CAVALRY OF CLOUD / SHELLEYAN ORPHAN
「鳴き砂」・・・昨日の砂丘つながりで、そんな話題が出ました。踏みつけると「きゅっ、きゅっ」となる砂の事ですが、いったいどこにあったっけな?鳥取砂丘は鳴き砂ではないはずですが?yahooで検索してみると鳴き砂の権威とおぼしき元同志社大学工学部教授、現日本ナショナルトラストの全国鳴き砂ネットワーク顧問という三輪茂雄氏のホームページMusical sandが引っかかってきました。氏は専門分野は粉体工学で、ふるい分け研究から始まったそうですが、その後、とくに石臼研究と鳴き砂研究に専心されているそうで、現在は全国および世界の鳴き砂の現状調査中で、成果をこのホームページで公開中との事です(氏のホームページより抜粋)。このホームページを訪れてみると、「私は誰?」といってほほえむ氏の表紙に全身の脱力感と軽いめまいを覚えるのですが、サイトの内容は非常に奥深く、興味深いです。鳴き砂の成因、原理から、日本・世界の鳴き砂分布等々科学的にかつロマンチックに、詳しく、時にユーモアを交えて公開されています。水中鳴き砂とか、日本を斜めに横切るある一つの線上に鳴き砂が分布するという「謎の一直線」、鳴かなくなった砂を元に戻す方法、なぜ鳴き砂の音は魅力的か?(鳴き砂の音はほぼ400ヘルツの周波数をもっているかららしい、と氏は考察する。)等々、興味深い話題はつきません。なんと、昔、鳥取砂丘も鳴き砂だった可能性があるとのことではないですか。ほうほう。非常に興味深いサイトなので訪れてみて下さい。ロマンチックですな。
曲は鳴き砂とは何の関係もなくShelleyan Orphan。Caroline CrawleyとJemaur Tayleの男女デュオ。これは1987年のデビューアルバムHELLEBORINEから(レーベルはROUGH TRADE!!!)。管弦楽器を多用した、クラシカルな面もちのネオ・アコと申しましょうか。流れるような爽やかな音楽で、非常に気持ちがよく、二人ともがヴォーカルをとるのですが、特にCarolineの声はなかなか清らかで素敵です。歌詞の内容も文学作品(出典はわかりませんが・・・)からの影響を受けたと思われる文学的なもののようです。彼らには3枚のアルバムがありますが(2作目は89年、Century Flower、3作目は92年、Humroot。あと、Sealed with a kissのカバーをやったシングル?)、3作目はネオ・アコ調が少し濃くなり、ハーディガーディやフィドルなどの民族楽器を自分の物としてうまく取り込んだ曲調がおもしろいです。再発もされていますので手にも入りやすいか、と。3作目以降は音沙汰なく・・・ひょっとして解散!?
さあ、次に休みが取れたら鳴き砂を踏みにいきたいなあ・・・と、おもう今日この頃。現実逃避。今日も緊急カテでした。
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