2001年6月7日木曜日

Infinity Street Car / Tipographica


 疲れる。やっぱり外来60人は疲れる。結局、朝から昼過ぎまで30分おきの枠に5人から6人の予定が入ってて、ひとりあたり5分を越えると次の人がどんどん遅くなっていってしまう。その限られた枠の中で、患者さんの話を聞いて、必要な情報を得て、診察して、検査結果をチェックして、次の検査を予定し、検査をオーダーして、処方をチェックして、処方出して、次の外来受診日を決めて、外来受診日を予約して・・・。見落としのないように、それでいてつっけんどんにならないように、話も聞いて。話の長い患者さんをうまくながして。それが全部で5分越えたらだめなのね。体力的だけじゃなく、精神的にも結構きつくなってくる。何か見落としていないだろうか、無愛想になっていないだろうか。途中、病棟の患者さんのことで呼び出しがあったり、僕自身治療方針に悩んでしまう事もあるし・・・。
 そういった追い込まれた状態でどういった態度に出るか、というところでその人が評価されることがあるのね。気をつけねばいけません。自分自身結構しんどいし、僕もいらいらもしてくる。そういう時にとんでもないミスをして犯しまうこともある。常に冷静を保つようにしているけど、なかなかつらくなってくることもあるのね。医者も人間なんだからね。ああ、あしたも外来・・・。
 ティポグラフィカは今堀恒雄(ギター)、菊池成孔(サックス)等々を中心とした複雑系?ジャズ?ロック?バンド。ホッピー神山のレーベルGod Mountainからのファースト
Tipographica(1993年)から。変拍子で、曲調がころころと変わる複雑なスコアが多いのですが、複雑でアバンギャルドでありながら、しかも聴きやすくポップ。それが可能なのは演奏者がみんなうまいから。いろいろ振り回されて、狐につままれた気分。しかもほっこりとした楽観的な気分になります。このバンドは、この後なんと!メジャー・レーベルから2枚ほどアルバムを出したはずですが、その後解散しています。残念なことです。

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