半野喜弘の新譜はボーカルをフィーチャーした美しい作品となった。ピアノ、バイオリン、ギターなどのアンサンブル、電子ピアノ、声のコラージュ、グリッチノイズなどが繊細に配置された音響空間に、Arto LindsayやJohn Cageとの仕事でも知られるJoan La Barbara等の官能的とも言えるボーカルが高い次元で交差する。とりわけピアノや弦楽器の響きを重視した透明な音響空間は叙情的で崇高である。ドビュッシーやサティが現代を生きていたらこんな音楽を作ったかもしれない。
→Yoshihiro Hanno Documentary Online
0 件のコメント:
コメントを投稿