2004年2月13日金曜日

Havana Club


(今夜の酒 #3)Havana Club
Cuba Libre(クバ・リブレ)というカクテルがある。ラムをコーラで割ってライムを搾ったものであるが、これが意外とうまい。「Cuba Libre」という名前はキューバがスペインから独立した1902年の合言葉「自由なキューバ万歳!」に由来しており、独立を支援していたアメリカのコカコーラでキューバのラムを割ったのが始まりとされる。今のアメリカとキューバの関係を考えると、なんと皮肉な取り合わせであろうと思うのだが。しかし、両国の関係はさておき、ラムとコーラがそれぞれの味を引き立てあってこれらの相性は抜群である。レシピは至極適当でいい。ラム適量にコーラ適量。当時はコカコーラしかなかったこともあり、それ以外のコーラで作ったものは偽物らしいが、今はキューバ産のコーラもあるようだ。キューバのクラブでラムのボトルとコーラだけを注文して適当に割って呑んでヘベレケで踊ったのを思い出す。ラムのくせが苦手な輩にも一度試して頂きたい。ついついイッテしまう。
他にラムのカクテルといえばダイキリやモヒートなどがある。特にモヒートはラムにミントの葉と砂糖を入れライム果汁、炭酸で割ったもので、すっきりとさわやかで呑みやすく非常にうまい。メニューにこれを見つけたら是非呑んで欲しい一品である。ただ、僕はラムは「Havana Club」と決めている。こういう事情もあるのだが、キューバが誇る酒であるし、キューバへのリスペクトでもある。
ところで、「Havana Club」は日本では3年、7年、シルバードライ、Anejo Reservaが流通しているが、実は本国には9年、15年、25年がある。25年物は以前のブームで観光客が買いあさって現在では当地でもまず手に入らないらしいが、15年物は今でも手に入る。70ドル〜120ドル。日本では手に入らない逸品でかなりうまいらしい(僕は買いそびれてしまったのだが・・・ああ、しまったなあ・・・ああ)。これからキューバに行かれる方は是非。

呑みながら書いてたら、やっぱり回ってきた・・・。

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