辛いものが大好きである。辛いものを食べたら決まって腹痛にみまわれ下痢をするが、それでも好きである。
ところで辛さには単位があるのはご存知だろうか。スコヴィル単位(Scoville Unit)というのだが、1912年ウィルバー・スコヴィル(Wilbur Scoville)が定義したものである。これは辛みの成分を砂糖水で薄めて人間の舌で舐め、辛さを感じなくなった砂糖水の濃度で決定するのであるが、かなり主観的であいまいな定義である。現在ではカプサイシン量を高圧力液体クロマトグラフィー法により正確に分析するそうである(単位はやはりスコヴィル)。例えばタバスコ・ソースは2500スコヴィル(2500倍の砂糖水に溶かすと辛味を感じなくなる)で、純粋カプサイシンは1600万スコヴィルとのことである。
さて、世界には辛い物好きも多いらしく、とにかく辛いソースが各種生産されている。その名も「最終兵器」だの、「狂犬の復讐」だの、「悪魔の血」だの、「メガデス」、「爆心地」、「悪徳な毒蛇」、「放火魔」・・・と、とても食べ物とは思えない。調べた範囲で現存する最も辛い(スコヴィル単位の大きい)ものは、Extreme Foodのブレアの午前6時のソース(BLAIRS 6AM RESERVE)(写真)!ホームページの記載では1030万〜1600万スコヴィル(タバスコの6400倍)!!999ボトル限定、124.99ドル!こんなもの口に入れられる人いるのか?
以前この会社のAfter Deathソース(約4万スコヴィル、タバスコの18倍)が2〜3滴で激辛になる凶悪なソースだという話を書いたのだが(自分のHPの日記、2001年8月6日)、全く甘ちゃんだと思い知らされた。すまんかった。
ご興味ある方は、是非お早めに。僕は普通でいいです。
以下、参考にさせていただきました。
→ホットソースワールド
→薮不知の辛いもの大全
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