2003年10月22日水曜日

Tears For Fears / I Believe(1985)


(今日の80's #18)Tears For Fears / I Believe(1985)英23位
Roland OrzabalとCurt SmithのTears For Fears(バンド名はアーサー・ジェノブの著書『Primal Scream』の"恐怖感の代わりに涙を……"という一節からとられた)の2枚目となるアルバム「Songs From The Big Chair」は、それ以前の繊細で傷つきやすい少年といったイメージから、力強さの加わった成長した印象を付け加えた。知的で洗練された傑作アルバムであり、彼らの代表作と言えるだろう。
このアルバムからは、かの有名な「Shout」、「Everybody Wants To Rule The World」の大ヒットが生まれ、計5枚のシングルが切られた(僕は「Head Over Heels」とこの曲が好きである)。この曲は5枚目のシングルカットで、Robert Wyattに捧げられている(「もし彼が聴いていれば」と注釈がある)。ピアノとサックスにボーカルだけの静かな佳曲で、Rolandのボーカルが時につぶやくように、時に力強い。因に12インチの「A Soulful Re-Recording」というバージョンはライブ録音であり、B面にそのRobert Wyattの「Sea Song」のカバーも収録されている。
さて、この後アルバム「Seeds Of Love」を発表後、Curt Smithが脱退しRoland Orzabal一人のユニットになるのであるが、なんとこの11月に再び二人揃ってシングルと来年2月にアルバムを出すらしい。「Everybody Loves A Happy Ending」というタイトルとのこと。これも楽しみ。
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