2001年5月20日日曜日

HI-LIFE / WALLY BADAROU


 ああ。疲れた。疲れた。疲れた。・・・。当直はやっぱりしんどいです、30越すと。24時間以上連続勤務になるし。重症患者が入院したから次の日(今日)もかかりっきりになったし・・・。もう、数分後は月曜日なのね。休みたい・・・。
 L' Etranger(エトランゼ)はアルベール・カミュの有名小説(邦題「異邦人」)から摂りました。英語で言えばThe Stranger。アルジェの白い壁と砂浜、青い海、ぎらぎらとした太陽・・・。主人公ムルソーは友人の件で、ぎらぎらとした太陽の下、アラブ人に引き金をひいてしまう。緊迫感あふれる第1部、裁判の経過を追う第2部。実存主義を説いた(カミュ本人は違うと言ってるらしいが)傑作小説です。ご一読を・・・。アルジェも旅したい場所の一つです(なかなか行けないけどね。)
 あと、L' Etrangerには旅人のイメージや、知らない音楽、未知の物を探索するイメージを重ねています。(徳島大学常三島キャンパスの近くの喫茶店も思い出します・・・余談ですけれども。)どうかしら?小川さん。
 曲はWally Badarouの1984年のアルバム
ECHOESからです。よく知らないんですが、ジャマイカのキーボーディストらしいです。スライ&ロビーとかグレイス・ジョーンズ、Level 42なんかにもキーボードや作曲とかで参加したりしていましたが、そんな知識は必要ありません。音的にはほとんど共通しませんし、レゲエでもありません。いかにも80年代のキーボーディストのインストゥルメンタル・アルバムといった感じで、音的にはやや古くもありますが、これ・・・傑作です。時には民族色あったり、叙情的であったり、素敵です。そもそもHi-Lifeという単語はアフリカの激しいリズムの音楽を表すのですが、この曲もはしゃぐ子供の声ではじまり、アフリカを彷彿させる弾む曲調のサウンドスケープ。ビデオクリップも秀逸だったのを覚えています。

0 件のコメント: