表ジャケもまあ、なんてゆうんかなあ。時代の流れというんでしょうか?Maria Muldaurが薄ら笑いを浮かべながら夕焼け空から空に浮かんだカーペットづたいに降りてきてる、っていいましょうか。ジャケはあんまり僕としてはおすすめしませんが、中身はいいです。
 ってことで、今日はその後、緊急カテに呼ばれたりでなかなか忙しいし。旅行記書いてるヒマじゃ・・・。頭も痛いし・・・。
 ああっ!!残ってる仕事もしなきゃ!あああああ。あと一日・・・。