2003年11月14日金曜日

レトロプレイヤー1.0.2


古いレコードプレイヤーで聴いているような音で再生してくれる音楽再生ソフト、「レトロプレイヤー」の紹介です。AIFF、WAVE、MP3、AAC、MPEG、MooVに対応しており、ファイルを重ねると再生してくれます。ぷちぷちとしたノイズ、盤のそりを思わせる音のゆがみを伴って曲が再生され、気まぐれに針飛びもします(それぞれは設定で調節ができます)。また、針を乗せたところから再生され、レコードの回転数(ピッチ)の微調節も出来るようになっています。曲は一曲ずつしか再生できず、曲が終わっても止めないかぎりいつまでもぷちぷちノイズが流れているところも本物のレコードプレイヤーを彷彿させます。
大切なレコードを袋から丁寧に出し、音ミゾの開始位置で慎重に針を落とす。よく言われるようにある種の儀式とも言えます。そして前に座ってじっと耳を傾ける。レコードは再生時間も長くないし、曲が終わっても針が自動では戻らないから、「ながら」で音楽が聴きにくい。そういえば昔は今よりもう少し真剣に音楽を聴いていたなあ・・・。などと思ったりして。そんな気分にさせてくれるプレイヤーです。機能が多くなく、一曲一曲プレーヤーに乗せなければかからない。その手間がいい。iTunesなどの機能豊富なプレーヤーもいいけど、こういったプレーヤーで一曲一曲をじっくり味わってみる。そういうのもいいでしょ?
僕はこれで再生したLaura Nyroにヤラレマシタ。
→レトロプレイヤーのダウンロードはこちらから。MacOS9とMacOS Xに対応。フリーウエアですので無料で使用できます。

2003年11月12日水曜日

Erasure / A Little Respect(1988)


(今日の80's #23)Erasure / A Little Respect(1988)英4位、米14位
Depeche ModeやAlison MoyetとのYazを経て、1985年にVince Clarkeがオーディションで選んだAndy Bellと結成したデュオ、Erasure。主にVince Clerkeが作編曲とシンセサイザーやギターなどの演奏を、Andy Bellが作詞とボーカルを担当しています。Depeche Mode、Yazの在籍が短期間だった事を考えると、ふたりの相性は相当いいのでしょう。もうすぐ結成19年になります。彼らの曲はシンセサイザーをメインにしたいわゆるエレポップなのですが、どの曲もとにかく楽しく親しみやすい最高に良質なポップスで、Vince Clerkeの作る曲の良さやアイデアの豊富な音作り、Andy Bellの優しく暖かみのある声は未だに心に迫ります(昔の曲はさすがに音がチープに聞こえますが)。彼らはまたゲイでありその事についての曲もあるのですが、イギリスのゲイの方々に勇気を与えているらしいです。よくわかりませんが。この曲は1988年の3枚目のアルバム「The Innocents」からのシングルです。
さて、最近ベストアルバム「Hits! The Very Best Of Erasure」を出しましたが、僕がお勧めするのはむしろCDよりもDVDの方です。CDで収録されなかった曲に名曲も多いですし、DVDは35曲のヒット曲全てのビデオクリップとライブやインタビューなどの映像15篇を収めた二枚組で、ビデオで見られる楽しそうに歌う彼らは一見の価値があります。是非。しかしホント彼ら女装が好きだなー。 
余談ですが・・・、彼らが1992年にABBAをカバーしたミニアルバム「ABBA-Esque」を発表したのは有名な話ですが、このお返しにと、何故かABBAのそっくりさんバンドBjorn Againが「A Little Respect」と「Stop!」をABBA風にカバーして「ERASURE-ISH」というタイトルで発表しています。もう廃盤かもしれません・・・・。Bjorn Againはオーストラリアのバンドですが、風貌といい名前といいABBAになりきっていて結構笑えます。ABBAと間違ってCD買った人もいるに違いありません。来日してライブもした事があるようです。
日本のファンサイト
オフィシャルサイト

2003年11月7日金曜日

部屋探し

(引っ越し日記 #2 - あと55日!)便利になったものである。最近ではネットで賃貸マンションの検索さえ出来るようになった。行ったこともない土地の物件を探して、だいたいの相場を知ることが出来る。サイトによっては外観や内観の写真、間取りを丁寧にアップしており、バーチャルに部屋巡りが出来る。まあ、実際のところ写真や間取りには騙されるし、実際に部屋を見てみないことには決められるはずもないのだが、結構参考にはなる。現地で不動産屋を探す手間も省けてしまう。
さて、はじめて自分で部屋を借りてから14年近くたった。当時は学生だったのだが、よく考えてみるとあの頃と今で部屋の大きさはそんなに違っていない。いつも忙しく、太陽が出ている時に部屋にいられず、寝るためだけに帰っていたので、部屋の向きなどはどちらでも良かった。安かったので北向きの部屋にすることが多かった。しかし最近では、そのちょっとの間、たまたま日中家にいる時に部屋に日が当たるかどうかということも結構重要だと思い始めてきた。そこにいると落ち着く、そこに居たいと思う空間であったほうがいい。時たまの日光の存在は結構重要なポイントだと思うようになってきた。後は、壁が厚く音が漏れにくいというのも音楽好きには重要なポイントだ。トイレとバスは別のほうがいい。キッチンは大きさによって料理する頻度が違う。コンロが2つあると料理をする回数が増えるようだ。6畳くらいの部屋と廊下程度のキッチン。音楽を聴きながら、寝たり、くつろいだり、パソコンを使ったりするので一部屋に収まったほうがいい。今も昔もそれくらいの大きさで、今度の引っ越し先もそれくらいの大きさの部屋を探している。
来週の週末、引っ越し先で部屋巡りをする予定である。実は結構楽しみである。

2003年11月6日木曜日

Men Without Hats / Pop Goes The World(1987)


(今日の80's #22)Men Without Hats / Pop Goes The World(1987)米20位
いきなり関係ないけど、Kajagoogooが20周年記念番組の関係で一時的に再結成したらしい。同じくFrankie Goes To Holleywoodも勢いで再結成したらしい・・・。新譜を作るかどうかはわからないらしいですが。最近80年代のアーチストのまさかの再結成がホント多いですね。もはやびっくりしませんね、このMen Without Hatsが新譜出しても・・・。
というわけで、Men Without Hatsは1980年結成のカナダのエレポップバンド。1983年に「The Safety Dance」がアメリカで3位のヒットを飛ばし、一発屋かと思われていましたが、1987年の3枚目のアルバム「Pop Goes The World」からのこの曲がスマッシュヒット。二発屋として珍しがられています。この曲はJennyのバックボーカルもかわいらしい、キュートでおもちゃ箱のような曲に仕上がっています。素直にたのしい曲です。ビデオもボーカルのIvan Doroschuk、ベースのJennyの他、エルビスもどきのギタリスト(Johhny?)、マシュマロマンみたいなドラマー、そしてキーボードは赤ちゃん(!)など総出演の和やかな感じで・・・・いいのか、こんなおちゃらけたんで?アルバム「Pop Goes The World」のジャケットはこの赤ちゃん(同一人物?)のはみ出んばかりに巨大なアップで、一般リスナーはむしろ購入を躊躇したかもしれません。ちなみにこの次のシングル「Moonbeam」もポップでいい曲でした。
彼らは1991年に解散したのですが、なんか今年11月25日に新譜「No Hats Beyond This Point」を出すようです。さて、三発屋に・・・?無理でしょうね、きっと。
オフィシャルサイト

2003年11月1日土曜日

辛さの単位と最凶の激辛ソース

辛いものが大好きである。辛いものを食べたら決まって腹痛にみまわれ下痢をするが、それでも好きである。
ところで辛さには単位があるのはご存知だろうか。スコヴィル単位(Scoville Unit)というのだが、1912年ウィルバー・スコヴィル(Wilbur Scoville)が定義したものである。これは辛みの成分を砂糖水で薄めて人間の舌で舐め、辛さを感じなくなった砂糖水の濃度で決定するのであるが、かなり主観的であいまいな定義である。現在ではカプサイシン量を高圧力液体クロマトグラフィー法により正確に分析するそうである(単位はやはりスコヴィル)。例えばタバスコ・ソースは2500スコヴィル(2500倍の砂糖水に溶かすと辛味を感じなくなる)で、純粋カプサイシンは1600万スコヴィルとのことである。
さて、世界には辛い物好きも多いらしく、とにかく辛いソースが各種生産されている。その名も「最終兵器」だの、「狂犬の復讐」だの、「悪魔の血」だの、「メガデス」、「爆心地」、「悪徳な毒蛇」、「放火魔」・・・と、とても食べ物とは思えない。調べた範囲で現存する最も辛い(スコヴィル単位の大きい)ものは、Extreme Foodブレアの午前6時のソース(BLAIRS 6AM RESERVE)(写真)!ホームページの記載では1030万〜1600万スコヴィル(タバスコの6400倍)!!999ボトル限定、124.99ドル!こんなもの口に入れられる人いるのか?
以前この会社のAfter Deathソース(約4万スコヴィル、タバスコの18倍)が2〜3滴で激辛になる凶悪なソースだという話を書いたのだが(自分のHPの日記、2001年8月6日)、全く甘ちゃんだと思い知らされた。すまんかった。

ご興味ある方は、是非お早めに。僕は普通でいいです。
以下、参考にさせていただきました。
ホットソースワールド
薮不知の辛いもの大全

カプサイシンの排泄

辛いものが大好きである。辛いものを食べたら決まって腹痛にみまわれ下痢をするが、それぐらいで辛いものがやめられるか、といった感じである。辛さの成分はカプサイシン(capsaicin)であり、これが消化管の運動を促進するからだと理解しているが、実はこのカプサイシンが何かよくわからない。
カプサイシンはアルカロイド(植物によって生合成され、薬理作用のある複素環式含窒素を有する成分で、モルヒネ、アトロピン、コルヒチン、コデインなどもアルカロイド)であり、交感神経を刺激したり、サブスタンスPを枯渇させたりする作用がある。胃の血流も良くなるので適量なら胃にも良いらしい。また、「痛さ」と「熱さ」と「辛さ」を感じる神経がカプサイシンを受容する系と同じという記述もどこかで読んで面白いと思った(そういえば「辛い」も「熱い」も英語で「Hot」だ)。辛いものを食べると脳内麻薬(エンドルフィンか?)がでて、ある意味気持ち良くなるというのも知っているし、カプサイシンが脂肪を燃焼させダイエットにうんぬんという記述が多いものの、食欲増進もするので逆効果であろうという事も知っている。
それはさておき。よくわからないのはどこで代謝されてどこから排泄されるかである。人間の排泄経路は主に腎臓か肝臓、消化管であり、そのいずれか、あるいは両方なのであろうとは思う。構造式からいえば、二酸化炭素や尿素に分解されそうだが・・・。何故そんなことを考えるのかというと、いつも下痢をして尻が痛くなるのだが、ある時ものすごい尿道痛に襲われた事があるのだ。焼けるような痛さに、しばらく「おう、おう」と転げ回っていたのだが、よく考えてみると尿道痛はその一回だけであった。痛いという事はカプサイシンは分解されておらず、そのままの有効成分が排泄されているということだろうし、肝臓や消化管だけでなく腎臓からも排泄されたということなのだろう。もしかしたらその時、潜在的に腎障害があり尿蛋白などと同時に腎臓から排泄されてたということかもしれない。だとしたらカプサイシンは腎機能を増悪させはしないか?ということをつい考えるのである。カプサイシンは油に溶けやすいが(それはペペロンチーノを作ればすぐにわかる)、冷水以外の水やアルコールにも溶ける。油に溶けやすいという事は肝臓を通りそうではある。水やアルコールに溶かすと腎臓を経過しやすいとか、溶けこんでいるものにより排泄経路が異なるのかもしれない。などと、悩みは尽きない。たいして悩んではいないが。

余談だが、辛くてたまらない時に水を飲むのは逆効果であることはよく知られている。これはカプサイシンが冷水に溶けないからで、むしろ口の中に広がるだけなのである。一番良いのは、牛乳などの乳製品の摂取。カゼインがカプサイシンを分解するためらしい。辛いカレーのあとに冷たいアイスクリームなどはいかがだろうか。

そして、また引っ越し

(引っ越し日記 #1 - あと61日!)物心ついて初めての引っ越しは小学4年生の時だった。幼少時のほぼ全時期を過ごしたアパート。冷蔵庫を動かした跡の白い壁に、小さい頃書いた落書きが現れ、ここを離れる寂しさに泣いたらしい。恥ずかしいけど覚えている。
高校を卒業し浪人、大学と、そして就職後の今も転勤が多く、結局、高校を出てから現在までにざっと12回の引っ越しをした。その土地と仕事に慣れるのに1年はかかるようで、たいてい慣れた頃に転勤となる。経験上2年は経たないとその部屋に愛着がわかないらしく、以前のようなノスタルジーに浸る事もあまりなくなった。むしろ1年以上住んでいると、どこかに引っ越ししたくなるのである。現在住んでいるところは約1年半が経過し、転勤はないけどどこかに引っ越しでも・・・と思っていたところであった。
さて数週間前の話だが、うちの教授と講義に来られた客員教授を交えての食事に参加させていただいた。そうしたらその食事が終わる頃には僕の転勤が決まってしまっていた。現在している実験の勉強をその大学にさせてもらいに行くのだ。それは自分の為にも望むべき事である。行き先は東京。できれば早い方がいいと。結局来年の1月に東京に転勤する事になってしまった。ううむ。田舎者なので憧れる事はあったが、この年で東京とは・・・。
今までのどこへの引っ越し先よりも遠く、頻回の行き来は経済的にも無理だろう。とはいっても引っ越し先は実際に見ないと決められないし・・・。荷物も整理して減らしたいし、車も持っていきにくい。そもそも独身の身での引っ越しは、朝から晩まで仕事をしながらいろいろな手続きをしなければならず、非常に面倒くさい。そのうえ生まれもっての「ぎりぎりにならなければ何もしない」無計画な性格の持ち主でもある。
幸いなことにあと2ヶ月ある。首尾よく引っ越しは可能だろうか。ゆっくり考えよう・・・・。

ドライブに行こう

ドライブに行くには晴れている日の方が望ましい。
・・・曇りや雨の日のドライブも悪くはないが、ネガティブな思考に陥りやすい。
ドライブは出来れば朝から出かけよう。
・・・夜のドライブもいいが、午前中の気持ち良さを逃すのは勿体ない。
ドライブに行く時は可能なら時間を気にしなくていい時の方がいい。
・・・時計を外していくのも可能ならそうしたい。
ドライブには必ず好きな音楽を、少し多めに連れていこう。
・・・途中、気分が変わる事も多いので、種類は多めがいい。
ドライブの為だけに新しいCDを買うのも良い。
・・・それだけドライブの音楽は重要だ。
・・・その他のものは地図?、カメラ?・・・あまり考えないようにしよう。
ドライブの目的地は大ざっぱでも出発してしまおう。
・・・目的地よりもその過程を楽しもう。
ドライブに出たら気の赴くまま好きな音楽をかけよう。
・・・鼻歌歌ったりするのもいいだろう(のり過ぎに注意)。
ドライブの途中眺めのいい場所があったら、迷わず車を止めよう。
・・・気の済むまで眺めよう。
ドライブの途中美味しそうな店や面白そうな店があったら、入ってしまおう。
・・・また今度行こうと思っていると、なぜか見つけられない。
ドライブ中は頭に浮かぶいろいろな事を自由に行き来させてみよう。
・・・たまった考えを開放してみよう。そしていろんな方向から考えよう。
ドライブはどうせならいらいらせず、安全運転で行こう。
・・・そしていい頃には帰路につこう。帰宅したらいつもの生活に戻ろう。

ドライブのような休息も、時には必要だろうと思う。そんな今日この頃。