(引っ越し日記 #1 - あと61日!)物心ついて初めての引っ越しは小学4年生の時だった。幼少時のほぼ全時期を過ごしたアパート。冷蔵庫を動かした跡の白い壁に、小さい頃書いた落書きが現れ、ここを離れる寂しさに泣いたらしい。恥ずかしいけど覚えている。
高校を卒業し浪人、大学と、そして就職後の今も転勤が多く、結局、高校を出てから現在までにざっと12回の引っ越しをした。その土地と仕事に慣れるのに1年はかかるようで、たいてい慣れた頃に転勤となる。経験上2年は経たないとその部屋に愛着がわかないらしく、以前のようなノスタルジーに浸る事もあまりなくなった。むしろ1年以上住んでいると、どこかに引っ越ししたくなるのである。現在住んでいるところは約1年半が経過し、転勤はないけどどこかに引っ越しでも・・・と思っていたところであった。
さて数週間前の話だが、うちの教授と講義に来られた客員教授を交えての食事に参加させていただいた。そうしたらその食事が終わる頃には僕の転勤が決まってしまっていた。現在している実験の勉強をその大学にさせてもらいに行くのだ。それは自分の為にも望むべき事である。行き先は東京。できれば早い方がいいと。結局来年の1月に東京に転勤する事になってしまった。ううむ。田舎者なので憧れる事はあったが、この年で東京とは・・・。
今までのどこへの引っ越し先よりも遠く、頻回の行き来は経済的にも無理だろう。とはいっても引っ越し先は実際に見ないと決められないし・・・。荷物も整理して減らしたいし、車も持っていきにくい。そもそも独身の身での引っ越しは、朝から晩まで仕事をしながらいろいろな手続きをしなければならず、非常に面倒くさい。そのうえ生まれもっての「ぎりぎりにならなければ何もしない」無計画な性格の持ち主でもある。
幸いなことにあと2ヶ月ある。首尾よく引っ越しは可能だろうか。ゆっくり考えよう・・・・。
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