2004年3月25日木曜日

David + David / Welcome To The Boomtown(1986)


(今日の80's #26)David + David / Welcome To The Boomtown(1986)米37位
1985年にカリフォルニアで結成された二人のDavid(David Baerwald、David Ricketts)によるユニットのデビュー曲。この曲はアルバム「Boomtown」からのシングルであるが(この曲はアメリカで37位、次のシングル「Ain't So Easy」は51位)、バンドはこのアルバム1枚のみで1987年にはさっさと解散しており、印象が薄いのかその後あまり話題に上らないようだ。しかし、この曲は当時かなりのインパクトを受けた。震えるような歪んだギターの高音で始まるこの曲は、イントロだけでなにやら不穏な世界に連れていかれる。夢に破れて道を踏み外し転がり落ちて行く人たち、一見何でもない新興住宅地でのドラッグにまみれた厳しい現実を次々と切り取っていく。ダークでシニカル。でも行き詰まった感じというよりは、どこか救いのあるようなそんな曲である。これもまたアメリカの一つの風景。
ユニット解散後はそれぞれソロで活動しているようだが、特にDavid Baerwaldはソロでアルバムを発表するかたわら他人のプロデュースや作曲も手がけており、Sheryl Crowの「Tuesday Night Music Club」などはほとんどDavid Baerwaldの手がけた曲である(ちなみにこのアルバムにはDavid Rickettsも参加しており、ここで二人顔をあわせている)。他にはSophie B. Hawkins、Joni Mitchell、Rickie Lee Jones、Robbie Robertson・・・などなど様々なアーティストと共演しているらしい。結構イイ仕事してるなあ。
David Baerwald Info Source・・・David Baerwaldのファンサイト。レアなライブなどの膨大なmp.3が・・・いいのだろうか。

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