2001年5月31日木曜日

Here Comes The Rain Again / Eurythmics

 今日も雨・・・降りしきる雨を見ていると、この曲思い出した。
 ユーリズミックスの3枚目のアルバムTOUCH(1983)からのファースト・カット。ご存じの通りユーリズミックスはAnnie Lennox(イギリスを代表するヴォーカリストのひとりだ!)とDavid Stewartのユニットで、1981年に結成。2枚目のアルバムSweet DreamsからのLove Is A StrangerとかSweet Dreams (Are Made Of This)に始まりヒット曲、佳曲も多いのですが・・・。
 僕が洋楽を聴き始めたのがちょうど1984年、中学校1年の頃。この曲はちょうどその頃ヒットした曲で、この頃の僕は聴く曲聴く曲が新鮮で、洋楽をあさるように聴きまくった。ボンビートっていうラジカセで、FMラジオをエアチェックして、気に入った曲を何度も何度も繰り返し、聴いた。その頃はビデオクリップがはやり始めた頃で、小林克也の「ベストヒットUSA」などの深夜の洋楽番組を遅くまで起きて見たものだ。そして、お小遣いを貯めて、1~2ヶ月に1枚のペースで、厳選に厳選をかさねてレコードを買っては大切に聴いた。その頃の衝撃や感動は今でもほぼ鮮明に思い出すことができ、現在の僕への方向性はその頃出来たに違いない。この曲を聴くとあの頃の事をフラッシュバックする。カセットテープ、読みあさったFM情報誌、窓の外に見えた風景、・・・その当時の体温やにおいまでも正確に思い出すことが出来る。今の半分以下の歳だったころのこと・・・。
 降りしきる雨を見ていると、そんな事を思い出した。

2001年5月30日水曜日

RADIO MUSIC / YANN TOMITA


 雨の日、外歩くと・・・靴の底に穴が開いているのがよくわかるのね。がぱがぱして、靴下濡れてきて。気分悪ー。
 医者は不定期に転勤があって、ほぼ毎月、どこかの先生が転勤で入れ替わっていく。その度、送別会やら歓迎会やらあったりするのだが、部署も多くて全てに参加するととんでもないことになります。もちろん関係の薄い部署の飲み会は誘われませんし、当然病院によりますけどね。浅い経験からいうと・・・南の方に行くほど、飲み会が多い、っていうか飲む人多いような気が・・・(失礼)。今日送別会があったのですが、あっさりしていて不完全燃焼かも。うーむ。飲み足りん・・・。
 ヤン富田の、1992年の2枚組CD
MUSIC FOR ASTRO AGEについて今更語るのも恥ずかしいっていうか、ヤン富田も有名だし・・・。スティール・パン奏者、ミュージック・マニピュレーター(っていうのか?)、ヤン富田。様々なアーティストに影響を与え続けていますが、Audio Science Lab.と銘打ったコンソールからの、実験的かつ音響的な名作。スティール・パン(ほら、トリニダード・トバゴの、ドラム缶へこませて中をたたく楽器)の涼しげな音楽やテープ、ラジオの音、システムコントロールによって編集された実験的な音響、比較的ポップで決してわかりにくくはないです。たぶん・・・。言ってみれば1966年のタイムマシーンに乗って2050年に旅したUFOって感じ・・・(よけいわからないか)。この曲はドラムパターンと短波ラジオのキューーーとかピロロローーとかいう音のみで編集された曲。意外と今聞いても新鮮。このアルバムを象徴しているわけではありませんけどね。

2001年5月29日火曜日

見上げてごらん、夜の星を / Ground-Zero


 放射線を使う検査とか治療(特に心臓カテーテル)とかに従事することが多い僕なんかは、どうも放射線をたくさん浴びた日は言い表せないくらいしんどいようだ。それが、放射線のせいなのか、心臓の検査、治療という事で緊張感を強いられるからなのか、あるいは鉛の重い防御服をはおっているからなのか、はたまたそれらの合わせ技なのか・・・息をするのさえ、だるい。こういった放射線作業に従事していると、白血球が減少してみたり、甲状腺機能に影響したり、角膜に影響したりと、将来いろんな悪影響が予想されるのだが・・・仕事なので仕方がない。「心臓カテーテルをする医者には女の子が産まれる可能性が高い」というまことしやかな噂を、それこそどこの病院にいっても聞く。精子に何らかの影響があるからなのか?その(真?)偽は調べればすぐ判明するはずであろうが、話として面白いので追求しないままにしている。
 曲は大友良英(ターンテーブル、ギター、・・・)ひきいるGround-Zeroの
"Plays Standards"(1997年)から。アルタードステイツの内橋和久、芳垣安洋、ナスノミツル、サンプラー(サインウエーブとか・・・)の松原幸子、菊池成孔(サックス)、等々それぞれ手練れのすごいメンバーからなるバンドだったが、バンド自体は1998年解散。作品により様々な様相を呈する「音楽」を提示してきたが、このアルバムは比較的ひとつひとつが曲になってて・・・といったら失礼だが。いわゆるスタンダードというより、大友良英個人の人生におけるスタンダード。ビクトル・ハラから篠田昌巳、阿部薫、フレッド・フリス、ディレク・ベイリー、スティーブ・ベレスフォード、ローランド・カーク、・・・そしてウルトラQのテーマソングから、この坂本九のカバーまで。ジャンルは様々。統一感がないようでいて、大友良英というフィルターを通した一貫性のあるカバー集。それぞれの曲は分解され、手練れたちの演奏で再構築され、非常におもしろい。この坂本九(永六輔-いずみたく)のカバーは大友本人の弁によれば「サビのメロディーをなくして、長い長いワンコードのシーンを付けた。曲はどこにも解決せずに長い長い旅に向かう。」とのことだ。まさにそう言った感じの、通り一遍ではない秀逸なカバー。

2001年5月28日月曜日

We Are Rolling / Medeski Martin and Wood


 いわゆる「ギザ10(ギザギザのついた10円玉)」はよく知られていると思いますが、ギザ10も奥が深い・・・。ギザ10は昭和26年から昭和33年まで(昭和31年だけは製造されていません)製造されています。昭和33年発行の物が一番少なく、レアものです。とはいっても、売っても100円程のようですが・・・。ギザは132個。そして、よくみると昭和26年製のギザ10の表の屋根にのっかってる一対の鳳凰はしっぽが立っていて、昭和27年以降はしっぽは下を向いているようです(昭和27年ものは半数ほどが上を向いているようですが)。
 因みに昭和24年から33年まで(29,30,31年は未発行ですが)発行されていた5円玉はデザインが現在の物と一緒で、書体が違っていまして(明朝体)時にいまのものに混じって見かけます。ほら、あなたの財布にも・・・。探してみてね。昭和32年のものは超レア!1000万枚しか出回っていないようです。ところで少年時代、僕は買い物のお釣りに穴のあいていない5円玉を渡されてびっくりした経験があるのですが、そんなことない?穴の開いていない5円玉の存在を知らない訳じゃなかったのですが、そんなレアなものが平気な顔で流通している。というより、穴が開いていなくても平然と返すそのおばちゃんにびっくりしたっていうか・・・。そのお店では時にそういうことがあるそうだ。因みに無孔の5円玉は昭和23年、24年の2年間の発行で、ざっと2億5千万枚発行。その5円玉は今でも実家に大事に保管しています(どこに置いたか覚えてませんが・・・)。
 そういえば、幼少の時100円玉も50円玉も今の物とデザインの異なるものを使っていた記憶はないですか?ある時(といっても、もう数年前・・・)ふっと、記憶がフラッシュバックして調べたら、ともに昭和34年から昭和41年は現在とは違う50円ニッケル貨幣100円銀貨幣が発行され、流通していたのですね・・・。そうそう、これを握りしめて橋のたもとの駄菓子屋(その名も「橋根」っていう駄菓子屋)に行ったなあ、ちっちゃい頃・・・(涙)。今では、「ギザ10」や「フデ5」なんかメじゃないほど、お目にかかれません・・・。よく使っていたのに、今は一枚も持っていないし。いつか・・・、いつかはこれがお釣りとして返ってくる日を夢見て・・・。今回、参考はこれ・・・→財務省造幣局ホームページ!!(ああ・・・とうとうこんなとこにリンクして・・・)。それと日本銀行のここも見ていただければ、今日の話題にしたコインの写真は全部見れます。
 曲はこれ。Medeski Martin and Wood(←このホームページ、いろんな音が鳴っておもしろい)の2000年のThe Dropperから。ジャムバンドとかってよく並べて評されますが、関係ありません。そんなのもう、ずっと前のブームですし。今ではニューヨークのジャズシーン(しかもアンダーグラウンド)の最重要人物の一人でしょう。John Medeski(Organ、Keyboards)、Billy Martin(Drums&Percussion)、Chris Wood(Basses)のトリオ。暴れん坊将軍なオルガンに、複雑骨折なドラミング、それでいてどの曲もGroovyです。ホントにGroovyなんです。アバンギャルドで暴力的なジャズ。かっこいいです。可能な限り大音量で。あの変態ハードボイルド・ギタリストのMarc Ribotも参加。

2001年5月27日日曜日

浮躁 / 王菲

 10月25日にウインドウズの新しいOS、Windows XPがでるなー。ウィンドウズ2000とウインドウズMeの違いも理解されていなかったりするのに大丈夫かいな?と思ったが、以前からの噂どおり二つのOSが統合されたものとなるらしい(それぞれWindows XPプロフェッショナル、Windows XPホーム エディションという)。XPはエクスペリエンスを意味するらしいが・・・。インターフェイスやネーミングをみるにつけ、やっぱり似てるなあ・・・MacOS Xに。Wiredに2月15日に掲載された「『ウィンドウズXP』で唯一オリジナルなのは『P』の文字だけだ」というのもなかなか笑わせるコラムで、特に「マイクロソフトは、『マックOS 9』の『マルチ・ユーザー・コントロールパネル』から、アヒルまで盗んだ!」という意見に対し、ウィンドウズの製品責任者、アート・ペティグルー氏の「いかなる類似も偶然の一致だ。われわれはアップル社からアヒルなどを盗んでいない」というくだりが、なかなかおかしい。一緒やん、左右が逆なだけで・・・。それはさておき、僕はまだMacOS9.1を使っている。MacOS Xに移行しない理由はいろいろとあるが、まず、今まで使っていたソフトがMacOS Xに対応していないものが多い、いままで作成したファイルが使えない(この二つはMacOS X上でMacOS 9.1を走らせて使えはするが・・・)、なんといっても使い方が違うため慣れづらい等の点が挙げられる。しかし、いずれアップルもMacOS Xをメインに開発を進めるであろう都合上、いつかはMacOS Xに移行せざるを得ないのかなあ。と、思いつつ今は様子を伺っている。Windows XPもやはり大幅なバージョンアップであり、安定性、セキュリティ、使いやすさ等の改善がなされており評判は上々の様であるが、その辺の上位互換性とか使用感の一致とかの問題がはっきりしないと、やっぱり素直に移行は難しいのでは・・・と思うんだけど、いらん世話だな。
 因みに好きなんですよ、王菲。昔っから。これはCINEPOLY時代最後のアルバム浮躁から。EMI移行後の最近のアルバムも悪くはないのですが、この1996年の浮躁と1994年の討好自己は彼女のベストの一つと僕は思っています。ほとんどの曲を自分で手がけており、浮躁にはCocteau Twinsとのコラボレートも入っています。討好自己はちょっと大陸臭のするブリット・ロック寄り、浮躁はもう少し浮遊感のある・・・と言いましょうか。欧米の洋楽と並べて聞ける、数少ない大陸産ロック。というより、大陸ならではのロック。

2001年5月26日土曜日

SATELLITES / RICKIE LEE JONES

 ちょっと時間が出来たので、鳥取にも「鳴き砂」があると突きとめた僕は、海へと向かった。よく晴れている訳でもない中途半端な天気だった。「鳴き砂」についてはまたいつか別項で書くとして・・・、久々に海沿いをドライブした。考えてみれば(日本のほとんどはそうなのだが)どこへ引っ越ししてもいつも近くに海があって、気持ちが落ち込んだりしたら(そのときに時間があればだが)海へとでかける。海沿いを走るのは本当に気持ちのよいもので、好きな曲をかけながら可能な限りどこまでも走る。ちょっと窓を開けておくのもいい。いろんなことが頭に回っては消え、時に歌なんか歌ったりなんかしながらね・・・。いい気分転換になります。
 入れ込んじゃってるアーティストについて書くのは非常に難しいものがあるけど、
Rickie Lee Jonesの特にFlying CowboysTraffic From Paradiseの2枚は必ず海に連れていくアイテムです。当然どんなシチュエーションで聴いても大好きなのですが、海へのドライブでこれほど気持ちが癒され、気持ちいいのはないなあ。このアルバム(Flying Cowboys)は1989年、出産後のリッキーの復帰作。Walter Beckerのプロデュースで、よくできた(完成された)アルバムです。優しくて、奔放で、かっこいいです。ちなみにTraffic From Paradiseは1993年、仲間内で作ったような、よりリラックスしたような雰囲気のアルバムです。最近も非常にいいスタンスで活動していて、嬉しい限りです・・・。

2001年5月25日金曜日

無題

 昨日まで・・・こんなに聞こえてたっけ?カエルの大合唱。仕事の帰り、牧歌的な田んぼ沿いを歩いていると、すごいのね。カエルの鳴き声が。雨が結構降ったからかな。なんかそういえば、しばらく聴いていなかったな、こういうの。実家のへんももとは田んぼが近くにあってよくカエルが鳴いていたものだけど、家の周りもスーパーが建って住宅地が出来て、聞こえなくなったんだった。全国のカエル総数も結構減っているんじゃないだろうか(以前もそういったニュースを聞いたことがあるが、だいぶ前だけど)。カエルの事情とかにはあまり詳しくないので知らないが・・・。改めて聴いていると、結構心地よいものなのね。カエルの大合唱は。懐かしいような、どこか他の不思議な世界にいるような。
 ってことで、今日は曲なしで、カエルの声を聴いています。
 きっと蛍も時期になればこの辺にも出るのだろう。きっと。ちょっと楽しみだ。

2001年5月24日木曜日

BIRTHDAY / THE SUGARCUBES

 正直言って昨日はそんなに帰るのは遅くはなかった。昨日は仕事もそんなにいうほど忙しくはなかった筈だ。携帯電話のペースメーカへの影響などに付き調べ事をしつつ、目の前にあった「韓国風のり味ポテトチップス」をつまんでたところまでは覚えている。しかしその後の記憶がない・・・というか気付いたら激睡していた。マックさえ付けっぱなしで・・・。一旦深夜に意識が戻って、その後は普通に寝たけど。なんでだ?「韓国風のり味ポテトチップス」に睡眠効果があるのか?っていうより、そんなに疲れたまっていたのか?僕?「韓国風のり味ポテトチップス」でもあっち行けちゃうんだもんな、もし睡眠薬とか飲まされたらひとたまりもないな。物、取り放題だな。というか、それはいいけど朝起きれなくて仕事に遅れちゃうな。
 ・・・関係ないけどセデスは製造中止になったそうな。全国数億人いると予想される頭痛患者はどうなる?
 今日は雨だ。牧歌的な田園風景の向こうの方が見えないほど、霧がかかったように白くて、ぼやけてて。なんか、この曲を思い出したよ。1988年のThe Sugarcubesのデビューシングル。ご存じ
Life's Too Goodに入ってる。当時、アイスランド出身のポップバンドは新鮮で、すごくはやったな。この曲のアイスランド語バージョンもあるよ。バンドのカラーとしては男女ツインヴォーカルのアバンギャルドなロックで、とらえどころのないポップ。この曲は静かな中にも暴力的というか、押し殺した感情というか、不思議な不安感のつのる曲。ビョークのこぶしのきいたヴォーカルはこのころからすごい迫力で・・・、名曲の一つでしょう。バンドは1992年に解散。その後のビョークの成功はみなさんの知るとうりです。

2001年5月22日火曜日

GREAT FIVE LAKES / BUFFALO DAUGHTER

 正直言おう。医者始めて、はや6年目。されど6年目。でも、たかが6年目。医者で6年目なんか正直「ぴよぴよ」でして。ある意味「ぱよぱよ」でして。今日初めて、某治療っていうか手術を行った。正直緊張した、こわかった、そして楽しかった。まだまだ日々が修行で、毎日が勉強でして、患者さんに対して申し訳ないな、と思う反面、いろいろと勉強させて頂いて。そうやって勉強させてもらいながら、すこしづつ医者として成長するのかな、と。わずかな力でありながら喜んでもらえるのであれば、それは僕にも嬉しい事で。しんどくても、やっていけるかな、と。・・・思った今日この頃でした。
 それとは関係ないが、
Buffalo DaughterはsuGar yoshinaga、yumiko ohno、moOog yamamotoの日本人3人組。Beastie BoysのGrand Royalからアルバムが出ています。これは1998年のNew Rockのなかの一番キャッチーなナンバー。キャッチーすぎ。マイクDもオーケーを出したとか。とぼけてて実験的でポップ。ノイジーで音響的でポップ。モンドでファンクでグランジでポップ。ニューウエーブでテクノでポップ。この曲、ビデオクリップもとぼけてて、回転してて、うまーい出来。

2001年5月21日月曜日

WHAT I WANT / MUKKA MAKKA

 今日は給料日だった。やふー!ってことで酒でも飲もー・・・。最近は「カンパリ」が好きでよく飲んでいます。オレンジジュースでわったり、そのままで飲んだり・・・。赤くって、苦くって、甘いそのイタリアンリキュールはそもそも何でできているんだ!?ってことで今日はカンパリについて・・・。
 カンパリは1860年、イタリアのミラノでガスパーレ・カンパリによって創られ、2代目のダヴィデ・カンパリの時代に「カンパリ」という名前になったそうな。ビターオレンジの果皮、キャラウェイ、コリアンダー、シナモン、カルダモン、ナツメグなど30種類以上のハーブ・スパイスをアルコールに浸出させて作ったビター系のリキュールだそうで(今でもカンパリの原材料は極秘で、精製方法は門外不出だそうな・・・)。そうか、そういわれたらミカンの皮やハーブの味がするな・・・。僕も初めて飲んだときにはやはり、苦みと甘さがあり、いわゆる「くすり」みたいなくせのあるにおいと味が、苦手だ!と思ったもんでしたが、何回か飲んでいるうち、その奇妙な苦みと甘みが絶妙で・・・いやいや、病みつきになっちゃうのね。やっぱり、くせのあるものほど、くせになるっていうか・・・。いったんそのうまさが分かっちゃうと、止められませんのな。ホント。きっとこの味、苦手な人は多いと思いますけどね。
 飲み方としては、オレンジジュース適量(←むちゃ適当だな・・・)で割ってステアして「カンパリオレンジ」とか、ソーダで割って「カンパリソーダ」、45mlづつのカンパリとグレープフルーツジュースにトニックウオーターを少量加えて「スプモーニ」など・・・。当然そのままロックで飲んでも(というか最近僕はこればっかり)いけます。今回参考にしたのはこちらバー・ストラスです。うい→。
 イタリアの女性1名男性2名のトリオ、MUKKA MAKKAの曲なんかを、1998年のMUKKA MAKKAから。打ち込みを中心としたクラブ系(トリップホップ?アブストラクト?ドラムンベイス?ジャズ?)の音に、女性の涼し、うつくし、かっこいいヴォーカル。サウンドエフェクトなんかも多用した凝った作りで、イギリスでもアメリカでもない(まさかドイツでもない)しゃれたイタリア特有(?)の作品です。結構今聴いてもおすすめかもー。なぜか日本のRIP CURL RECORDINGSからでています。ういー。

2001年5月20日日曜日

HI-LIFE / WALLY BADAROU


 ああ。疲れた。疲れた。疲れた。・・・。当直はやっぱりしんどいです、30越すと。24時間以上連続勤務になるし。重症患者が入院したから次の日(今日)もかかりっきりになったし・・・。もう、数分後は月曜日なのね。休みたい・・・。
 L' Etranger(エトランゼ)はアルベール・カミュの有名小説(邦題「異邦人」)から摂りました。英語で言えばThe Stranger。アルジェの白い壁と砂浜、青い海、ぎらぎらとした太陽・・・。主人公ムルソーは友人の件で、ぎらぎらとした太陽の下、アラブ人に引き金をひいてしまう。緊迫感あふれる第1部、裁判の経過を追う第2部。実存主義を説いた(カミュ本人は違うと言ってるらしいが)傑作小説です。ご一読を・・・。アルジェも旅したい場所の一つです(なかなか行けないけどね。)
 あと、L' Etrangerには旅人のイメージや、知らない音楽、未知の物を探索するイメージを重ねています。(徳島大学常三島キャンパスの近くの喫茶店も思い出します・・・余談ですけれども。)どうかしら?小川さん。
 曲はWally Badarouの1984年のアルバム
ECHOESからです。よく知らないんですが、ジャマイカのキーボーディストらしいです。スライ&ロビーとかグレイス・ジョーンズ、Level 42なんかにもキーボードや作曲とかで参加したりしていましたが、そんな知識は必要ありません。音的にはほとんど共通しませんし、レゲエでもありません。いかにも80年代のキーボーディストのインストゥルメンタル・アルバムといった感じで、音的にはやや古くもありますが、これ・・・傑作です。時には民族色あったり、叙情的であったり、素敵です。そもそもHi-Lifeという単語はアフリカの激しいリズムの音楽を表すのですが、この曲もはしゃぐ子供の声ではじまり、アフリカを彷彿させる弾む曲調のサウンドスケープ。ビデオクリップも秀逸だったのを覚えています。

2001年5月19日土曜日

DREAMS / GABRIELLE


 はっ!気付いたらまた床で寝てた。音楽聴きながら、電気付けっぱなしで・・・。昨日もカレーだったし、何か人生つまんないな。ああ、なんかぼーっとした中途半端な天気で。洗濯もしなけりゃ着る物もないし・・・。部屋も引っ越しの後片付けていないし・・・。毎日忙しくてあれやこれやしたくても、しんどくて・・・。今日は午後から当直だし。どっか、行きたいな。遠くへ。
 この曲は片目アイパッチの女性ソウルシンガーGabrielleの、多分デビューシングル。1993年のFind Your Wayに入っています。その他の曲は知らないのですが(きっと当時聴いたと思いますが、多分ピンと来なかったのだろう)、この曲は本国イギリスで大ヒットしたのを覚えています。なつかしいな、大学生のあのころを思い出すよ。うう。最近(っていっても1999年)何故か
MAGNOLIAのサウンドトラックにこの曲が入って久々に聴きました。いい曲です。さわやかでポップなソウルナンバー。映画は見てないけどね。どう使われたんだろ?いいのかな?この映画。

2001年5月18日金曜日

AFTER THE RAIN / JOHN COLTRANE

 疲れた・・・。よく外来やってても「疲れやすい」とか「しんどい」っていう人が多い。もちろんそれは病的なものと、そうでないものがあって、それなりに慎重にならなければいけないのだけど。僕も日々の生活で疲れのたまるっていうか、疲れやすい人間としては(自分は病的ではないと思ってるけど)、結局みんな日々の生活って当然ストレスたまるし、多かれ少なかれしんどいんだろうね。ただ、疲れっていうのはある数値で表せるものではなくて、他の人と比べたり、自分の方がより疲れてるとか言えないからやっかいだな。僕はこんなに疲れているんだ、とか見せてあげたいときもある。結局普通の生活してたらみんな疲れるよ。やっぱり。あえて言わなくても。・・・せめてゆっくり休めたらいいんだけど、明日は当直だ・・・。
 John Coltrane・・・あえて、ことさら説明するまでもありません。
IMPRESSIONSに入っています。ぶりばりテナーを吹きまくるフリーなタイトル曲の次に入っている美しい小曲で(もちろん録音時期はことなりますが)、McCoy Tynerの小雨(After The Rainなのにね)のような優しいピアノに、John Coltraneの優美なテナーが素敵な一曲です。今日は雨は降っていませんが・・・。

2001年5月17日木曜日

SHARING / BUGGE WESSELTOFT

 やっぱり外来患者さん60人はきつい。午前中に60人消化って事になると、一人あたり5分かけたらもう時間オーバーなのね。なかなかその人の病状について考える時間も限られているし、患者さんと話したり、ゆっくりと話し聴いたりする時間がないのがくやしい。昼からはペースメーカーの植え込み手術あったし、疲れた。ぐったり。
 ところで、最近スープカレーをよく食べるのだが(もちろんレトルト!)、
札幌でスープカレーってはやっているのか?テレビとか見ないからわからないけど。札幌で35年ほど前に誕生し、今ではスープカレー専門店まであって、50件を数えるそうな。基本的にはさらさらのカレーのスープ(コンソメスープのようなただずまい)で、チキンの足とか、ジャガイモとかがごろっ!って入っているらしい。ご飯とは別の皿で、べつべつに食べるのが普通だと。ヤフーで検索したら、目が回るほど出てきた。スープカレー掲示板まである・・・。ういー。
 僕が食べたのは
S&Bのそれだけど、へえ、そうか。ってかんじ。なるほど。水様下痢状の・・・いやいや・・・消化しきれなかった人参とかじゃがいもとか・・・・いやいや・・・といった見かけだが。面倒なのでむっちゃご飯にかけて食べた。なかなかうまいな。と思ったが、ホントのスープカレーはこんなんじゃないらしい。食べたいな。札幌でスープカレー!!
 ちなみに、S&Bのスパイシーチキンカレー(レトルトだ!)、っていうのもスープのカレーなんだけど、これはうまい。実はこちらの方がうまいと思う。試してみてくれ。辛口だ。
 今日は紹介しようしようと思ってるうちに1ヶ月以上がたち、既に話題になりまくってしまっててちょっと恥ずかしい、って感じですが、ノルウエーのクラブジャズ系のレーベル
JAZZLANDから。このレーベルについてはいろいろ、後日書きたいです・・・。どのアーティストも個性強くて刺激的です。なにより、ジャズです、しかも今の。どれも今聴いておくべきジャズです。レーベルオーナーBugge Wesseltoftの1998年のセカンドSharingから。(もう3年前に出てたの・・・知らなかったが。恥ずかし。)

2001年5月16日水曜日

愛誰是誰 / 某某人

 あはははは!んば、見たよ。先行者!知らなかった。知らない人のために・・・以下のホームページを順に見て下さいな。先行者とは中国が開発した2足歩行のロボットです。
 1.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/tamasiitop/robotyuugoku/robotyuugoku.htm 2.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/kikaku/kahou/kahou5.htm 3.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/kikaku/kahou/kahou7.htm 4.http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/kikaku/kahou/kahou8.htm
「侍魂」っていうホームページに勝手にリンクしました。そして、こちら。人民日報のホームページから、
 5.http://www.people.ne.jp/j/2000/11/29/jp20001129_44763.htmlそうかあ、去年の話題なのね。最新情報を入手したひとは教えてな。
 って、ことで、ほっこりしたとこで、思い出したのは・・・某某人。1993年発表のその名も中国Rapってアルバム。おそらくこれ一枚しか出ていないと思うんだけど・・・。圓圓(tutu、漢字が少し違うけど)をはじめとする、もちっと太ってて、いかにもなチャイニーズライクな3人組。Rapといえども、HipHop的なそれではなくて、牧歌的な和やかな歌謡曲に中国語のラップ。いかにも大陸的なおおらかさが漂ってて、どうでもいいやって気分です。その中からどれでもいいけど、2曲目なんかを(他のはフォントが表示できないし)。僕は中国で売ってたカセットを買ったんですが、たしか、Pヴァインとかから、当時調子に乗った日本版CDが出てたはずです。非常に貴重な音源で、僕はおもしろくて好きですが(実はいい曲多し)、だまされてもいいやって人以外は見つけても買わない方が・・・いやいや。名盤ですぜ。

2001年5月15日火曜日

SUDDENLY / HERBERT

 いわゆるバーゼル・フェアは本名World Watch and Jewellery Showといって、スイスのバーゼルで開催される時計と宝飾品の展示会で、世界中の時計メーカーが新作を発表する、おそらく世界一の時計フェアである。今年は3月22日から3月29日にかけて開催されたようだ。そろそろいろんな情報誌、時計専門誌なんかにレポートが載る頃であるが・・・。あああ、見るんじゃなかった。物欲があああ。
 話題は新世代スポーツウオッチとか、Ulysse Nardinの新ムーブメント「フリーク」(何とムーブメント自体が回転して時間を表す!)。Eberhard(エベラール)の横目4つ並びクロノグラフ、クロノ4も新鮮、かつ美しい。A. LANGE & SOHNE(ランゲ・アンド・ゾーネ)のランゲマティック・パーペチュアルは完璧な美しさで、ため息が出る。BLANCPAIN(ブランパン)のトゥールビヨン・クアトロも複雑、かつ美しい。PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)のRef.5134もシンプルで美しい・・・。しかしこの辺の時計は数百万からBLANCPAINに至っては2800万円(!)とどうでもいいような値段で、見て楽しむものなんだな。
 一番心が動いたのは、これ。われらがCITIZENのカンパノラ・コスモサインCTV57-0741SS。って、どこのホームページ探しても、写真さえまだ出ていないのね。何と、文字盤に星座板がついてて、現在時刻の星座の位置を文字板上に表示する機能が付いているのだ!!しかも、とてもデザインも凝っていて美しく、クール!黒の文字盤に濃紺の星座板。ああ。しかもクオーツだから値段もそこそこ、何とか手が届きそうな・・・。あああ・・・。捜査中ですので、情報ありましたら。
 曲はHerbertの最新作Bodily Functionsなんかから。自己のPCCOM(Personal Contract for the Composition Of Music)
なるストリクトな作曲方針っていうか、ルールに従った、自分を厳しく制限するような作曲を行って出来上がった素敵な作品。基本的にはクラブ系の音なんだけども、ジャズにも通じるようなただづまい。Dani Sicilianoの乾燥した低体温、低血圧なヴォーカルも素敵。ああ。

2001年5月14日月曜日

DREAM ON / DEPECHE MODE

 今日はDepeche ModeのニューアルバムEXCITERの発売日なのね。この曲はニューアルバムからの先行シングル。Martin Goreはもう少し認められて良いソングライターだと思う。深くて重いいい曲を書く。David Gahanの声もますますしぶくて。当然、地方のかたは、もう少し待てってことで。早くアルバム聴きたいものだ。因みにこれはCDシングルなんだけど、最近は一曲に何種類ものシングルがでて困るよ。最もオーソドックスなミックスのCDシングル買ったんだけど、ジャケットにタイトル書いてないから、タイトルさえわかんないし・・・。ふにゃー。

2001年5月13日日曜日

JUNE / REI HARAKAMI


 昨日の学会もとどこうりなく終わって。何かほっと一息っていうか。倉敷で学会だったので、自分の発表が終わったら他の先生なんかと美観地区をふらりと・・・。天気もよかったし。夜は久しぶりによく飲みました。そして、気付いたら医局のソファで寝ていました・・・。ちょっとした二日酔いを抱えて、鳥取に帰ってきました。ああ。また、CD買ってしまった。
 その中の一枚、REI HARAKAMIの新作
RED CURBSublime Records)。明らかに普通と違うどこにもない旋律に、シークエンス、先の読めない展開・・・。優しくて、美しくて、流れるような音響エレクトロニカ。どんどん曲はわからない方向へ方向転換していくが、決して難解ではなく引きずり込まれていく。いわゆるテクノのミニマルな感じではなくて、そうか、ジャズのアドリブなんかと同等に聴けばいいのか。しばらく聞き込んでみたい一枚。このトラックは不思議なロマンチシズムあふれる一曲。よい。

2001年5月12日土曜日

無題

←岡山で学会・・・夜は医局の先生とかと飲み会。へべれけ。

2001年5月11日金曜日

ROCKET MAN (I THINK IT'S GOING TO BE A LONG, LONG TIME) / KATE BUSH

 やー、昨日はくちゃくちゃにいそがしくって、ご飯も食べれないほど。結局、病院で半徹夜だった。スライドは何とかでっちあげました。今日は今から岡山に帰ります。学会は明日の朝。準備なんかまだまだ・・・・。粉砕されてきます。ああ、明日の今頃は・・・?
 ところで革靴はあんまりこだわった事はないんですが、
あの時履いていたの(きちゃないなー、この写真の靴・・・)はモンクストラップ(なんか、ベルトのようなものがついている物)のストレイト・トゥのやつです。むかしっからモンクストラップ好きなんですよね、なんか。メーカーはこだわりません。こだわると無茶苦茶高いから。でも、この間のやつは3年履きましたね、なかなか、保ちますよ。毎日ほとんど履きっぱなしなのですが・・・。
 
曲はElton John & Bernie Taupinのカバー。1990年のこの二人のトリビュートアルバム、TWO ROOMSなんかに入っていますが、持ってません。そんなに興味なかったので。これはKate Bushの12インチ・シングルROCKET MAN (I THINK IT'S GOING TO BE A LONG, LONG TIME)からなんですねー(因みにB面はCandle In The Windのカバーです)。Kateのあの独特の声に、なぜかケルティックな雰囲気でポップなロケット・マンです。素敵なカバーソングです。
 って、ことで明日は更新されない予定です。じゃ・・・

2001年5月9日水曜日

TSUKUSHI / RINGO

 ねむいです。しんどいです。もう勘弁して下さい。ごめんなさい・・・。学会って完全にエクストラな仕事で、日々の仕事をこなしつつしなければいけないわけで・・・。普段から忙しいのに、もう寝る間もありません・・・。ぐー。もっと早くからせえ、って?そりゃそうなんですが、その時その時で、いつもそれなりに仕事ありますからねー。ゆっくりと寝たいものです。
 リンゴは、あの某有名バンドのドラムの人とは関係なく、ススム・ヨコタの別名ユニット。1995年のPLANTATIONから。シンプルでLove&Sweetな心地よいハッピー・テクノ。無邪気に楽しめて、ほっこりと幸せな気分。こんな曲作れたらなあ、っていつも思う。この間、Grinning Catっていう新譜をだしたばかりですが、僕はやっぱりここに帰ってきてしまいますね。他の人がどうあれ、僕はこれがススム・ヨコタのなかで一番楽しめるアルバムです。ぐー。

2001年5月8日火曜日

BUG / ALTERED STATES

 やばいです。いや、まじで。何が、って?、そら、あなた。学会の準備が・・・。せっぱつまっています。いや、まじで。
 アルタード・ステイツかっこいいです。ホッピー神山のレーベル、God Mountain(そのまんまですな・・・)のコンピレーション・アルバム
Neu Konservatiwの一曲目。1993年発売。1990年結成のアルタード・ステイツは内橋和久;electric guitar、effects、ナスノミツル;electric bass、芳垣安洋;drumsの三人組ですが、それぞれが非常に達者なアーティストで、それぞれ単体でもいろんな作品にちらほらと参加していたりして引っ張りだこのようです。アルバムも何枚か出しており(最近では、朝日のようにさわやかに(1999)かなあ、それ以降は出ていないなあ・・・。)、それぞれにいいのですが、この曲はかっこいいのに他のアルバムには入ってないようなんですけど。ギター、ベース、ドラムのシンプルなセットでの爆走するインプロビゼーション。曲のイメージを作り上げてはまたそれをたたき壊して、どんどんと展開していく様は、全身が複雑骨折したアバンギャルド・ロック・ジャズ。うまいです。かっこいいです。因みにこのコンピ、他にもp.o.nとか、Optical8、Ground Zero、高円寺百景、Tipographica、Demisemi Quaver等々日本のアンダーグラウンドを代表するアーティストが集結した、内容の濃いアルバム。今からでも遅くありません、手に入れて下さい。解散しちゃったバンドも多いですが・・・。

2001年5月7日月曜日

WATER SEQUENCE / DUBARCHANOID TRIM


 人間の耳には実は指向性はあんまりなく、実にいい加減な物で・・・。さすがに左右の判断はできるのですが、上下とか前後とかは結構判断つきにくいと思うのですがどうでしょう?。耳は左右2つしかないし、耳介も退化してしまっていて実はあまり集音機能はないものですし。実際、例えば家の中でなにか物音が聞こえたとき、それがどこから発せられている音なのかは以外と判断つきにくいことが多いでしょ?この間、螺旋階段で誰かのポケベルの音が鳴ったとき、それが上の階から聞こえてきたものか、下の階からのものなのかわかりませんでしたし。人間の耳って結構いい加減と思うんだけど、どうかしら?
 新しいアルバムも紹介したいのがたまってるんだけど・・・旅の写真も整理中なんだけど・・・、時間がないー。学会済んだら徐々にアップしますんで、また見てね。ってことで、新しいアルバムから一曲。Dubarchanoid Trimの4月末に発売されたばかりのファーストアルバム、DUBARCHANOIDから。岩城ケンタロウのソロ・プロジェクトで、それ以上はよく知りません。ラテンやアフリカンなドラムパターンをベースにしたアブストラクトでアンビエントな、テクノ、ジャズ、ダブ。とはいっても、あんまりラテン、ラテンはしていなくて、もう少し体温の低い東京発の音。暑苦しくなく、耳にも嫌みがなく、良質なサウンドスケープ。興味深い音とシークエンス、いいですよ。この曲はちゃぷちゃぷ水音につつまれたダブの曲。その他Julia FordhamのHappy Ever Afterの土着的かつ涼しげなカバーなんかもあったりして(もともとアフリカンなテイストのある曲だけどね)。Lovin' Circle/File Recordsから。
 今日も朝は4時から仕事してて、なかなか忙しくて・・・。スライドも出来ていないし、仕事も終わっていないし。この日記だけつけに帰ってきたって感じ?また、今から仕事に戻るぞ→(今10時45分PM)。ヘデイクもコンティニューっちゃ。うわーん。

2001年5月6日日曜日

CAVALRY OF CLOUD / SHELLEYAN ORPHAN

 「鳴き砂」・・・昨日の砂丘つながりで、そんな話題が出ました。踏みつけると「きゅっ、きゅっ」となる砂の事ですが、いったいどこにあったっけな?鳥取砂丘は鳴き砂ではないはずですが?yahooで検索してみると鳴き砂の権威とおぼしき元同志社大学工学部教授、現日本ナショナルトラストの全国鳴き砂ネットワーク顧問という三輪茂雄氏のホームページMusical sandが引っかかってきました。氏は専門分野は粉体工学で、ふるい分け研究から始まったそうですが、その後、とくに石臼研究と鳴き砂研究に専心されているそうで、現在は全国および世界の鳴き砂の現状調査中で、成果をこのホームページで公開中との事です(氏のホームページより抜粋)。このホームページを訪れてみると、「私は誰?」といってほほえむ氏の表紙に全身の脱力感と軽いめまいを覚えるのですが、サイトの内容は非常に奥深く、興味深いです。鳴き砂の成因、原理から、日本・世界の鳴き砂分布等々科学的にかつロマンチックに、詳しく、時にユーモアを交えて公開されています。水中鳴き砂とか、日本を斜めに横切るある一つの線上に鳴き砂が分布するという「謎の一直線」、鳴かなくなった砂を元に戻す方法、なぜ鳴き砂の音は魅力的か?(鳴き砂の音はほぼ400ヘルツの周波数をもっているかららしい、と氏は考察する。)等々、興味深い話題はつきません。なんと、昔、鳥取砂丘も鳴き砂だった可能性があるとのことではないですか。ほうほう。非常に興味深いサイトなので訪れてみて下さい。ロマンチックですな。
 曲は鳴き砂とは何の関係もなくShelleyan Orphan。Caroline CrawleyとJemaur Tayleの男女デュオ。これは1987年のデビューアルバム
HELLEBORINEから(レーベルはROUGH TRADE!!!)。管弦楽器を多用した、クラシカルな面もちのネオ・アコと申しましょうか。流れるような爽やかな音楽で、非常に気持ちがよく、二人ともがヴォーカルをとるのですが、特にCarolineの声はなかなか清らかで素敵です。歌詞の内容も文学作品(出典はわかりませんが・・・)からの影響を受けたと思われる文学的なもののようです。彼らには3枚のアルバムがありますが(2作目は89年、Century Flower、3作目は92年、Humroot。あと、Sealed with a kissのカバーをやったシングル?)、3作目はネオ・アコ調が少し濃くなり、ハーディガーディやフィドルなどの民族楽器を自分の物としてうまく取り込んだ曲調がおもしろいです。再発もされていますので手にも入りやすいか、と。3作目以降は音沙汰なく・・・ひょっとして解散!?
 さあ、次に休みが取れたら鳴き砂を踏みにいきたいなあ・・・と、おもう今日この頃。現実逃避。今日も緊急カテでした。

2001年5月5日土曜日

MIDNIGHT AT THE OASIS / MARIA MULDAUR

 今日は仕事の合間を見つけて、鳥取砂丘など行って来ました。その事についてはこちらなど・・・。
 ってことで、砂丘っつうか、砂漠にちなんでこの曲。ちょっとベタ?Maria Muldaurの1973年の大ヒット曲。ファーストアルバムの
MARIA MULDAURから。このアルバム、Ry CooderやらDr. Johnやら・・・大物が名を連ねていまして、非常に豪華な出来となっています。後ろジャケに各々の顔写真がでておりますが、とりあえずみんなびげぼうぼうで(頭は薄くても)・・・。むっちゃ暑苦しいです。見ただけで体温1度上がります。表ジャケもまあ、なんてゆうんかなあ。時代の流れというんでしょうか?Maria Muldaurが薄ら笑いを浮かべながら夕焼け空から空に浮かんだカーペットづたいに降りてきてる、っていいましょうか。ジャケはあんまり僕としてはおすすめしませんが、中身はいいです。
 ってことで、今日はその後、緊急カテに呼ばれたりでなかなか忙しいし。旅行記書いてるヒマじゃ・・・。頭も痛いし・・・。
 ああっ!!残ってる仕事もしなきゃ!あああああ。あと一日・・・。

2001年5月4日金曜日

SWEET JANE / COWBOY JUNKIES

 頭痛あー。なんか今日、日勤やってたら激しい頭痛がしてきて、頭痛がしながら頭痛の患者さん診たりして。
 Timmins兄弟を中心としたご家族、友達バンドCOWBOY JUNKIESの1988年のデビューアルバムTHE TRINITY SESSIONから。Lou Reed本人も絶賛したというカバーソング。スタジオを借りるお金が無かったから、教会を借りてレコーディングされたってことで、特筆すべきはこの音質。ひんやりと乾いたその広い空間に静かに反響するような音響に、ベースやら足音が地響きのように感じられて、非常に優秀録音版です。教会で本当にすわって聴いているようで、何かいけないことしてるようで・・・。たゆたうような、気だるいMargoのボーカルが素敵な、必要最低限のピースで構成されたスローなロック。アルバム全部聴いているとなんか僕も気だるくなってきて、人生ちょっとヤになります。
 文章考えていたら頭痛もちょっとひどくなってきました・・・・。さよーなら。

2001年5月3日木曜日

SQUAREPUSHER THEME / SQUAREPUSHER

 空白恐怖症っていうんだったかな。白い紙を渡すと隙間がないくらいびっちりと絵やら字やらで埋め尽くしてしまう精神症状。この曲を聴く度、そのことを思い出す。彼がそうって言う訳じゃないし、他の曲ではそうでもないからいいんだけどね。Squarepusherの1996年の一枚目のメジャーアルバムFEED ME WEIRD THINGSからなんだけど、最近のなんかよくわからない混沌とした彼ではなくて、非常に音楽的な傑作。隙間の無いほど打ち込まれたドラムンベイスにTom Jenkinson(Squarepusher)本人がベースをがしがし弾いてて、何かある意味哀愁ただよう叙情的な清々としたこの曲。ありがちな選曲ではあるけど、いいんだって、ホント。今聴いても。はじめに聴いた時はホント衝撃的でしたよ。5月中には新曲も出すそうですな。Squarepusher's new single My Red Hot Car is out on the 21st May. Warp Records。その新曲My Red Hot CarのMP3がダウンロードできるそうなので早速聴いてみよっと→http://downloads.warprecords.com/mp3s/myredhotcar.mp3
 明日はまた日直だし、仕事もたまってきたのをやっつけなきゃいけないし、学会(5月12日)のスライドも作んなきゃいけないし・・・。大変なんだな、本当は。ああ、体がだるい。ゴールデンウィークが雨でも、僕には職場に行くのに傘がいるかどうかぐらいの違いしかないのにゃ。ま、毎年のことですが。

2001年5月2日水曜日

BLUE, TOO BLUE / 三宅 純

 Your life. To go. 新i-book登場しましたね。いやー、なかなか。旧i-bookのバージョンというよりは、Powerbook G4の弟分といったところか・・・。白いボディーも何かいい感じ(Powerbook G4で見慣れたからか?)。しかし何よりDVD-ROMとCD-RWのコンボコンボドライブが驚きですね(っていうか、やっと出たかっていう気もするが)。前回のG4よりヒットするでしょうね。オンラインのアップルストアーもサーバーエラーでつながりませんし、きっと殺到しているんでしょう。でも、やっぱり大きいぞ!重いぞ!もう少し小さくしてくれー。頑張れアップル!
 この曲は1998年の渡辺謙作の映画
「プープーの物語」オリジナル・サウンドトラックから。映画は見るすべもなく、見たこともないので知りませんが、サウンドトラックはあの三宅純のスコアです。三宅純はもともとジャズのトランペッターですが、CM音楽を多数(2000曲以上!)手がけている人で、きっとみんなどっかで彼の曲は聴いたことがあるでしょうね。このアルバム、映画と切り離してもなかなかいいできでして、この曲は抜けるような早夏の青空にマリンバ、ノンジャンルな(何風っていえばいいんだろうなあ)不思議なナンバー。粒だった抜けるようなクリアーな音響はセイゲン・オノの仕業か!

2001年5月1日火曜日

PRESERVATION RECOLLECTED (MISSING RING MIX) / COMBO PIANO

 眠うー。結局2日間ほとんど寝ていないからなぁ。岡山からの帰り道、居眠り運転で帰ってきたんだけど、良く生きて着いたなあ。うんうんうんぅ・・・ぐーー。
 ところで、レコードのカートリッジって、それだけ買いに行くんじゃなくって、今ある針のボロッってとれたカートリッジを持っていって、治してもらうっていうか交換するんだね。知ってた?って、レコードプレーヤー持ってる人は知ってるだろうし、持っていない人は知らなくていい情報だなあ。
 
COMBO PIANOは渡邊琢磨(ピアニスト・作曲家)+αの不特定なユニット。ピアノが中心でその他曲によって様々なミュージシャンとのコラボレート。ジャズを中心にクラブ、ダブ、ノイズ、アバンギャルド、ロック系などなど一言では言い表せないような、いろんなスタイルでやっていますが、どれも自由度が高くて、完成度は高く、洗練されたオトナのちゃめっけ。どれもかっちょいいし、おもしろいです。最近よく聴いています。このあいだ(2月)キップ・ハンラハンとのコラボレートアルバムが出ましたが、これはその直後に出たPINUP IS TAPE BACK : REMIXからの曲。1曲目と2曲目が同じ曲のバージョンとは夢にも思わないようなハッピー・ハウスなリミックス(1曲目はしぶぅい音数の少ないジャズ風)。なんか80年代から90年初頭の幸せな時代をちょっぴり思い出したりして・・・。どのアルバムも面白いので聴いて下さいにゃ。