2003年10月25日土曜日

Panther(Mac OS X 10.3)ファースト・インプレッション

さて、なんのかんの言いながら早々にPantherにアップグレードしました。そのファーストインプレッションを。

<パッケージ>・・・インストールCD3枚とXcode Tools CD1枚。とうとう3枚になったのですね。普通のインストールで使うのはCD1とCD2。CD3は「追加の言語」とか、「X11」などです。

<インストール>・・・とにかく時間がかかります。OS8の頃は遅いマシンでも7分程度だったのに、Pantherでは僕のG4 1GHz dualで55分(Disc1が26分、Disc2が29分)、Powerbook12"867MHzでは75分かかりました。マシンの条件もあるでしょうが、インストールを始めるのは十分に時間のある時にしましょう。途中止めも出来ませんし。インストール自体はいたって簡単です。ハードディスクには1.3Gの空き容量が追加で必要です。これまた大きいですね。

<起動>・・・起動は速くなっています。Jaguar(10.2.8)で1分12秒だったのが50秒ほどに短縮しました。起動時の青いリンゴはメタリックなリンゴに変更になったようですので、名残惜しい方は写真にでも撮っておいてください。

<10.3>・・・全体的な動作は10.2.8より確かに速く、きびきびとしています。ファインダーはいろいろと変更されていますので、まだいじって遊んでいる程度ですが、新しいナビゲーションシステムは確かにわかりやすいです。ファイル名のラベルが復活しるのが嬉しいです。 アプリケーションを開く時に、ふわっと幽霊が飛び出してくるようなアクションになっていますが、なんか気持ち悪いです。 時計も時報を読み上げる機能がつきました。なんといっても特筆すべきはExposeです。F9のキーで重なったたくさんのウインドウが、しゅっ、と小さく整理され一覧できます。下に埋もれたウインドウを探す時にかなり便利です。使っているうちに良さが実感できるような気がします。PreviewMailの動作もきびきびと体感でわかるほど速くなっています。Adobe Readerの存在意義が危ぶまれます。Safariもアップされているようで、以前文字化けが多かったサイトをいくつか試したのですが、いまのところうまく表示されています。これはうれしいです。iChatAVは正規版にアップしています。またiDiskがオフラインでも使えるようになっていて、通信が遅い私の家では便利そうです。ファーストユーザスイッチはマルチアカウントで使っていないので、試していません。FileVaultもまだです。

というわけで、14800円が高いかどうかは難しいところですが・・・。目新しいソフトウエアが増えたというわけではなく、全体的な速度のアップとファインダー周りの細やかなチューンアップがメインですから。しかし、使っているうちに良さがじんわりとわかってくるバージョンだと思います。OSの安定性や体感速度というものはいろいろな作業をする上で、ストレスにかかわってくる事だと思います。気持ち良く作業できる事が重要ですから。そういう意味では順当なアップグレードかもしれません。
さっと使った感じはこんなところです。また新しく感動するような事がありましたら報告します。

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