2004年1月31日土曜日

アンプに電源が入らなくなった

先日突然アンプの電源が入らなくなった。大学生の時に買ったMusical FidelityのB1というアンプで、もうかれこれ14年使い続けていたものだ。
このアンプを手に入れた1990年9月1日の事を今でもよく覚えている。当時使っていたミニコンポの調子が悪くなり新しいコンポを探していたのだが、某オーディオ店でピュア・オーディオに出会ってしまった。当時、車もクーラーもテレビもないただの大学生であり、予算を倍ほどオーバーするそのシステムに躊躇した。一旦、店を出て友達とカレーを食べに行き、悩んだ揚げ句、その足で一時間後には購入していた。
それから僕の音楽生活は一変した。それまで音楽さえ聞こえればラジカセでもいいと思っていたのだが、目からうろこであった。持ってたCDを片っ端から聞き直し、それらの新しい魅力を再発見していった。ジャズやクラシックをよく聞くようになったのもその頃からだ。
僕はオーディオ・マニアではなくただの音楽のファンであり、音質が悪くてもラジカセでもいい曲はいいと思う。ただ、それは聞き手に想像力を要求する。同じ曲でもいい音で聴ければ自然に想像は喚起され、感動させられる。できればいい曲は少しでもいい音で聞きたいものだと思う。
そんな事が頭の中に走馬灯のように浮かんだのだが、アンプに電源が入らなくなったのはヒューズが切れたからだと考え、試しに新しいヒューズを買ってきて入れ替えてみた。ヒューズ1本20円!!安っ!
果たしてたった20円でまた電源が入るようになり何事もなかったかのようにいつものように音が出た。しかし、ヒューズが切れたという事はその他の部品も相当がたが来ているという事らしい。そのうちすぐにまた動かなくなるのだろう。それまで、このアンプでいい音楽が聴きたいな。そして、新しいアンプの事も検討しなければいけないな・・・。

・・・結局、その3日後また電源が切れ、動かなくなってしまった。今まで14年間いい音をありがとう。

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