2003年10月2日木曜日

Peter Gabriel / In Your Eyes(1986)


(今日の80's #5)Peter Gabriel / In Your Eyes(1986)米26位
元Genesisの(といったところで、両者とも脱退後の活躍の方が今となっては知らせているのだが)Peter Gabrielの5枚目のアルバム「So」(1986)。初めてタイトルが付けられたアルバムであり(それまでは全部「Peter Gabriel」だった)、初めて本人の気持ち悪くない写真がジャケットに使われたアルバムである。そしてなにより批評家好みのカルトなカリズマ・アーチストから初めて世界中に受け入れられたアルバムである。このアルバムの完成度の高さは随一であり、民族音楽から60年代ソウル風、静謐で深い曲と、懐は広くどこまでも洗練されている。広がりを持った深い音響はプロデューサーDaniel Lanoisの仕事であろう。
このアルバムから「Sledgehammer」、「Big Time」(ともにユーモアを持ったビデオクリップが強烈)の大ヒットが生まれたが、この2曲に挟まれる形でカットされた第2段シングル「In Your Eyes」が中でも好きである。この曲はアフリカのリズムと音階をモチーフに使われたと思われるが、聴きようによってはラブソング、聴きようによっては神への賛歌のようにとれる佳曲である。広々とした圧倒的な大地が目前に広がり、後半部分での天から降り注ぐようなYoussou N'dour の声が神秘的ですらある。いつまでも大切にしていたい曲である。

Kajagoogoo / Turn Your Back On Me(1984)


(今日の80's #4)Kajagoogoo / Turn Your Back On Me(1984)英47位
KajagoogooはLimahl在籍時の影響かアイドルバンドとして認知される事が多い。しかし、そもそも大ヒットの「Too Shy」にしてもフュージョンの影響を感じさせるように、かなりの実力派だということは知ってても良い話である。
1984年突然のLimahl脱退(というより、音楽的な方向性の違いでLimahlが外されたのは、その後の両者の音楽を聴けば明らかである)後に発表されたセカンドアルバム「Islands」は意外な名盤で、Nick Beggsのチョッパー・ベースを始めファンキーでかなりかっこいい。「Big Apple」にしてもほぼフュージョンといえるバックにNick Beggsの(少し声量は狭いが)絞り出すような声が新鮮だった。
さて、この曲「Turn Your Back On Me」はそのアルバム「Islands」からの「Lion's Mouth」「Big Apple」に続く3枚目のシングルで、Nick Beggsのベースがブンブンとグロテスクでかなりカッコいい。この曲のビデオも顔が豚になったり虫が出てきたり、グロテスクで印象が強い。願わくばもう一度見たいものだ。彼らはまた敬虔なクリスチャンで曲の歌詞もそれに準じたものが多いように思われる。残念ながらバンドはその後1985年に解散するのであるが、Nick Beggsは今でも活躍中とのことである。
もしかしてアルバム「Islands」は廃盤(CD化されていないらしい)?せめてベスト盤をチェックしてみて下さい。

2003年10月1日水曜日

カンパリ(Campari)


いつのころからかカンパリが好きでよく飲んでいます。赤くて甘くて苦いお酒です。
カンパリは1860年、イタリアのミラノでガスパーレ・カンパリによって創られ、2代目のダヴィデ・カンパリの時代に「カンパリ」という名前になったそうです。ビターオレンジの果皮、キャラウェイ、コリアンダー、シナモン、カルダモン、ナツメグなど30種類以上のハーブ・スパイスをアルコールに浸出させて作ったビター系のリキュールですが、今でもカンパリの原材料は極秘で、精製方法は門外不出だそうな・・・。そういわれたらミカンの皮のような味がします。僕も初めて飲んだときには、そのくせのあるにおいと苦くて甘い味が、苦手だ!と思ったもんでしたが、飲んでいるうちその奇妙な苦みと甘みが絶妙で・・・病みつきになっちゃうのね。くせのあるものほど、くせになるんだな。ホント。きっとこの味、苦手な人は多いと思いますけどね。実は成分が胃に優しく、二日酔いにもいいとか(ホントかな?)。
飲み方としては、オレンジジュースで割って「カンパリオレンジ」、ソーダで割って「カンパリソーダ」、45mlづつのカンパリとグレープフルーツジュースにトニックウオーターを少量加えて「スプモーニ」などカクテルベースとしてよく使われますが、僕はもっぱらロックで飲んでます。
実はもう一つ楽しみなお酒を買っているのですが、それはまた週末にでも飲みましょう・・・。

Mac OS X 10.2.8

去る9月23日にMacOSXのアップデータが発表され、アップデートしたのですが、翌日には配布中止されたまま今に至っています。情報によるとMacOS 10.2.8にアップデートすると一部のPower Mac G4でEthernetネットワーク接続ができなくなるとのことですが、 アップデートして接続できなくなっちゃった人はちゃんとこの情報を見られたのでしょうかね?
僕は今のところつながっているようなので問題なく使っておりますが・・・。
もしかして、このまま幻のバージョンになるのかしら?

Suzanne Vega / Gypsy(1986)


(今日の80's #3)Suzanne Vega / Gypsy(1986)
この曲がアルバム「Solitude Standing」(1987)のファーストシングルだったということは、どのくらい知られているのだろう?
85年デビュー、86年にMarlene Dietrichのことを歌った「Marlene On The Wall」、Joe Jacksonのピアノをフィーチャーした「Left Of Centre」(映画「Pretty In Pink」の挿入歌)でまずイギリスで注目され、まずまずのヒットとなった。その後のセカンドアルバム「Solitude Standing」からの2枚目のシングル、児童虐待の歌「Luka」が米英でブレイクし、アコースティックな女性シンガーソングライターのブームの先駆けとなったのはご存知の通りである。その後なぜかあまり大きなヒットはない(DNAの「Tom's Diner」以外)が、順調に作品を発表しているのはうれしいことだ。とはいえ最近ベスト盤が多いのが気になるが・・・。求む新作。
さて、この「Gypsy」という曲。その「Solitude Standing」からの先行シングルだったはずなのに、イギリスでもアメリカでも全くヒットせず(チャートにも入らず)隠れた名曲となってしまった、Suzanne Vegaのハスキーな声が清楚で素敵な、風を感じる一曲。
アルバム「Solitude Standing」も情景描写のするどい清楚で知的なアルバムで、以前のブームとしてではなく、女性シンガーソングライターの名作の一つとして再発見、再評価したい一枚と思います。

Robert Palmer / I Didn't Mean To Turn You On(1986)


(今日の80's #2)Robert Palmer / I Didn't Mean To Turn You On(1986)米2位、英9位
9月26日早朝、Robert Palmerが亡くなった。1949年1月19日生まれだから、享年54歳。早過ぎる死であった。心臓突然死とのことであるが、詳細は不明である。
70年代始め頃から活動を始め、83年のバラエティに富んだ名作アルバム「Pride」、Duran DuranのAndy Taylor、John Taylorらと組んだPower Stationでの成功を経て、間髪をおかずに発表された85年のアルバム「Riptide」。彼にしてはヘビーなロックアルバムで、このアルバムからの2枚目のシングル「Addicted To Love」の大ヒット(米1位、英5位)は、長身で無表情なモデルに自分のバックバンド役をやらせたビデオとともに彼の名前が知られるきっかけとなった。このとき彼は36歳。やりたい放題にいろいろな種類の歌を歌ってた。かっこよかった。
この曲「I Didn't Mean To Turn You On」は同じアルバムから4枚目のシングルカットで、Cherrelle(84年・米79位)のカバー。タイトなリズムとシャープなギター、そして彼特有のうにゃうにゃとしたダンディなボーカルがかっこいい。この声で「君を誘惑するつもりじゃなかったんだ」なんて歌われると・・・。むー、男の敵ですな〜。因にこの12インチシングルには、CDよりも1分ほど長いOriginal Long Versionが収められていますが、よく聴かないとどこが長いのかわからない通好みな仕様になっています。
その後もブルー・アイド・ソウルの名手としてブルースからカリプソまで歌い、つい先日新作「Drive」を発表した矢先であった。Warren Zevonの「The Wind」は意図された遺作(それも珍しいが)だったが、この「Drive」は予期せずして遺作となってしまった。キザでにやけた色男、そして類いまれなる才能のボーカリストが、また伝説になってしまった。まだまだ活躍して欲しいアーチストだっただけに、とても残念である。彼の再評価を望む。ご冥福をお祈りいたします。


2003年9月19日金曜日

The Cars / You Might Think(1984)



(今日の80's #1)The Cars / You Might Think(1984)米7位
 産まれてはじめて聴いた曲は何か忘れましたが、自分から聴いたはじめての洋楽は「Talking Heads / Burning Down The House」だったと思います。ある1983年の日曜日の午前、ラジオを曲名もわからずノイズ交じりで聴いていたのを覚えています。13歳のときでした。当時洋楽を聴いている友達も多く、Wham!、Madonna、Van Halen、Duran Duran、Culture Club、Michael Jacksonなどが爆発したのもこの時で、音楽にひきずりこまれるのにこれ以上理由はいりませんでした。深夜に洋楽をかける番組があると知って、親に隠れてこっそりと見た、それが小林克也の「ベストヒットUSA」でした。そして1984年は僕にとって特別な年になりました。
 その時流れた曲がこの曲で・・・、衝撃的だった。Ric Ocasek(顔が長い)率いるアメリカンロックバンドThe Carsの5枚目のアルバム「Heartbeat City」からのシングルカット。(顔の長い)Ricがハエになったり、キングコングみたいになったりして女の子をつけまわすこのコミカルなビデオは第一回MTVビデオ・ミュージック・アワード大賞を受賞しました。「Heartbear City」は僕が初めて自分で買ったレコードで、どこまでもポップで都会的なセンスあふれるアルバムになっています。このアルバムからは「You Might Think(米7位)」、「Magic(12位)」、「Drive(3位)」、「Hello Again(20位)」、「Why Can't I Have You(33位)」の5曲のヒットが生まれ、「Hello Again」のビデオではアンディ・ウオーホールも参加しています。バンドはこの後「Door To Door」というアルバムを残し解散、ベースとボーカルのBenjamin Orr(名曲「Drive」のボーカルはこの人)は2000年10月4日(45歳)癌で他界されたそうです。
 僕が80年代で一番はじめに語るべきアーチストですね。もっと評価されてもよいバンドだと思うのですが・・・。

NAILS


オランダの漫画家Hoogerbruggeのホームページ。
Flashによる前衛的な作品集ですが、そのアイデアとセンスは卓越しており、ブラックユーモアも利いていて面白いです。数週間に一回ほどですが、着実に新作を発表しているようです。
かなり昔から紹介されているので知っておられる方も多いかもしれませんが、ご紹介を。
ネクタイの男(本人?)をクリックしてくれ。
NAILS(メインのホームページ)
http://www.hoogerbrugge.com/
以前発表されていたMODERN LIVING/NEUROTICAというシリーズ
http://www.hoogerbrugge.com/ml.html
FLOW
http://streams.omroep.nl/nps/dekortefilm/mixedup/flow/flow.html
SPIN
http://www.hoogerbrugge.com/other/spin/

2003年9月18日木曜日

Viewsic「80's HITS」最終回!?

衛星放送のViewsicで毎週放映されていた「80's HITS」が今月末で終了してしまうようです・・・。80年代のかなりマイナーなビデオクリップを放映してくれる数少ない番組のひとつだったのに・・・。遅ればせながら今年の春くらいからはビデオにとって見ていましたが、残念です。あれやこれやリクエストしたい曲もあったのになあ。
さて、VJ の矢口清治 さんは80年代「アメリカントップ40」という番組に湯川れい子さんなどとともに出演されており、10代だった僕はそのAMラジオ放送をノイズの中聞いていたのを思い出します。そのころチャートをノートにつけていて(チャートマニアという言葉が頭にまわりますが・・・)、毎週ノートにつける事で英単語を少しづつ覚えたような気がします。
矢口清治 さんは当時と変わらない優しい口調でしゃべられており、当時のことを思い起こします。
どなたか80年代の洋楽のビデオクリップをたくさん流す番組とかご存知ないですかね?

2003年9月16日火曜日

New PowerBook発表!(Apple Expo2003基調講演)

Apple Expo 2003(パリ)のスティーブ・ジョブズ氏による基調講演で、12、15,17インチのNew PowerBookとWireless keyboard、mouseが発表されました。
おおかた以前からのうわさ通りでしたね。
詳細はこちらで→Apple