Trevor Horn率いるZTTレーベルからArt Of Noise、Frankie Goes To Holleywoodに次いで1984年にデビューしたドイツのエレポップな4人組。ZTTレーベルは当時その驚くべき革新的な音で注目を浴びており、このバンドについても興味を持ってチェックしていた。デビュー曲「Dr. Mabuse」、3枚目のシングル「p-Machinery」のようなドラマチックかつ大げさな、全体的に重々しく暗いデジタルな曲調が彼ららしくドイツっぽかった・・・ように思われる。きまじめでちょっと暗く愛想のない感じというのが当時の僕のドイツ人のイメージであった。
ともあれ、これはアルバム「A Secret Wish」からの2枚目のシングルで、A面「Duel」は珍しく明るい曲で、鼻の詰まった竹内まりあといった感じの歌謡曲調エレポップである(とはいえアメリカの曲のような能天気さというより、なんだか地下の疑似的な晴天のような感じ)。しかし、特筆すべきは対になっているB面の「Jewel」。同じ曲の違うバージョンなのだが、これが過激で危ないエレクトロ・パンクなアレンジになってて興味深い。当時僕はこちらばっかり聴いてた。
昨年ZTTレーベル20周年という事でプロモビデオ収録のDVD付きで再発されたのだが、これまたLPとバージョン違いで・・・ZTTらしいというか。20年経って聴きなおしてみると、なんて言うかやっぱりドイツっぽい重いエレポップでシリアスでそしてカッコ良かった。再発見。
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